・キングパルサー

【メーカー】
【販売年月日】２００１年１１月１８日
【タイプ】ＡーＳＴ
【特徴】４号機の流れをＡＴからＳＴへ転換させた名機。

ブラックジャックから始まった４号機のＳＴというシステムは、ＡＴや大量獲得が

全盛と言う事もあり、あくまでも一つのジャンルという程度の位置付けでしかあり

ませんでした。

その流れを一気にＳＴへと引き寄せたのはキングパルサーの登場以後だったように

思えます。この台も登場時はさほど注目を浴びていたわけではなかったのですが、

登場後は、予想外の大人気となったのです。

明確な連荘テーブルや解除前の前兆演出というゲームとしての完成度の高さも

さる事ながら、ホール側にも予想以上にメリットが大きかった事がその要因として

上げる事ができます。

従来のＡタイプというのは半日も稼動すれば、高低の設定はおおよそながら予測が

ついていました。従ってフル稼働ならともかくとして、稼動が６割程度のお店だと、

高設定だけに客がついて結局トータルの割りを落とすという現象が当たり前のように

発生していたのです。

大量獲得機やＡＴ機が人気を得たのは、一撃の破壊力に加え、低設定でもまぐれ一発

の期待感があった為と言っても過言ではないと思います。

ストック機はこの一撃性という客側のニーズと、低設定の稼動を上げたいというホール側

の思惑が奇跡的に合致するという、過去のスロットではありえないスペックを有していたと

言えるのではないでしょうか？

ストックが貯まっているかもしれないから・・という理由で従来では避けられるべき存在の

はまり台に皆が嬉々として奪いあう。

ある程度ボーナスが出ている台でも、高設定かもと稼動がつく。

元々はノーマルＡタイプ程度のボーナス確率なので、仮に数台が爆裂してもお店としては

トータル的に全然問題なし。

ボーナスストック確率よりも放出確率の方が上回るという、キンパルのスペックはストック

切れという恐れはあったものの、連荘・ゾーン・天井狙いという立ち回りにより設定不問の

稼動をもたらしながら、お店も安心して高設定を入れられるという安心感もあり、見る見る

うちに設置を伸ばす事となりました。

しかし、このキンパルの予想以上のヒットにより各メーカーがストック機の開発競争へと

突入する事となり、それまでの「ストックがあれば・・」というスペックから「ストックがある事

を前提とした」という、いびつなシステムへと変貌を遂げる事となります。

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どちらにも収録されていますので、後は他の機種で選ぶのがよいかと・・・