オーソモレキュラー医学
オーソモレキュラー医学とは、ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで、病気の予防や治療を行う医療で、欧米を中心に発展してきました。 正しい食事から栄養を取ることはもちろん、必要に応じてサプリメントや点滴などで高濃度の栄養を補充します。個人の体質や体調によって必要な栄養素の種類や量が違うため、専門的な知識を持った医療従事者の指導のもとで行うことが基本です。また、身体に悪影響のある物質を避け、体内からそのような物質を排出することも病気の治療や予防に必要となります。(オーソモレキュラー医学会 HPより)
オーソモレキュラー医学会提携団体
メガタミンの藤川徳美先生もオーソモレキュラーを実施している先生でしょうか
関西でオーソモレキュラー栄養外来を行っているナカムラクリニックの記事
抜粋です。
パーキンソン病は国の指定難病で、基本的には「治らない」とされているけれども、個人的には治る病気だと思っています。あるいは少なくとも、完治までいかずとも、相当程度まで改善できる病気じゃないかなと。
一般に、パーキンソン病の原因は不明とされているけど、全然そんなことなくて、たとえば農薬曝露量とパーキンソン病発生率の相関を示す研究は複数ある。
農薬とか殺虫剤はパーキンソン病のリスク因子です。食事はできるだけオーガニックにするとか気を付けてる人が、家でゴキブリや蚊に平気で殺虫剤を撒いたりベープやバルサンを焚いてたりする。換気しないと自殺行為だよ。殺虫剤はタフなゴキブリさえ殺すぐらいの猛毒なんだということを忘れないでね。
農薬が関係しているということは、恐らく炎症とか活性酸素(フリーラジカル)が体内で悪さをしているはずで、ということは、治療としてはそういう炎症を抑えるような食事なり生活習慣なりハーブなりが役立つだろうな、ぐらいのことは見当がつきます。
以下に症例を供覧します。
【症例】70代女性
【現病歴】2021年初め頃より手がこわばるようになり、神経内科でパーキンソン病と診断され、薬を処方された。服薬したところ、副作用が強く出たため中止。2021年10月、別の治療法を求めて当院を受診した。コロナワクチン未接種。
【神経学的所見】歩行が緩慢→小刻み歩行(+) 手がこわばる(たとえばコップを持つと手がコップを持った形のまま固まる)→筋強剛(+) ものをつかもうとすると震える→振戦(+) 表情は乏しい(仮面様顔貌)
いかにも教科書通りの典型的なパーキンソン病である。さて、どのように対応すればよいか?
サプリよりも何よりも食生活こそが命なので、お菓子や小麦を控えるように指導した(パーキンソン病は甘党が多いんです)。「できるだけ日光浴しましょうね」と生活習慣についてもアドバイスして、最後にサプリである。何を勧めるべきか?
まずはアサイゲルマニウムを勧めたい。パーキンソン病は、結局のところ、慢性炎症性疾患です。腸なり脳なりで炎症があって、そのせいで中脳黒質で神経細胞が減少する。それが病態の本質だとすると、炎症を鎮めるようなアプローチはすべてこの疾患に対して保護的に働くはずです。
で、アサイゲルマニウムが炎症を抑えることについては、明確なエビデンスがあります。
チャーガも使いたい。チャーガは地球上に存在するすべての植物のなかで最も抗酸化力が強いのだから、パーキンソン病に効かないわけがないというのが直感です。もちろん、論文的な裏付けもある。
チャーガから抽出した物質(3,4ジヒドロキシベンザルアセトン)を投与すると、パーキンソンに関連した神経毒(6-ヒドロキシドーパミン)によるダメージが軽減するという研究。
さらにCBDオイルもいい。最近厚労省が医療用大麻の使用を解禁することを決めたことで、CBDオイルがますます注目されるだろうけど、パーキンソン病に効くことにもエビデンスがある。
パーキンソン病患者21人を集めてきて、7人ずつを3つのグループに分ける(プラセボ投与群、CBD1日75mg投与群、CBD1日300mg投与群)。すると、CBD300㎎投与群で生活の質(QOL)が上がった。
ナイアシン(ビタミンB3)は、オーソモレキュラー療法の主役級のビタミンで、パーキンソン病に対しても仕事をする。
そもそもパーキンソン病患者では血中ナイアシン濃度が低いことが分かっている。ナイアシンはミトコンドリアのエネルギー産生(酸化的リン酸化)に不可欠の物質だから、ナイアシンが欠乏してはエネルギーが生み出せない。パーキンソン病の症状(疲労、睡眠障害、気分障害)はナイアシン欠乏に見られる症状そのものである。実際、パーキンソン病患者にナイアシンを12か月投与したところ、文字の大きさの改善、疲労軽減、気分改善などパーキンソン病特有の症状が改善した。
さらに、今僕が一番注目しているのが、ブラックシードオイルです。

FLCCCのコロナワクチン後遺症の治療プロトコルに入っていたことで、一気に有名になりました。ワクチン後遺症に使うのはもちろんだけど、僕は他の病気の患者にもけっこうは頻度でこれを使います。そのひとつがパーキンソン病です。
神経毒性に対してよく効くという論文がある。アルツハイマー、てんかん、パーキンソン病など神経変性疾患に対して副作用なしにスマートに効いてくれる。使わない手はないだろう。
ちなみに、ブラックシードオイルは統合失調症の人にも勧めたい。
記事に載っていた ブラックシードオイルは楽天で扱いはありました。
チャーガはキノコの一種でサプリ、お茶等があります。
120MLも有り
ちなみにブラッククミンシード
カレーに使えそう
中村先生の書籍
ショッピングサイトで扱っているサプリ
(クリニックの処方は不明です)