発達障害のある子どもたち 思春期のサポート2 | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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おはようございます。

お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロンの甲斐です。


昨日の研修は、発達障害のあるお子さんたちのサポートについての研修でした。

その事例は、不登校になっているお子さんのサポートと同じであることがとても多かったのですね。


もう、ご存知の方も多いとは思いますが、不登校生の8割は発達障害があると言われています。

そこで、学校の先生の中には、検査を進める方も多いと思います。


たしかに検査することはとても大切で、できるだけ早いほうが、接し方もわかります。


ここで、注意したいことは、発達障害であることの診断をくだされることが大切ではないということなんですね。

そこのところをしっかり理解したいところです。


先ずは、お子さんの特性を知ることが大切なんですね。


昨日の研修会でも、次のような事例も紹介されました。


Aさんは、子供の頃にアスペルガーの診断を受けていました。

しかし、いわゆる普通に学校も卒業し、就職をされていたんですね。


生きづらさを抱えながらも頑張って乗り越えていらしたんですね。

ところが、会社では、人間関係に辛さを抱え、抑うつ状態がひどくなり、病院へ行きました。


そこで、Aさんは、先生に「アスペルガーであることは、会社には言わないでください。うつ病であると診断していただけないでしょうか。」と頼まれたそうです。


会社の上司に先生は、発達障害があることは、話さないで説明されたそうです。

Aさんの特性は、仕事はきちんとできる。 部下を持つことにストレスを感じる。特性があったのですね。


上司に話すと、その上司もうつ病の経験がある方だったので、その辛さは共感してもらえたのですね。


これまでのAさんの仕事ぶりはとても高評価でしたので、それなら、研究所の部署に配置換えしましょうという話になったのです。


自分の好きなことなら、集中することのできる特性を持つAさんは、研究所で活き活きと仕事をすることができるようになったという事例でした。


特性を知り、周囲の方々の協力はとても必要ですね。

しかし、診断名は、言わなくても活き活きと働くことが出来るのだという事例でした。


特性を知ることはとても大切ですが、診断名を公にすることによって、もっと苦しくなることを回避した例です。


診断名がついていても、人それぞれが、辛さを感じるポイントも違ってきます。

先ずは、その人の特性を知ることから始めることが大切だと、私も思います。