猫における3年ワクチン | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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ワクチン問題について私はいろいろ書いてきましたが、ペットにもワクチン接種は行われていますよね?
それはどうなのでしょうか?
日頃から、私は同じであると感じています。
お友達の獣医さんが、猫のワクチンについて記事になさっていますので、猫ちゃんと暮らしている方はぜひお読みくださいね。

基本的には同じですよね。ペットも家族の一員ですから守ってあげてくださいね。



猫における3年ワクチン理論根拠とは・・

当院では猫におけるワクチンの接種は9割が3種。4種、5種、7種、FIVは保有しているがきっちり説明した上で基本的に飼い主判断に任す。

親元から一ヶ月以内に離れてる場合、もしくは満足に母乳を飲んでない場合、生後3ヶ月ないし4ヶ月において2回打ち。

ただし~半年以上経過してる子猫に関しては状態を確認し一回打ちもしくは2回打ち。その後一年で一回打ち、その後は3年置きを推奨。

ほとんどの雑種猫においては生後半年以上におけるスナップFIVFeLV検査結果によりワクチン選択を飼い主と共に検討する。


基本家猫で外には一切出ない猫に関して成猫にはワクチンを薦めない。


↑ あくまで私のスタンスである。他の院ではこの限りではない。


以下はSA Medicine29号より抜粋と改変

市販のワクチンの多くには年一回の再注射が望ましいと書かれている事が多いが、多くの場合ワクチンの免疫持続期間の検討から生まれた文言ではなくあくまで、年一回の健康診断を考慮しての記載と言われている。

アメリカでは1996年以降の新製品に関しては免疫持続期間を明記する事になっているのに対し日本はそういう体制にはなっていない。

☆1997年コーネル大のスコット博士らは猫のコアワクチン(猫パルボ、猫ヘルペス、猫カリシ)である3種混合不活化ワクチンの免疫持続期間に関する論文を発表し、『一歳時以降の追加接種は3年間隔の追加接種』と言う提唱がなされた。実験ではこれらの3種混合不活化ワクチンを2回接種した猫を全くのSPF環境下(とどのつまり、無菌な環境)で3年放置しても3種のウイルスに対して免疫をきっちり持続できていた。

☆さらに1999年追加試験としてこれらの猫免疫後7.5年後にウイルスに晒した所、接種していない猫たちよりも臨床的な症状が明らかに軽減されていると証明した。

勿論この理論には穴がある。

日本におけるワクチン接種率特に猫のワクチンに関して言うならば接種率そのものが極端に低い為、濃厚感染エリアに住まう半野良猫、もしくは通い猫は明らかなキャリアになる可能性があると言うこと。あくまで猫飼育頭数の70パーセントが3年以内に一度でも打っている事が疫学上必須条件となる。

ココのリスクは低下するが、全体的なリスクを挙げる可能性がある為。各獣医師は地域における感染状況を明確に知っておくことが必須となる。
無論家から一歩もでないような家猫では接種リスクを十分考慮して打たない選択肢は十二分な説明とともに与えられるべきであると考える。

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