涼しくなってきましたね、甘夏っちゃんです!
うちのポンカンさん(高齢の親)はお片付け苦手系のヒトなのですが、
なかでも、書類の整理や郵便物の仕分けが超〜できません!
取扱説明書なんか読むまもなく紛失、
5万円もかけて作ってもらった宝石の鑑定書もどこかへ、
権利書とか保険証書とか大丈夫?そんなタイプ
以前コロナワクチン接種の時に郵便で届いた接種券入りの封筒を予約できるタイミングまで大事に大事に丁寧に丁寧に保管しておいて、いざ取り出したら中身から接種券”だけ”紛失していたという・・・
家探ししても見つからないので、もしかしたら別件で内科に行った時に先生に渡したまま忘れてきたかもと言い出し、
最終的には一緒に保管していた別の封筒に適当に突っ込んでいたという離れ技をやってのけ、私の黒髪の10本分ほどを白髪にするくらいストレスを与えてくれました
通帳や権利書などリアルなお金関係のものはまだ自分で管理してほしいという気持ちも込めて今のところは手出ししていませんが、
光熱費や年金や健保や税金やNHKなどの支払い通知とか開封もしてないダイレクトメールやらなんやらその他大勢のペーパー整理をしました。
その数100通以上。
以前に”整理しないままテーブルに出しっぱなして積どくのはイカン”と私が注意したからか、テーブルから引き出しに仕舞いっぱなしにするという手法に母が切り替えたため発見が遅れました。
引き出しや家中のちょい置き場所から出てくるわ出てくるわ・・・処理済みの書簡も含めると、じつに2年分以上の郵便物が何百と放置されていたのですやりやがったな!
処理済みの書類はとりあえず引き出しにでも入れといて、捨てたりシュレッダーにかけたりファイリングしたりは年末に1回すればいいよという私の言葉の前半だけを実行していたようです。惜しい!
全部集めて、本人が必要なものだけ取り出して不要な物は捨てるよういいました。
年貢の納め時だと悟ったのかポンカンさんはサクサクと整理を進め、できたと機嫌良く言ったので安心していたら、
個人情報満載の書類を、外から丸見えの状態で透けるスーパーの袋に入れて捨てようとしているではありませんか。
ちょっ・・・それ・・・紙袋とか新聞に包んで外から見えないようにしたほうが良くない?電動シュレッダーもあるし・・・
しかしポンカンさんは、別に誰も見ないし還付金系の書類は取り出したから大丈夫と言う。
そうか、まあそれなら、と私はいったんそのままにしておいた。そういう時に強く言ってもきかないし不機嫌になるだけなので。
その後ポンカンさんになにかのお問い合わせを頼まれ、お客様番号的なやつが書かれた郵送物をそのスーパーの袋の中からごそごそ探していると・・・
えっ⁈コレって古い通帳じゃん!
うわうわ、廃した通帳とはいえ昔の勤め先の名前とか給与とかも載ってるしやっぱりゼニカネのことって生臭い。ついつい好奇心で拾って見る人とかいるんじゃないだろうか。
同じような、とーっても個人的な書類が剥き出しのままゴミ袋に紛れてないか不安になって、他の封筒の中身や郵便物も見てみると・・・
古い住民票!
古い健康保険証!!
古いパスポート!!!
最近の証明写真!!!!
どんだけの個人情報流出よ
こんなのシュレッダーにかけなきゃダメじゃない!・・・と怒りたい気持ちをグッと抑えて。
そもそもポンカンさんは大事なものは確保したと思っていて、それは換金できるものとか無くしたら再発行が面倒な証書とかである。ポンカンさんにとって期限切れの身分証や中身が入っていない通帳は「ただの紙」なのだ。大事なものではない、なぜなら効力がないから。それはそれで正しいのである。
頭はまだはっきりしてるなと思うのはこういう時だ。換金性のあるものや大事な証書まで捨てられたらヤバいのだけれど、有効期限切れや失効している物をちゃんと仕分けているのだ。頭ごなしに怒ってはいけないと私は思った。ちゃんとしなさいよ!などと安易に否定することで自信を失わせてしまってはいけない。
ただし、個人情報の取扱いや考え方については新たに理解してもらう必要があると思った。今そういうご時世だから仕方ない。
こういう身分証明系のものは失効していても悪用しようとする人に持ち去られる恐れがあるし画像に撮られたら加工や偽造はもっと簡単だ、詐欺などのトラブルに巻き込まれる可能性があるので身分証明になるものや通帳などお金がらみのものはシュレッダーで細かく切って内容がわからないようにして捨てるに限る、と説得した。
ポンカンさんの頭の中には失効したもの=使えないに決まってるというイメージしかなかったが、デジタル加工というよくわからない分野には不安を抱いているので、なんかよくわからないが外から見られない状態にして捨てなければ、という意識は芽生えたようだ。
今回は個人情報の取り扱いや、溜め込んだ書類も年に1度は整理することといったチェックポイントを確認し合った。
お金の管理や重要書類の仕分けはまだできていることもわかって安心した。
もともと片付けが苦手なタイプなので、本人にとって少しでも楽に片付けられる方法とか一緒に見つけていければいいなと思った。
シュレッダーもあるし、年に1回でも使ってくれればいいのになぁ。
次回は、老後の無趣味問題について書く予定です!