ごましおくん(小6):
アルフレッド・ピアノライブラリーが「サーカスマーチ」に進み、半音階進行で景気良く進むメロディーに「これおもしろい♪」と前半を弾いた後。
「ところでさ」と先生が言いました。
「今日、バーナム16秒で弾いてくるんだったよね?」
「え?… あっ💦」
やっぱり。忘れてると思ったよ。
「先週言ったじゃんねー ほれ!」
バーナムの問題のページ「12.元気いっぱい、さぁ弾こう」を開くと、そこには「45(秒)」という鉛筆の文字が。
これは先週の記録です。
このト長調スケール(音階)の課題で、「速く弾いて」と言ってタイムを計ったら、つっかえつっかえ45秒かかっていたのでした。
以下、先週のやりとりです。
「45秒もかかって!ノロ過ぎー。
つっかえなければ速く弾けるはずなんだから。ちょっと最初の1小節だけ最速で弾いてごらん」
と言って弾いてみたら、1小節=1オクターブの音階はすんなり1秒足らずで弾けたのです。
「ほら見てみぃ。1秒もかからず弾けるんじゃん。ま、1秒としてもだよ、この1小節が1秒で弾ける速さで指が動くってことは」
先生は曲の小節数を数え、
「曲は全部で16小節。1小節1秒で弾けるんだから、曲全体は16秒で弾けるってことだよね?」
「ま、まあ…理論上はね…」
「だから、来週は全体を16秒で弾いてくる!わかったね?!」
という宿題だったのに、案の定 ごましおくんはすっかり忘れていたのでした。
指は速く動くのに つっかえつっかえ、というのは、伴奏である左手の押さえ方を間違えたり、音を探したりしてることが足かせとなって、せっかくの右手の動きを阻(はば)んでいるからです。
また、後半はスケールが左手に変わるので、そこで失速、という実情もあります。
「しょーがないねえ。じゃあ半分まで弾いてごらん。8小節。」
「ここまででいいの?!」
ごましおくん、張り切りだす。
だって苦手な左手スケールの前までだから。
「8秒でね!」
「うーん…弾けるかも…」
すごいがんばって弾いたら、ほーら、8.1〜2ぐらいで弾けたじゃないか。
「来週またタイム計るからね。半分まで8秒以内!」
「以内…ってことは、7.なんとかってこと?」
「そーそー」
「7.99でもいいの?」
「あー、いいよいいよ」
来週は忘れずやってくるんだよ。
練習すれば必ず弾けるんだから。
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