甘夏っちゃんです!いつまで笑ってられるかマジ自信ない!

認知症未満の高齢の親ポンカンさん(ニヤニヤ)を遠隔見守り介護してるんだけど、失くし物が頻繁になって困ることが増えてきました。昨年は家の鍵とロッカーのキーを失くして大変だったんだけど、日々で頻繁に起こるのが書類の紛失です。

 

もうね、年寄りにいろんなお役所の部門から紙をいっぱい送るのやめてくれないかな...。

私ならメインの通知書がどれか一目でわかるけど高齢者にはわからんのですよ。いっぱい紙が入ってるから封筒ごと全部置いておこう!ってなる。後日忘れてなんか要らん紙がいっぱい入ってるからゴミね!って封筒ごと捨てる。

 

つい先日帰った時もあれこれ書類の整理を完璧にしたんだけど、本人がコレはもうすぐ必要だから自分で管理して持っておくと言ったもの以外は全部仕分けしてファイリングしたのよね。

そしたら、その「自分が管理する」と言ったその書類を失くしたと電話がかかってきて。知らね〜〜〜〜オエー

 

私のいうこと聞いて一緒にファイリングさせてくれれば何色のファイルに入ってるよと教えてあげることもできるのに。自分で持っておくから大丈夫!真顔って頑なに拒否った書類なんか知るかよ。どこに収納したか捨てたかもわからんという。

 

ハイ、再発行手続き調べ→電話問い合わせ平日9〜5時→本人への連絡というタスク増えた。

 

コレが無限に湧いてくる。ひとつ処理してる間に過去の遺物がまた掘り起こされて確認が増える。

ここ数年かけてマジで数百件の書類読んで整理整頓したからかなりましになったけど、

・自分で必要性を認識してる

・自分で決めた保管場所におく

・そこから取り出して使う

ってこれだけのことができない人がいつまで独居で生きていけるのか不安しかないんですわ。

 

加えて本人の性格上

・自分で役所に電話で問い合わせしたがらない

・わからなくなるともういいわとそのまま放置しがち

・放置して忘れて1年後とかに急に思い出して娘に泣きつく

特に書類は郵送のタイムラグや本人持参じゃないとダメなものが多くて遠隔で対応するのすごく難しい、係の人と私で意思の疎通はできてもその内容を電話で母に伝聞で理解させるのは至難の技。帰った時に発覚して問い合わせても届くのに2週間かかるのがザラだしいつもいつもそんなに長く滞在できない。

 

 

この結構大事なことをミスりだしてから、

施設に入居できるまであと何年かかるんだろう?と絶望感を覚えるようになった。悲しい

お金の管理は済ませたので本人はとりあえず近所のスーパーで買い物ができれば生きていけるのだが、私への宿題が掃除や片付けだけではなくさまざまなお金にまつわるものや書類の精査などといったことにまで及んできた。遠隔操作や帰省の数週間で完結するには重い内容が増えてきて、すでに10年近く見守りをやってきた私自身が疲弊気味なのである。

 

うちの共通の認識としては自分で自分のことができなくなったら施設に入るってことで親子間のすり合わせができている。祖母は自発的にホームに入って最後まで子供と離れた自立した生活を選んだ人だったのでポンカンさんもうっすらそれをイメージしてるようだし、こちらとしてもお互い笑って会える距離を保っていた方がいがみ合わなくて幸せだとわかっている。

 

ポンカンさんは自宅が自由でいいと言ってるが、誰かが周囲にいて食事も掃除も誰かがやってくれて若い介護士さんからチヤホヤしてもらえるなら施設に行くのはむしろ向いてる性格だと思う。知らない世界へ踏み出すのにものすごく抵抗するのだが、性格的には人がいっぱいいておしゃべりしたり上げ膳据え膳で世話されて決まったルーティンに従うのは好きだから。きっと合うと思ってデイサービスの利用に漕ぎ着けてみたら行く前は渋っていたが思った通り大成功で楽しみに通っている。

 

私はできるだけ個人を尊重し、本人が自宅にいたいというならと自宅で生活できるよう整えてきたし介護サービスもその方向で進めてもらうつもりだったが、本人の理想と現実があまりにもかけ離れてる場合はそれに従っていたら逆にひどい状況に加勢するみたいにならないか?とも思うようになった。定年退職後の有り余る自由な暮らしを10年させてみたところ、ポンカンさんは楽しむどころかむしろどんどん自堕落で無趣味で家事も何もしなくなって挙句に認知症へ向かってまっしぐらの凋落老人になってしまった。

 

親だからって自分自身のことをわかってるとは限らない。親だからって本来立派な人とは限らない。親という役割や企業人という役割を演じてきただけで、それを卒業して剥き出しの老人になったときにしっかりしてないことだってありうるよね。

 

このままポンカンさんの希望通りに自宅でできるだけ長く...という考え一択だったけど、去年だけでも紛失やお金のトラブルが急増したこともあるし、本人の性質も自分を律してなんでも自分でやってみたい!って気概が無い方だし、希望を希望のまま受け止めるだけじゃダメなのかもしれないと思えてきました。

 

正直、お金はこちらで管理して守れるのですが、詐欺とか書類の紛失とか、これから火元の心配や徘徊の心配も出てくることが予想されます。そうなるともう1人じゃなくて、ある程度制約のある守られたところにいてほしいと思うようになると思います。ただそれがいつのタイミングで?っていうのがわかりません。

 

うちより認知症テストが5点以上よかった家族同居の人が要支援2なのにうちは独居で要支援1です。この判断基準とペースで特養申し込める要介護3になるまでに果たしてうちの親は生きていられるのか?って思います。認知症の人は特に受け入れ先が制限されます。軽度だと逆に重度ばかりの人の施設に入れると親の方が不安やストレスを感じることになるでしょう。

 

この要介護3までの道のりはどうやって見守ればいいんでしょう。何年も。

危険な状態になるまで頼るところはないんでしょうか、

危険な状態になってもなおすぐに入れる施設はなくて同居して家族が介護をしないといけないんでしょうか。

 

要支援1のポンカンさん、鍵も年間数百万もどこへどうしたかわからなくなってる認知症テスト21点の状況なのですが使える介護支援があまりありません。

主に身体的な支援の方が手厚く、認知症が先に進みつつあるうちのようなパターンはせいぜい週一で半日デイに行くだけです。安全な生活の支援にはなりません。

 

任意後見などを使わずに遠隔で私がいない間の危険を少しでも減らせる介護サービスのうまい使い方はないものでしょうか。