オランダ3日目朝。
チェックアウトをする。
一泊一万円とお高いホテルで当然といえば当然だが、朝食もうまいしブレーカー対応もしてくれて愛想もよかったのでなんとか感謝の意を伝えたいと思って、「また来ます、ありがとう」と言った。
OKOK的にいなされる、なんだかねぇ。。
だがオランダが毎日曇りで憂鬱で飾り窓地区で怖くて、そもそも嫌いになってしまったので多分もう来ない。
にこやかに送り出してくれたフロントにバイバイ。
アムステルダム駅へ。
国境を超えられる新幹線があったので、U-railパスで割り引いてもらってチケットを購入。
列車旅が始まる。
この新幹線、長距離列車なので車両と車両の間に荷物を置く棚がある。
持っているのは60ℓのバックパックなので、席に置くのは無理なのだが生憎ワイヤーロックなどは持っていないので困ってしまった。盗まれる可能性がある。
結局置いたが。
席に座りながらもの凄く心配だった。もの凄く心配だったが寝た。
こういうときに寝れる(寝てしまう)神経は持ってるのだ。
ちなみに結果だけ言うと盗まれなかった。
よくよく考えるとキャスター付きのスーツケースじゃあるまいし、金が入ってなさそうな60ℓ(約30Kgほど)なぞ誰も好き好んで背負って盗みたくはない。
肩が壊れるレベルである。実際この旅の後、ひどい肩こりに悩まされた。
その中に入ってるのが少年ジャンプとかなので笑える。
起きるとアントウェルペン中央駅。つまりはベルギー、ここで乗り換え。
立派な駅だ。昔オリンピックをここでやったかららしい。
ベルギーワッフルを買う。
あーやっと、やっと、美味しいものを食べれた。。
うまい。さすが本場。チョコ美味い!!
謎のガチャガチャ。
何が出てくるのかまったく想像つかない。お薬かな。。
そして、ここからParis Norde、日本語でパリ北駅へ。パリ駅というのはないらしい。
再び列車旅。列車の中って好き。眠くなるから。
デイパックを必死に抱えて寝た。
予定では16時にパリ北駅だったが、15時頃ある駅で止まった。
目を覚まして窓を見るとなんという駅かわからないが外は吹雪いている
….え、ふぶいてるよ!?
でもまぁこの地方この季節はどうせこんなのが当たり前なんでしょーともう一眠りしようと目をつぶる。この肝っ玉の太さは今思い出しても凄い。
しばらくして車両に車掌さんが来て説明を始める。フランス語わからない。
乗客があれこれ聞く。あれこれ聞くがフランス語めっちゃ喋る。わからない。
みんなマジかーみたいな顔して駅へ降りて行った。….え。
取り残されるとまずい!と思った僕は一緒に降りた。降りたが車掌の指示がわからないのでどうしていいかわからない。
たしか同じ車両にこんな奴らいた!という女子中学生っぽい白人旅行集団についていくと、向かい側のホームへいった。(女子中学生に目がいったというよりどれも同じような顔で判別がつかないため。そんな邪なものをもつ余裕は今はない。これからも、ずっと)
どうやらここで別の車両を待つようだ。
5分待つ。。。
車掌さん戻ってきて何か言う。
また乗客達が動き出す。
また元のホームへ。
え、こいつら何がしたいの?と思っていたら今度は改札の方へ行ってしまった。
駅舎の中へ入っていった。なんかここで暖まって待つようだ。
絶対的に16時には着けない。が、先輩への連絡手段がない。焦る。焦らないときなんてこの旅の中でないけど焦る。
ようやく臨時列車みたいのに乗る。ここから一時間くらいでパリ北駅へつくはず、、、と思いきや、すぐ別の駅で止まった。
その駅はリールという駅。
ここ。一応フランスに入った。
はー?早くパリ北行けよー!
16時40分の新幹線乗りなさいよ、と切符を交換してもらう。
んで電光掲示板を見る。うんうん、もらった列車ある。時間も書いてある。
…..駅のホームの番号がない。。
他の列車はちゃんとかいてある。
おいおいロシア空港ネタ再来なんて要らないんだよ!と思って右往左往。
しばらく待ってもわからない。
フランス人の警備員(駅員?とにかく制服来てる奴)のおっちゃんがいたので、おいおいわかんねーんだ!どうすりゃいーんだと身振り手振りで伝える。
「Je vais bien.Attendez.」
フランス語。。死ね!!
とりあえず待ってろと手で制された。いや、待つっていうか電車行っちゃうんだって!!
そしたら今度は黒人がそいつに聞いてきた。聞いてあげる警備員。イライラする僕。
そんな奴に関わってないでワタシを見て!さすがフランスである。心もどことなくドラマチックになってるようだ。
落ち着け、落ち着けと何度も手で制される。そんだけ焦って見えたんだろう。事実焦ってるよ。
んで16時50分。はい、電車行ったー。お前のせいー。終わったー。(←最低)
絶望MAX。
んで17時にアナウンス。何言ってるかわからない。
そしたら警備員が「ほら、行け!」と列車を指差してくれた。
電光掲示板にもホームの番号が書かれている。どうやら列車の準備が遅れていたよう。
なんてこと。
ごめん、死ねなんて言って!と感激の握手で別れる。
いやーいいやつだった(←?)
これで18時頃にはパリ北駅へ着くだろう。
寝よう。
。。。
起きる。電車動いてない。
リール駅から一歩も動いてない。17時30分。おかしい。
外は吹雪いているとはいえ、小雨レベル。
不思議。
不思議と片付けて、もう一回寝る(←やっぱり寝る)
....
起きる。電車動いてる。人が走るよりも遅く超のろのろと。
江の電の方がまだ早い。
ちなみに電車電車言ってるが、これTGVだからね?
世界最速の新幹線が、、、江の電に負けてる。
どうなってるのか周りに聞きたいけど横にいる黒人はちょと怖い。怖いとか言ってられないけど怖い。
どっか立って行ってしまった。おいてかないで!
戻って来る。お茶飲んでる。多分食堂車かなんか行ってきたんだろう。
羨ましいがバッグ置いて動きたくないので残った水で我慢する。
極限の緊張。
することもないので、も一回寝る。(←すごい)
起きる。動いたり止まったりしてる。
時刻22時。。。22時!?
寝過ぎたわー,,,,ってどうなってんねん!とノリツッコミを心の中で入れつつまた車掌さんが来て説明し出す。
待たされた乗客達の質問大会。フランス語英語ドイツ語?もうよくわからない。少なくとも楽しげではない。
んで車掌がその後何回か来た後、グレーのジャケットに身を包んだ男性(車両のマネージャーっぽい人?)が来てそいつは割とにこやかに説明を始めた。
みんなそいつの話を聞いた後、立ち上がる。。。また立ち上がった!
しかも今いるのは駅ではない。さっきのケースと違う。
みんなぞろぞろと荷物をかかえどっかへ行こうとしている。
ここ駅じゃないよ?線路の上だよ、どこ行くの??
おろおろするだけの自分。勇気よ、勇気を振り絞るのよワタシ!!ああ、でも聞けない。何故なら異国の人が怖いから。
こいつなんで海外旅行してるんだろ。。
さすがに命の危険を感じたので1人残ってゆっくり準備してる若いお兄さんをつかまえ、車掌が何言ってたのか教えてくれと懇願。
「~~~~~(聞き取れない)~~go bus」
外を指差しながら言う。
「はぁ??バス!?」
「Yes」
コクリ。
OK、なんとなく理解。お礼を言って外に出てしばらく歩くと、二階建てバスがめっちゃ待機してた。
不安になりながら二階席へ。不安でも二階で楽しむ心を忘れない自分、さすが。
不安をうちけすためガンダーラを小声で歌う。ガンダーラ~ガンダーラ~、、、、うん、これしか歌えない。
人がたくさん乗り込み、いざ出発。。。と思いきや、テレビカメラマンとレポーターが乗ってきた。
「へいへいへ~い♩」と超ゴキゲンでやってきて僕の向かい側の席へ座った。
「いやーみんな超大変だねぇ(ニヤニヤ)感想聞かしてくださいよ(フランス語)」
言葉がわからなくてもなんとなくわかるチャラ男のノリってすごい。
周りが何人かインタビューを受け始める。
なんだ、こいつら不謹慎な
という目をしつつ、こそこそと電子辞書を開く。
えーと、日本から来てバックパッカーしてるけど?ってなんて言うんだろ…
数人分聞くと僕には聞かずにそのままテレビクルーは行ってしまった。つまらない。。
バスの行き先はリール駅だった。戻ってきちゃったよ!
夜23時、雪空の下放り出された。
んでみんな降りた所に駅員さんが来てメガホンで何やら叫ぶ。
「~~~~~。解散!!(*フランス語です)」
。。。
ホームレス中学生キター。
…..今日の宿ェ。寒い…。
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