うまく文章まとめられそうもないのですが、最近考えていたこと。


私、人の気持ち分からない・・・にぶいんだな。

不妊治療していることをカミングアウトしましたが、

私の周りにも結構不妊治療経験者は多く、話を聞くことも多かったのですが、

「ふーん、大変だねえ」ぐらいの感想。

うまくいくといいねとは思ってたものの見事に他人事。

それが、自分の身に起こって初めて

「あー、こりゃ、つらいわ・・・みんなすごく辛かったんだな」

って、遅まきながら分かる始末。


なのに、私のお友達は自分のことのように心配してくれる。

そのことがすごくありがたくて、

人の心に寄り添うって大切だな。

でも、どうも(経験してないことは)分かんないんだよな…

私、人としておかしいんじゃないかと落ち込んでいたのですが。


今回の震災で、他人の痛みに鈍い分、冷静に動けて、状況判断できて、

少なくとも、本当に現場で頑張ってる人達の足を引っ張ることは避けられてるんじゃないかと思い始めた。

他人の痛みどころか、自分のことにも割と鈍いし、不便にはなれてるほうなので、

無用に買いだめに走ったりしてないし、停電や電車の遅延にいらいらすることもないし。

いつも通り淡々と仕事すすめて、それで稼いで、その分寄付も出来るし、

人の気持ちが実感として分からなくても、大変なことは分かるから出来ることはやる。

もう、それでいいかな。


目の前の人が何考えてるかなんて、さっぱり分からないけど、

相手が大変そうで、助けられうそうだったら助ける。

電車で、自分より大変そうな人がいたら席譲る。元気なほうが立つ。

そんだけだぁ。

深く考えるのよそ。


って思ってたら、見事に電車の中で倒れました…

そういや、私体弱いんだった・・・

今はもう普通と言っていいと思うのだけど、小さい頃病院や自室のベッドが居場所な人だったこと思い出したよ。


最終的に足ひっぱってるよ・・・


席譲ってくれたサラリーマンのお兄さん、渋谷駅で駅員さん呼びに走ってくれたお姉さん、駅大混乱の中、救護室に運んでくれた駅員さん達、ありがとうございます。

ご迷惑おかけしました。


なんか、頑張ろうね、私。

本日自宅待機日なので、ゆっくり体休めて明日から、また出来ること頑張ろう。


皆さまも、体壊さないようにお気を付けください。


では、徒然話でした。








きれいになったら、何かいいことあるのかね?-ご飯








春一番も吹いて、日中あたたかい日も多くなり、少しづつ春めいてきましたね。


気温につられて、なんだか気持も明るくなるから不思議です。




この冬は突然嵐の中に放りだされたような、どこに向かえばいいのか、


どう笑えばいいのか、そんなことばかり考えていた冬でした。


仕事の責務はどんどん重くなり、終わらない仕事に頭の中も家もとっちらかり、


夏の終わりから不妊治療を開始していたものの、薬の副作用がつらくて毎日吐き気とめまいが止まらず、


友達の妊娠や出産報告も素直に喜ぶことが出来なくなってきて、毎日誰かに泣きつきたくてたまらなかった。


そして不妊治療を進めていることを家族に打ち明けようとした矢先に、母の癌が発覚しました。




「昨年は、生まれたばかりの甥っこの無事を
、今年は母の、毎年神頼みばっかりだな。」


雪の中、父と弟とお参りに向かいながら、「大丈夫、大丈夫」と家族で言い合って、神頼み。


出来ることは全部やるけど、最後のつめにすがれるものにはすがっておく。




幸い初期だったため、手術で摘出することができ、今はまだ無理はできませんがかなり回復してきています。




母の回復とともに私の気持ちも落ち着いてきて、結局未だに不妊治療のことは言えないままだけど、


もういいやと。


気持ち悪くても薬は飲むし、痛くても注射打つし、子宮に針だって指す。


周りに甘えられるところは甘えて、やれることはやれるだけやって、それでだめだったら、すっぱり諦めよう。




仕事も、さらにスキルアップを求められてて、それについていけない頭の悪さが辛いところだけど、


期待されてるうちが華だ。


癌治療だって不妊治療だって金額気にせず受けられるのは働いてきたおかげなんだから。






そう腹を決めたら、突然春がそこまで来ていることに、やっと気づきました。


梅なんてもう満開だったんですね。


突然私の好物を会社に送ってくれたり、一緒にお店探してぐるぐる歩き回ってココア飲んだり、


東京出張の合間に顔を見せてくれたり、優しい絵本をくれたり、手紙をくれたり、馬鹿話したり、


周りに大切な人がたくさんいて、事情を知っていても知らなくても、いつのまにか笑顔にしてくれてた。




幸せ者だなあ・・・




中々普段伝えられないけど、みんなありがとう。大好き!




写真は、去年の春つくし摘みをする甥っこ(文中の甥とは別)と


つくし摘みから帰ってきた後に母が作ってくれたおやつ。おやつ・・・?


春の写真も母の写真もないことにびっくり。


きれいになったら、何かいいことあるのかね?-つくし