甘夏っちゃんです!前回に続いてまだあるよ!
親切心や虚栄心以外にも、圧力に負けて...というパターン。
ポンカンさん(親)が、意に沿わない署名をしていたことがありました。
近所にコンビニができる計画が立ち上がりました。コンビニ好きのポンカンさんは大喜びで、ファミマかなセブンかなローソンかなと楽しみにその話を語っていた。実家の近所は閑静な住宅街で良いのですが、土地の規制で店舗が建てられないためちょっと不便なんですよね。駅前のスーパーまで行かずとも牛乳だけちょこっと買いたいとかおでん2〜3個だけ食べたい年寄りにはコンビニって重宝するし、実家を売るような時にもコンビニ1分という付加価値がつくのでいいよねと全面的に賛成し、着工を心待ちに。
ところがその話が立ち消えになりました。残念だったねというと、ポンカンさんは建設反対活動に署名したというではありませんか。へ?あなた楽しみにしてなかった?諸手を挙げて大賛成だったよね?そもそも署名活動に自分から参加するような人じゃないし(見えっ張りで買い物好きだけどハンコとかサインには慎重)なにがあったのかコレは深掘りしなければ。
建設話が出た頃。顔見知りのお散歩仲間とコンビニ楽しみよね〜とみんなで言い合っていたところ、そのうちのひとりと知り合いらしい町内清掃ボランティアをやっているおじいさんが現れて建設反対のチラシを配って行った。そのおじいも近所の住人で、散歩ルートにもなっている駅までの道で清掃やお花の手入れをよくやっているらしい。その日からポンカンさんたちと出会うたびに、住環境侵害だ環境破壊だ
ぜひ署名してくれ
とおじいによる熱心な布教活動がはじまったそうな。
おじいのことはよく知らないしコンビニ賛成派のポンカンさん、波風を立てないよう愛想笑いであいまいにやり過ごしていたが、とにかくおじいはしつこかった。常にそこらへんをウロウロしていて、知り合いを見かけては飛んできてまだかまだかと建設反対の署名の督促をしてくるようになった。ついには、署名をもらいにこのまま一緒に家までついて行くと言い出したさすがにポンカンさんもオソロしウザくなり、これ以上つきまとわれたくなくて一筆書いてしまったそうだ。
断りきれないパターンである。
今回は金銭問題は絡まないが、圧力に負けて自分の意に添わないことをしたと言う点では注意が必要だと思った。ましてや自分のサインを書類に書いて公に出すのだ、そこんところを一歩譲ってしまうのは変な契約をしてしまう老人への第一歩になるのではないかと私は危惧した。ハンコとサインは一晩おいてよく考えなさいと私に教えたポンカンさんだったんだから
私はポンカンさんと本件についてよく話し合った。
コンビニ賛成じゃなかった?_
うん大賛成、楽しみに待ってたのに
だったらどうして反対のサインなんかしたの?_
おじいさんからうるさく言われて…
私は賛成ですって言えばよかったじゃない?_
変ないいかがりつけられても嫌だから
自分の意見とは反対の意思表明を公的にしたんだよ?相手がしつこいからって意に反する書類にサインするの危険じゃない?アナタ昔から契約ごととか慎重だったじゃない_
うん、よくわからない署名とかキライ!
次回から、子供に相談しないとできません!怒られます!って言いなよ、そんな時こそ子供を盾にしてね。_
うん!今度からそう言うわ
・・・って感じで、いかなる書類へのサインにも危機感を持つように、かつ困ったときはうまく回避する方法を考えてまとまりました。
つきまとわれて嫌だったらそんな時こそ子供に頼ってほしい、相手はよく知らんおじいである。やめんかいゴルァっていつでも言ってやるわよ。
見栄っ張りの割には図々しい人や押しに弱いところもあるポンカンさん、私という安全弁があることを忘れないで、世の中にひるまないでほしい。