しかも夫とは年の差婚で老後ぼっち確定の甘夏っちゃんです!
子なしのみんな!不安よね(独身の人も)!
歳を取ったら自分は独りでどうなってしまうのか…と。
思い起こしてみます、周囲の老人の暮らしを。
まず、身内の祖父母は子供に介護されてた人・老人ホームで過ごした人・自宅で家族と暮らしてる時に急に亡くなった人とさまざま。私の身内で高齢に差し掛かっている人はまだ誰も子供の世話にならず自分達だけで暮らしている。
あとはそうだなあ…実家のマンションに住んでる人はおばあさんの独居が多い、今住んでる田舎の地域は長男とか嫁に行かなかった娘とか誰かしら子供と同居してデイサービスに行っている老人がほとんど。
なんとなくだけど、体が動くうちは独居もしくは高齢夫婦だけで暮らしている人の方が多いように思う。
それだけ大丈夫ってことか?住むところさえあればなんとか介護保険をフルに使ってやっていける?
いや待て、今の高齢者は時代が良かったから小銭を貯めており年金もガッツリもらえている世代だ。
就職氷河期組の甘夏っちゃんとは育った環境が違うのだよ!そして貯蓄額も
子供がいない老後の何が不安かというと、
1)経済的に生活していけるのか
2)孤独でつらくないか
3)なんだかわからないけれどとにかく漠然とした不安
この3点に尽きると思うのよ。じゃあいっこずつ考えてみよう。
1)経済的に生活していけるのか、について。
甘夏っちゃんね、あまりお金をかけない生活をしていると自分でも思うんだけど。子供がいなくて健康で無借金ならそんなに経費はかからないのではと思っています。
友達が上の子が大学&下の子が高校お受験とかで年間の教育費すっごいかかる話をよく聞きます。
私たち子なしってなんといっても子供費がかからない、それって何千万にもなるのよね。それが不要だから、普通に働いていればその分貯金できるはずなんだよね。
で、政府は一応2,000万あれば老後資金は足りるとかほざいてるからそれを基準に考えるとして、65歳までに住む家と2,000万があればとりあえずヨシとしよう。
今、夫が相続した夫の実家に住んでるんだけど、資産価値はなくてもこの家と自分の実家には死ぬまで住めるのよね。家賃は要らんと。都会の賃貸に住んだことがある人ならわかると思うけど、家賃が不要というのはそれだけで生活費が楽。ボロ屋でも老人独りで使う部分さえメンテしながらだましだまし何十年も住めると思う。
甘夏っちゃんは夫が年上なのでおそらく早めに独りになる。そうしたらこの家に住みながら近所のデイサービスに通って倒れるその日までここで暮らすよ。夫の親も最後はそうやって暮らしていたし、このへんは子供がいるいないに関わらずどう生きたいかってことだなって思います。
あとは夫が残してくれたわずかなものプラス自分の貯蓄で2,000万はあるだろうと思う。それと働いていた期間のわずかな年金でなんとかなるんじゃないかな。そんなふんわりな予算管理なんだけど?ダメ?
それに実家のマンションはポンカンさん(親)が施設に入る段階で早めに売る。マンションって古くなるほど足枷にしかならないし、大規模修繕の積み立てを言われる前に引き払っておきたいと実は考え中。親を見送り夫も見送ったら、自分用にここより便利な市街地に築浅の1LDKの中古マンションを買ってもいいし。
経済的な問題って、とにかく家賃いらずで暮らせるところがあったらちょっと安心できるかな。65歳までまだ時間はある、目指そう2,000マン
2)孤独でつらくないか
これはね、つらくないと思う
性格だと思うんだけど、甘夏っちゃんは1人がまったく嫌じゃない。むしろ1人が快適すぎて自分でもヤバいと思ったから、人生修行なのだと思って夫と暮らしてる(笑)
寂しがり屋の人はきついかも。
育児の話に入れない寂しさはもう乗り越えた年齢だろうけど、次は孫がいないさびしさがやってくるし。老人になって身の回りのことをするのが辛くなる頃に友達の話で聞くわけよ、息子が連れて行ってくれたとか、孫が来てくれたとか、みんなで温泉に行ったとかいう話をね。心細くなった時に、気にかけてくれる人が誰もいないとやっぱり辛いと思うよね。これは間違いなく
でもね、甘夏っちゃんが思うに、本当の孤独は気にかけてくれるはずの人が気にかけてくれない時が一番きついんじゃないかと。子供4人も産んだのに誰も電話をくれないとか、同居を嫌がってたらい回しにされるとか、娘は会いに来てくれるけど息子はさっぱり寄り付かないとか。頼りたい誰かがいるのに頼れないとき。それが一番孤独
だからね、誰も頼る人がいなければ誰にも期待しないし誰にも裏切られない、そういう孤独は強くなれるからきっと大丈夫だと思う(←コレ今回で一番いいこと言ったかも)
それに女の人って群れるしね、ネットワーク太いじゃん?子なしも独身もいっぱいいるし、70代になったら自然に支え合えると思うんだよねー。行き来できるところに住んでいて月に1回集まる、みたいなコミュニティをいくつか持っていれば十年や二十年は楽しく暮らせると思うんだよね。
祖母は最後まで生まれ育った田舎で自立して暮らしてたんだけど、78歳の人が88歳の人のために車で送迎したり買い物に行ってあげたりなにか料理を作って持って行ったりしてた。おばあさんのコミュニティとパワーってすごいわ
3)なんだかわからないけれどとにかく漠然とした不安
これが一番精神を消耗させている気がするよ。実態のない漠然とした不安。いつだって最大の敵はとりこし苦労なのよね。
甘夏っちゃんも若い時ほど漠然とした不安を抱えやすくて、それがほぼ妄想みたいなものだと悟りを開いたのは40歳を過ぎていたわね。なんか、歳を取ったら考えても仕方ないことはスルーできるようになったわ
今でも老後を考えると不安で首を吊って死にたくなるけれど、考えないようにすることはできるのよ。年の功というものね、スルースキルを身につけた!
病気とかもみんななにかしら出てくるから都度対処するしかないし、経済的にできることもはっきり言って限られてるし、そんなこと考えてもきりがないからもう考えるのをやめる方が楽だと決めて脳内スルー三三
それよりできることを考えて安心を生み出す方が精神的に良いに決まってるので全力で拾い出すのよ。
とりあえず住む家はあるから生活費だけ心配すればいいとか、ポンカンさんの介護費は本人の年金と貯金で賄えそうだからそこは気にしなくてよいのでラッキーだとか、独身や子なしの友達が少なくとも3人はいるから生存確認のLINEグループを作れるとか、夫と年齢が離れているのでまだ若いうちに自由になれるとか(笑)。
そうやってると、子なしは最終的に孤独でかわいそうで寂しいってイメージはちょっと薄らいで行くのよね。
たぶん、夫が寝た後の今の1人時間のように、ニュースを見ながらパズルをしながらお腹が空いたらなにかをつまむ、みたいな時間を過ごしてると思う。今も20年後も変わらないんじゃないかな。
アラサーで独りだった時に抱えていた不安と上記3つって変わってないかも(笑)でもその時感じていた不安はどれも現実になってないし、漠然とした不安なんか必要なかったのに、今を楽しめよって当時の自分に言いたい。
だから、70歳くらい?になって夫にも先立たれ独居老人になったときも、今と同じようにその時その時楽しめる何かを見つけて生きてると思うんだよねー
自分がわりとお金がかからずに楽しめて、住む家もあって、まあ健康な方で、生存確認しあえる友達もいて、むしろ安心材料の確認になった。足るを知るってほんと早く習得した方がいいスキルだと思う。
そうやって、アラフィフの子なし主婦は満ち足りた気分で眠りにつくのでした