「骸…お前、怖くなかったのか?」そうです、僕は・・・怖かったんですよ・・・暗くて・・・寒く
て・・・いつ死ぬかもわからなかったのだから・・・それを聞いて・・・君は・・・言いました
ね・・・「大丈夫、俺が、俺が骸を守るから・・・」そういって僕を強く抱きしめてくれて・・・
不覚にも、僕は温い涙を・・・君は大空・・・すべてを包み込む・・・僕の闇をも包み込む
広く、温かいとても大きな大空・・・そして、僕を愛して、僕も君を愛した・・・僕の大好きな
大空・・・。抱き締められたときに感じた、とても温かな炎・・・僕は「君は温かいんですね・・・
僕は冷たいのに・・・」というと君は「じゃあ、俺があっためてあげるよ、これから骸は、暖かく
なるよ」と笑ってくれましたね、僕は嬉しかった・・・それでも僕は素直に嬉しいと言わずに
「なぜそこまでいってくれるんですか?僕は君を殺そうとしたのに・・・」と言ったら君は・・・
君は・・・「骸が、大好きだから」と言って照れ笑いをし、僕を・・・僕を・・・強く抱きしめてくれ
た・・・
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆10年後゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
冷たくなった君をみて僕は・・・「次は僕が・・・君を温かくする番です・・・」と言い、冷たくなっ
た君を強く抱きしめた。あのとき君が救ってくれなかったら、こんなにも温かな涙はでなかったと
自分でこの頃思う・・・僕を救ってくれた大空は・・・僕を愛してくれた大空は今も僕の心の中で
生き続けている・・・
10年後短いですね・・・・・・すいません