出水剣友

出水剣友

『出水兵児修養掟』
武士の心構えを表したものですが、今の世の中でも人としての生きる心構えの教えとして学んでいます。

Amebaでブログを始めよう!
令和2年12月27日(日)鹿児島県総合体育センター体育館

試合結果
【小学生団体】
優勝 広瀬道場
準優勝 伊集院剣心館
第3位 松元、南月

【中学生男子個人】
優勝 川内(伊集院剣心館)
準優勝 今村(根占武道館)
第3位 尾ノ上(福平)、大野(脇本錬心館)

【中学生女子個人】
優勝 藤崎(南月)
準優勝 大迫(加世田)
第3位 宮里(加世田)、福田(志布志武道館)



中学男子個人

じゅきあ
2回戦 堀切(牧之原)
3回戦負 今村(根占武道館)

じゅきあは、2回戦では、始めこそ少しバタついていましたが、いつも通りの試合ができていました。

相手を良く観て、しっかりさばいて、打つべき機会をとらえて1本にしていたと思います。

3回戦でも、落ち着いた試合運びができていました。

延長になり、ここが勝負どころと思い、メンにいったところを返しドウを打たれました。

もう少しでした。

打たれはしましたが、今まで稽古でしていた、思い切った腰の入った良いメンが打てたと思います。



中学生男子3位に入賞した、脇本のタクマは、いつも錬成会の時は、出水と合同で出てくれて、時には、一緒に稽古をして、一緒に汗を流す仲間。

どの試合も厳しい試合でしたが、準々決勝で鹿児島県の中学生でもトップクラスの志布志の横峯くんと対戦。

対戦できる機会もあまりないので、当たって砕けろではありませんが、思い切りやってこいと試合に臨みました。

タクマは、緊張することなく伸び伸びと自分の剣道をしているように見えました。

そう、ある意味、試合を楽しんでいるかのように…

途中、危ないところもありましたが…

イヤ、多分2・3回くらい、打ち終わったところを打たれていましたが…

相ゴテメンとか、相ゴテメンとか…

延長に入り、タクマが自分から仕掛けて、メンを打ち抜きました。

相手もコテを合わせようとしましたが、時すでに遅し…

見事なメンで1本取りました。

すごい!

やはり、最後は捨て切った技を出した方が、勝つことを改めて感じました。

試合に勝ったタクマもすごいけど、負けた横峯くんもスゴイ!!!

多分、横峯くんくらいのレベルだと、勝とうと思えば、引っ掛けて打ったり、避けて打ったり、返して打ったり、勝つ方法はいくらでもあったと思います。

…が、あえて、タクマに合わせて、真っ向勝負で応じていたように見えました。

『来るならこい、打てるものなら打ってみろ。』くらいの気迫を感じました。

まさに横綱相撲。

例えて言うなら、

煉獄杏寿郎が、竈門炭治郎に修行をつけているような…

違うか…

全部の試合を見たわけではありませんが、今日一番、いや、今年一番と言ってもいいような試合を見せてもらいました。

タクマは、準決勝でも同じようなメンを打ちましたが、返しドウを打たれてました。

そう何回も思うようにいかないのが、剣道です。

タクマも今日一日で、だいぶ成長させられたことでしょう。

対戦してくれたみんなに感謝です。



中学女子個人

サラ
2回戦 湯地(鹿屋武道館)
3回戦負 留森(牧之原)

サラは、打たれたくない、負けたくないが強すぎて、いつも以上に身体が動けていませんでした。

攻めはしますが、自分から打ちにいけませんでした。

相手の打ちを見てからでは、もう遅いです。

自分から仕掛けて、相手の動作の起こりをとらえて打ち切る。

勝ち負けも大事ですが、それよりも自分の剣道を出し切ることです。

それだけの稽古はしているはずです。

まだ、1年生です。

負けて強くなる。

負けることを怖がらずに、自分を信じて打ち切るだけです。

がんばれ、サラ!