急性耳腕脊髄炎、2年周期で急増…「児童感染すると多数が永久障害」


米国疾病統制予防センター(CDC)が主に子どもたちがかかる珍しい神経疾患が今年米国で流行しかねないと警告した。 CDCは4日(現地時間)の記者会見で、今年の「急性脊髄炎(Acute flaccid myelitis)」の発病が増加すると警告したと、政治専門メディアのザ·ヒルが報じた。


AFMは身体マヒを誘発する神経疾患で発熱、歩行障害、手足の力の抜け、腰および喉の痛み、呼吸器疾患など症状を伴う。 珍しい疾患だが、感染すれば数時間から数日以内に病状が悪化し、健康だった人も身体が永久的にマヒしたり致命的な呼吸不全に陥る危険があるとCDCは説明した。 この疾患は米国で2年周期で8-11月に発病例が急増するが、最も最近の広がりは2018年にあった。 CDCは当時、238人の患者が出たと集計した。 当時、患者の平均年齢は5歳だった。 CDCは、子どもにAFMにかかると、永久的な障害を持つケースが多いだろうと警告した。 2018年には大多数の患者が四肢麻痺を経験する前に呼吸器疾患や発熱症状があった。 これについて専門家らは、ウイルスがAFMを引き起こすと推定しているが、現在まで正確な発病原因は明らかにされていない。 CDC側は「呼吸器疾患を患う子供の大多数が神経関連症状なしに回復する一方、一部の子供たちがAFMにかかる原因をまだ把握していない」とし「具体的な予防策にも言及しにくいが、ウイルス性呼吸疾患が流行する時の通常的衛生規則を守ることが重要だ」と強調した。 さらに親たちは、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の流行で医療施設の訪問が憚られても、子どもがAFM関連の症状を見せたら、直ちに病院を訪れることを訴えた。