甘夏っちゃんです後期高齢者の親の家計チェックをしてみたよ!
昨年1年間で、年金以外に200万赤字だったポンカンさん
その経緯がこちらです。
家中を調べたけど高価なものや詐欺まがいの契約をした形跡は見られなかったため家計のチェックをすることに。数ヶ月間ポンカンさんにレシートを貯めさせて通い介護の折に私が家計簿をつけました(ついに親の金の流れまで見ることになるのか...プライバシ-)。
項目はざっくり
・スーパー&コンビニ&ドラッグストア(食品・日用品・嗜好品など)
・医療費(病院・薬・マッサージなど)
・交通費(タクシー)
・交際費(友達とのお茶やランチ)
・その他(服・美容院など)
レシートをもらい忘れたり捨てたりや交通系ICカードにチャージした分などは含まれていないが、それでもおおよそ総額では年金の範囲内に収まっている感じ、独居老人の支出として異常ではない範囲だった。(じゃあ昨年の月平均30万の支出ってなんだったんだろう?ますますワケわからん)
今期はとりあえず年金内に収まっていましたが内容について気になったことを書きますね。
買い物に行く回数が多い
本人は予算を意識して回数を減らし、2日に1回しか買い物行ってないよ!と言うのだけれど実際レシートを見るとスーパーは月平均26回・コンビニは月平均13回行っている。多い多い〜
〈要因〉料理をほぼしないらしく割高なお惣菜やすぐ食べられるものを頻繁に買う。
毎日公園でウォーキングするきっかけを作るためについでに買い物をするという仕組みにしている。
コンビニスイーツがお気に入りでスーパーとは別にコンビニにも寄っちゃう。
〈対策〉行くといろいろ買っちゃうので行かなくてもすぐ食べられるものが家にある状況を作るべし
ほぼ自炊をしないなら宅配食を週2〜3回くらい取り入れて買い物に行く回数を減らす。ケアマネさんにもらったパンフレットによると一食650〜850円くらいなので単価としては今ポンカンさんがスーパーで買ってるお惣菜よりも格段に安い。
弁当でも冷凍おかずでも栄養士さん管理のメニューなので塩分の高い惣菜ばかりに偏るよりもいいよね。
嗜好品が結構多い
節約を心がけただなんだかんだ言っていても、自分の好きなものや嗜好品の価格や購入回数を見直そうとはしないため結果的にコストがかさむ。
〈要因〉電子タバコ代だけで月1万〜1.5万使っていた!ほかにもコンビニスイーツや高い野菜ジュースやおいしい方の果物など、これが楽しみなのだからと好きなものは値段に関わらず買って頻繁に食べている。
〈対策〉現状は...特になし。
月々の年金の額からするとタバコ代の1万だって相当な割合になるが、飲み歩いたり旅行に行ったり大きな出費をするライフスタイルではないからこれくらいの楽しみは残して良いのではないかなー(今のところは)。
領収書のない単価1万以上の出費
レシートの出ないものは覚えてるうちにメモ書きで残すようお願いしてるが、「◯◯1万円」「△△2万円」とかまあまあ単価が高く詳細不明なものがある。
〈要因〉店側がレシートを発行してない場合がある。歯医者での自費負担分、マッサージ店、ヘアサロンなど。医者の自費負担分にレシート出ないのは謎だが、確かにマッサージとかヘアサロンだとレシート出ないとこもある。
〈対策〉「レシートください」と言ってみる、無理なら忘れずにメモする。
予算的におかしなことはないが、本人の記憶が怪しいのでとにかくレシートや領収書が残っていることがこちらとしてはありがたい。言いたくないが年寄り相手だとシレッと妙な上乗せをする輩がいるのも事実なので記憶より記録大事。
あと交通系ICカードにチャージした分とか友達とご飯食べに行って割り勘にした分とかはカウント忘れがちなので、出費メモの習慣づけの工夫が必要。これも脳トレだ。
【総括】計画的な支出は結局できていない
200万赤字だった昨年の話にも書いたが予算管理がもう難しいようだ。
買い物の回数も減らしてるよ、余計なものは買わないようにしてるよ、個数も少なめにしてるよ!...とポンカンさんも涙ぐましい努力をしているようだが、昨年よくわからない間にいっぱいお金を使っちゃってたから当面はとにかく買わないようにしよう!という買い控えの心理が働いているだけで、月間◯万円以内で暮らす予算という概念はもはや理解が怪しいのではないかと思う。
年金をどのように引き出してますか?タイミングや金額は?
前みたいに何十万も一度に出してないよ!5万ずつだけ!
じゃあ月に総額いくら引き出してるの?
えっ?それは...わからん。ちょっとずつ5万ずつしか引き出してない。
うんそれはわかった、それで毎月の生活費の予算はだいたいいくら?
そんなの決めてない。5万円出して少しずつ使うようにしてる。
少しずつ出して少しずつ使ってるけど、1ヶ月いくらという範囲も決めてないし実際いくら使ったかわかんないんだね?
うん...とにかく...あまり買わないようにしてる...
昨年は財布にお金がなくなったら20万や40万といった単位で気軽に引き出していたためザクザク預金が削られていたが、今は単位を少額にしただけで手持ちがなくなったら引き出すというスタイルは同じである。以前より引き出し回数を増やしたため高い窓口手数料も増加してるとかそういう理屈もわかっていないし、買い控えの不安が記憶として薄れてくれば引き出し額がまた大きくなるやもしれん。
レシートを計算した支出は、月平均12.5万円だった。が。
パッと見倹約してるっぽいけどこれってレシートを残してたものだけなので、なくしたりメモし忘れたりしてるものも含めたら実際の支出額はもう少し多いだろう。家にあった500円玉貯金5〜10万分も使い切っているようだったし、次回年金口座の記帳をしてみて半年で残高がどれだけ減っているか中間決算をせねばなるまい
生活費の支出が年金内に収まってるからと言っても、ポンカンさんは家賃もいらないし通信光熱費や税金や保険や介護費などの固定費は全て別口座の預金から引き落としにしているから、年金を満額使い切ってる今の暮らしは独居老人としてはやっぱりまだコストが高めだ(夫婦二人暮らしのうちより多いかも)。
さりとて”特別おいしくなくても388円の牛乳じゃなくて特売のを買え”とまでは言いたくないなぁ...
予算管理の脳トレとして苦肉の策を打診してみた。
たとえば1ヶ月12万円以内とかで暮らすのはきついかな?1週間で3万以内とか10日で4万以内でも同じだけど、決まった期間を決まった金額でやりくりしてみるのはどう?もし足りなくなっても私からすぐに送金してあげられるし、決まった範囲で毎月やりくりするの目指してみない?
.......難しい。計算とかもうよくわかんない。考えても難しくてよくわからん。
そっか...残念ではあるが家計チェックではっきりした、ポンカンさんにはもはや予算管理とかやりくりする力がないことが。認知症の兆しとしてはレジで計算ができず1万円札ばかりで支払ってしまうようになるとよく言われているが、ポンカンさんの場合はまだおつりの計算はできているようだ。しかし予算を決めてこづかい帳レベルのやりくりをすることは難しいと本人も言うし、できていないと私も感じている。
大丈夫ちゃんと年金内でおさまってるよ!この調子でがんばってみてねと褒め、もし不足したり急な出費があったら振り込むから私に電話してね、お母さんのお金がないわけじゃないから心配しなくて良いよ〜と安心させました。
毎月の予算管理という脳トレをどうやったらいいか、またひとつ課題ができました![良い案募集中]