前回は円形脱毛症の概要と分類についてお話ししました
今回は発症の引き金となるストレスとその他の要因についてお話していきます
円形脱毛症の発症原因で、1番多いと言われているのが精神的ストレスです
ストレスを抑える働きのある交感神経ですが、ストレスが強すぎたり、長く蓄積されると交感神経に異常をきたします
交換神経が血管を収縮させ、身体全体の血行が悪くなると頭皮の血行も同様に悪化し、脱毛につながると考えられています
よって治療の際には頭皮の血行をよくするための処置が行われます
次に遺伝です。
円形脱毛症は調査により遺伝することが報告されています📝
家族に多発性円形脱毛症の人がいる場合は、子供の円形脱毛症の原因にも遺伝が大きく関係していると言われています。
次にホルモンバランスです。
円形脱毛症の原因には妊娠中から出産後の、女性ホルモンの減少も関係しています
妊娠中は女性ホルモンのエストロゲンが増えるのですが、出産と同時に一気にエストロゲンが減少します
エストロゲンとは髪をきれいに育ててくれる、美しさを守るホルモンとも呼ばれています
出産後半年間は抜け毛が多くなりますので注意が必要です
ほとんどの場合は、髪の毛全体が少なくなる抜け毛の症状で収まるのですが、出産後のストレスや栄養不足等により円形脱毛症になることもあります
そして最後は免疫作用です。
本来は外部からの攻撃を守るための免疫機能ですが、免疫機能に異常をきたして、自らの体を攻撃しているという症状です
自分の持つ免疫機能による症状は、円形脱毛症だけではなく、様々な疾患を、発症させていると言われています
近年になりわかってきた最新の円形脱毛症の原因です。
このように様々な原因によって引き起こされる円形脱毛症ですが、気が付いた際には早期の治療が一番の特効薬といえるでしょう