天敵への対応

はじめに、天敵にどう対応するかから検討します。
一般構築を組むときとの最大の違いかもしれません。
天敵に対しては、どれだけのコスト・犠牲を払っても、絶対に通さないことが重要です。
できればテラバースト以外で上から一撃で、或いは2体の集中攻撃で1ターンで仕留める方法を考えます。
仕留め損なうと2ターン目にテラスで受けられたり交替されて、終盤に辛くなります。
隙を作れない場合は、半減受けのために初手でテラスを切ることはやむを得ないですし、この場合はテラバーストを組み込むことも考えられます。
 

   統一タイプの弱点タイプのポケモンへの対応

天敵担当以外のアタッカーに、統一タイプの弱点タイプへ等倍以上となる技を搭載します。
 

フェアリー統一パに対して、相手は(テラスタイプ含めて)毒タイプや鋼タイプ、炎タイプ(或いはそれらの技を搭載しているポケモン)を優先して選出してきますので、地面、エスパー、格闘、水といった、これらの弱点となる技を採用します。

タイプ統一パーティでは、特定タイプの攻撃技を撃てるポケモンが限られ、攻撃・特殊の種族値から、実用的でない場合もありますので、自然と採用するポケモンの選択肢は絞られると思います。
 

相手の選出傾向に加え、テラスタルも相まって一致抜群が通りにくいことから、出来上がった構築にタイプ一致技がない、という事態がよく起こります。

タイプ統一あるあるです。

  環境に多いポケモンへの対応

環境上位への打点を念頭に、上記以外の範囲の技をアタッカーに搭載します。
前述のとおり、特定のタイプの攻撃技を撃てるポケモンが限られるため、②と被る場合もありますが、選択肢がないものは仕方ありません。
もし採用枠に余裕があれば、ピンポイントメタを張るのも手です。
 

剣盾GS時代のパルキア白バドへの、クチート&マリルリによるピンポイントメタ

(ほか4体が基本選出で、パルキア白バドのときだけこの2体を先発させていました)


※前のターンにマリルリが腹太鼓、白バドがトリルを使用

  もう1つの方法

一般構築の個々のポケモンの役割(主には特性、技)を分解し、統一パに転用する方法もあります。
こちらは環境への適応を考えるうえで手っ取り早そうですが、少なくとも全DLC解禁後など、使用可能ポケモンが充分にいないと難しいですし、そもそも全てのピースがきれいにはまるのかは未知数です。(わたし自身はそこまで研究していないのでわかりません……)
一般構築のギミックの一部を採用する場合には使える方法です。