主婦人生、点の記～山に登らない日記～

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06May
- 山登りがしたい(２)
  　あ～。　今日はなんにもやる気がおきません。　心がむぎゃむぎゃ･･･(©おかあさんといっしょ)　ゴールデンウイークの疲れがどっと身体と精神にきとります。　それでなくても、ゴールデンカムイ全話無料公開の影響で、心が北海道の原生林の中に置き忘れられているのに。。。ヒンナヒンナ。　学生時代からのオタ友に勧められ、ゴールデンウイーク序盤に軽い気持ちで読み始めたら、「もっていかれた････！！！」(©ハガレン)　　完全に半身持っていかれました。　でもね、休みの日ってワンオペ主婦には繁忙期なんですね。　どこに漫画なんか読むひまあるんじゃいって感じなんですね。　幸い、上の子が５月１～３日の間、子供のみ参加の旅行に行ってたので助かったんですが　それでも寝食削って読みました。　下の子にゆーちゅーぶ見せて育児家事放棄で。　あかんやつですわ。　でも楽しかったです。　久しぶりに長編漫画一気読みしました。かなりのスピードで読み飛ばしたのでよくわかってない部分もあるけど。そのうちまた、漫画喫茶か課金してちゃんと読みます。。。作者様、楽しい時間をありがとうございました。m(__)m　エンターテイメントってすごいな～。　ペン先だけで人をワクワクドキドキさせられるなんて。　小説家や漫画家は本当にすごい。　まあ、このあつくるしい胸のほとばしりはまた別の機会に語るとして。　山登りの話。　育児放棄してたんで、子供への罪悪感もあり、　ゴールデンウイーク中盤に、上の子と一緒に山登ってきました。　近所の、標高１２６ｍの低山ですが。　あんがいスッと登れた自分にびっくり。　ホットヨガの成果、でとるやん････！！　そう、不惑の歳に突入した昨年暮れから、体力低下を自覚した私は、会員制ホットヨガを始めたのです。まさかまさかこの歳でオタクが運動始めるなんてね。人生わからんもんですね。　月４回のコースなので、週に１回程度という軽すぎる運動ペースですが、　細胞がはちきれるほどピチピチしていたティーンネイジャー時代ですら、　体育の授業が嫌でたまらなかった自分にしては、よく続けてます。　ただのヨガより、滝のように汗かくのでサウナ感覚で通えるのも◎。　体が整うと、心も整う。　当たり前のことなんだけど、なぜか難しい。　それは、時間がないからです。　時間があれば、やらなくてはならないこと、やりたいことにすぐ使ってしまうからです。　やるべきこと、は最後になっちゃうんだね･･･。　お金の使い方と同じだな。　まず大前提として、私には自由に使える時間という資産が少ないんです。　体を整えることに時間を使うと、　本当に一番やりたくてしょうがない、本や漫画をゆっくり読むという使い道ができないんです。　読書ってかなーり時間を消費するもんね。速読とかできたらいいんだろうけど。　夫がたまに休みの日、２～３時間くらい子供をどっかに連れだしてくれて、　帰ってきてドヤ顔で「ゆっくり休めた？」とか聞いてきて、「子供連れて出かけると疲れるな～こんなの毎日やってる君はえらいね～。悪いけど俺ちょっと昼寝するわぁ～」　と言って一人部屋に消えていった後、夫が玄関に放置してる荷物（子供の汚した服とか食べ散らかしたお菓子のゴミとか夫の飲み残しのコーヒーとか）始末しながらいつも思うんですが。　２～３時間でゆっくり休めたとか思うな･････(# ﾟДﾟ)と。　無理に決まってんだろ。　ライトノベル１本くらいなら読めるかな。　でもそうするとヨガとかマッサージはできんよね。整体行って帰ってちょっとたまにはゆっくりアマゾンプライムでも見るかな、そういや呪術回戦アニメ全然追えてないな、とか思ってたら一瞬で休日終了ですよ。　アマゾンもYouTubeも、子供と夫のためにある。　私には無用の長物。　さらに、山に登るとなると。　下の子３歳は、一緒に登るのは無理。　夫は筋トレはするくせにアウトドアはNGなので、山に家族で登るのは無理。　となると、いろいろ事前の段取りが必要になってくるわけです。　夫は休みの日でも仕事に行くことが多々あるので　夫のスケジュール確認＆下の子だけでも見てもらえる時間があるか確認必須。　あああ、実現までにハードルが多いと、やる気が削がれるううう。　一番にやりたいことでさえ、時間ができてもなかなかできないのにね。　　とりあえず、まだ山登りの装備もできてないので、　今回はいつも公園行くときの恰好で登りました。　１２６mだから別に問題なかったけど。いつになったら登山靴買いに行けるのかなー。　　
24Apr
- PC整理してたら過去に書いた駄メモ出てきた↓
  「周囲５メートルにしか及ばない関心や人の欲望そしてそれらに支えられる経済システム」　とあるネットの記事（アボカドは「悪魔の果実」か？）の締めくくりの一文。　　普通に暮らしていたら、気づきもしないこと。でもちょっとググれば情報はそこそこ集まるのに、ググるきっかけ、心にひっかかる瞬間がない。あっても、忙しいから後回しにしようと思ってそのまま忘れさられる。そんなことが一体どれくらいあるのだろう。　動物愛護にしても、食品ロスの問題にしても、いちいち引っかかっていたら先に進めないほど、日常生活の中に「地雷」はたくさんある。それをどのくらい後回しにせずに、すこしでも知ろうとできるのか。それには時間と心の余裕がいる。日常のルーティン仕事をいかに短縮＆効率化して隙間時間をつくれるか。時間ができたところで、ついネット動画や音楽やその他の楽しみにそれを浪費してしまわないで、ストックされてた問題意識を思い出せるのか。人間力が試される課題だ。　飼ってるウサギのことにしても、高齢なんだから仕方ないの一言で片づけていた。高齢ウサギの飼育環境として正しく飼えてるのか、考えていなかった。白内障や顔の皮膚疾患を放置してたことも。子供が産まれる前の一時期、あんなに可愛がっていたのに。すっかり忘れ去られて撫でることも滅多になく、ケージに入れられっぱなしで日光浴もせず、足腰弱り、ときには水の補給も忘れるほどの扱いなのに、それでも週に二度の掃除と毎日の餌やりは欠かしてないんだからちゃんとお世話しているほうだと思っていた。考えねばならんな。考えるための時間と気持ちも確保しなければならんな、そのためにどうすべきか、どんな努力が必要なのかもピックアップせねばならんな。課題は山積みである。ヨガとか、フィジカルのメンテ時間も、そのためには削れない必要経費だし、だとすると家事をいかに効率化できるか。育児の負担をもうすこし分散させられないか。隙間時間ができたときに「さぼらず」課題にすぐ取り組める意識づくり、環境づくりはどうしたらいいのか。一つ一つ取り組んでいかねば。でも問題に気付いたとき、これが「蒙が啓かれる」ってことなんだな！２０２１．９．１２って思ってから半年以上経ってウサギは老衰で亡くなったが。結局、飼育環境の見直しもしなかったな。。。啓蒙気分は一瞬、変化を持続させることは、エベレスト登山よりも高度。。。。。
07Feb
- 山登りがしたい。
  そうだ、山に登ろう。２０２１年、不惑を迎えた、二人の子持ち専業主婦の私が、そう思い立ったのには訳があった。上の子供が小学校、下が幼稚園に行きはじめて、ようやく、数年ぶりの一人時間を得られた喜びで、心が浮足立っていたのかもしれない。一人きりでトイレに入れる。お茶を冷めないうちに飲める。３分おきに話しかけられてメールチェックすらできない、そんな精神的監禁生活から数年ぶりに開放されたのだ。（うちの子供たちは度を越えた母親べったりである。しかも四歳半差のせいか兄弟で遊ばず、各自が個別に私と遊ぼうとしてきたり話しかけてくるので、ほぼノーマークな時間がない。）ちなみに今までの人生で、登山経験は、遠足の山登り程度である。というか、運動が嫌いだ。食料とネット環境と本さえあれば、三日くらい家から出なくても平気なタイプである。なのでこのコロナ禍には、たいしてダメージを受けた覚えがない。十年以上前に会社勤めをしていた時も、ゴールデンウイークに毎日漫画喫茶に通って朝から日が暮れるまで漫画を読んで、幸福感を得ていたような、もやし野郎である。なので、フリーの時間が与えられて最初にしたかったことは、むろん山登りであるはずがなかった。読書に決まっている。邪魔されずに本を読破する。それこそが積年の望みだったのである。よく、主婦のエピソードで子供が寝てから、ドラマを見るのがささやかな楽しみ♪とか子供たちが遊んでる隙間時間に、ネットでお買い物をするのが息抜きです♪とか聞くが、どこの世界の話だ・・・？と、寝ない子の親としては思う。８時に寝て７時に起きる子とか、都市伝説としか思えん。わが子は、三歳の第２子でさえ、１０時近くにならないと電池が切れない。朝はその分遅いが、こっちは弁当作りや朝食、洗濯などで忙しくて、新聞読んでるヒマもなく。未就園の時は、上の子を幼稚園に送って帰って家事を片付けると、下の子を連れて買い物＆公園。昼過ぎまで外で遊ぶか雨天時は児童館などへ行き、帰宅して昼食。運よく昼寝してくれたらその間に、洗濯物の取り込みや掃除。しなかったら・・・その時は子供と遊びながら以下同文。そうこうしてたら上の子帰宅、習い事や友達と遊ぶのに付き添い、夕食をつくる時間になり、あとは食事・歯磨き・風呂・ドライヤー・寝かしつけという怒涛のお世話タイムに突入し、一瞬で就寝予定時間となる。台所が汚れたまま寝られない性格なので、皿洗いもしていると９時半とかになってしまう。そこから絵本を読んで、歌を歌って、あの手この手で寝かしつけるが、寝ない。ようやく寝たときにはこっちの体力が尽き、起き上がって何かをする間もなく意識を失ってしまう。。。だから、子供が寝たあとの時間って何？そんな時間存在しないよ？って思っている。ちなみに、母子家庭ではない。ワンオペ育児なだけである。雨の日、どこも行くとこがなくて図書館に行ったって。子供は絵本コーナーに直行。このご時世、未就園の子供を一人きりにして自分の好きな本棚へ行くのも、世間の目がはばかられるし。それ以前にすぐ追いかけてきて、絵本読んでー！ってなるので、ゆっくり本も選べない。通りすがりに気になった本を素早く抜き取ったって、読むひまもなく返却日がくる。憲法第２５条に保障された「文化的な最低限度の生活」ってやつは自分には適用されないんだと、諦めていた。それが一転、誰にも邪魔されない時間を手に入れたのである。読むしかない！読みかけて数年間、電子書籍リーダーに放置されていた「三国志」とか！読みはじめたら止まらないから読めない、推理小説とかファンタジー小説とか！気になっていたあれとかこれとか！図書館に一人で行けるってなんて素晴らしいんだろう！こんなにたくさんの本を無料で借りられるなんて、税金って大事だなあ！図書館がインフラとして整備されている国に産まれてきてよかったなあ！みたいに、脳内エンドルフィンでまくりでフィーバーしていたのだが。意外なところに、落とし穴があった。数年間のワンオペ育児による肩こり、腰痛で、私の体はボロボロになっていた。第一子出産後すぐに腱鞘炎、腰痛に悩まされた経験があり、定期的に整体に行っていたのだが、骨盤が歪んでるとか体の左右差がおかしいとか、右肩が異常に傾いているとか言われていた。そこに、一日数時間、微動だにせず読書をしたことによる、眼精疲労と運動不足が重なってしまった。嫌々ながらも子供と公園に行って太陽光を浴び、ビタミンD補給していた生活リズムがなくなり、外出が減って体力が低下。時間を惜しんで昼食をインスタントで済ませていた不摂生が重なり、貧血、肩こり、頭痛が悪化。自由時間を手に入れ、好きな読書もできてストレスフリーかと思いきや、朝、起き上がるのもつらく、いつも体のどこかが痛み、更年期もあるのか、感情の起伏が激しくなり、ささいなことに苛立ち子供を怒鳴りつける始末。こ、これではいかん・・・インドア派を標ぼうしていたのに、自分は本さえも読む体力がなくなってしまったのか・・・もやしキャラとして、オタクとして、絶望の瞬間であった。本読むのに体力がいるなんて思ってもみなかったが、二十代のころ、痛飲したり、寝っ転がってダラダラしていても、病気にならなかったのは若さゆえのことだったのだ！そういえば二十代から片頭痛は持っていたが・・・本を読みすぎて疲れたなんて感じたことなかったのに。さあ、長くなりました。ここでようやく登場します、山登り。そう、健康で楽しくインドア生活を続けるために、アウトドアが必要であるという逆説的教訓を齢、四十。不惑の歳にして初めて気づいたのでありました。