感染拡大を受けて飲食店では、人との接触を避けた新しいサービスが導入されています。財布や携帯電話に触れずに決済ができる日本初の取り組みも始まります。

 ケンタッキーフライドチキンで画期的なサービスの実証実験が始まりました。一体、どういうサービスなのか。まずは、車でドライブスルーのレーンに入り、注文が終わると受け取りへ。ここまでは、通常と同じスタイルです。店内を見ると、特に変わりはありません。そして、注文したチキンを受け取るとそのまま車が発進しました。一体、このどの部分が画期的だったのでしょうか。
 実は、このドライブスルー、有料道路の支払いなどで使われる「ETC(自動料金収受システム)での決済」が可能なんです。店の外に設置されたアンテナが、ETCを認識。まるで料金所のように、あっという間に通過できます。箸やフォークを使わず手で食べることが多いフライドチキン。食事前に、お客さんが財布や現金、スマートフォンなどに触らないまま買い物ができるというわけです。
 こちらは、大手チェーンの「ピザハット」が3日から開始した「お車ピザ」というサービス。店舗ではピザのテイクアウトも行っていますがこのでき立ての熱々ピザを…。「非接触」を追及したドライブスルーとは一味違う「店員自ら駐車場に配達する」というシステムです。このサービス、予約や決済はネットで対応が可能。全国64店舗で対応が可能だといいます。

ドライブスルーでETC決済 普及率9割超受け実証実験