<不安な時代>の精神病理 | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロンの甲斐です。

国がうつ病になっている。
この考え方に至る歴史を振り返ってみましょう。

第二次世界大戦が終わった時、日本は、どん底に叩き落とされました。

なにもないことを想像してみて下さい。失意のどん底に叩き落とされていると、感じている方が多かったのではないでしょうか。
そこから、復興へ向けて動き出したのです。


私が生まれた頃の時代は、復興していくことへの希望や、エネルギーが満ち溢れていたように思います。

その頃は、"金の卵"と呼ばれている人たちの労働力がとても大きな役割を持っていました。

"金の卵" って、お聞きになったことはありますか?
私のブログでも、よくお話しさせていただいています。

中学校をでた方達が、集団就職して労働力を提供してきたのです。
金の卵というイメージから、悲惨なイメージはないかもしれませんね。

しかし、安い賃金で、労働条件も悪い状態で働いて日本を支えてきてくださったのですね。

もちろん、その頃にも大学をでた方もいらっしゃるわけで、賃金格差や労働条件の違いなどもありました。

学歴がなければ、苦労する。

そんな社会が出来上がってきたのですね。

"大学へ行かなければ、いい人生を送ることはできない"

大学へ大学への神話が生まれたのです。

そこから、数年前までは、経済大国日本 と呼ばれていました。
小さな国なのに、「経済大国」であると、呼ばれることに、子供ながらにも、誇らしい気持を感じていた方も多いと思います。

頑張って、頑張って、経済大国と呼ばれるまでになったのです。

しかし、今では、「あなたの国はもはや経済大国ではない。もはや没落しているのです。」と、いわれて、気がついて、周りを見渡せば確かに思い当たる。

これは、いわゆる、経済人でなくても、一般人の心にも強い影響を与えているのですね。

少し前に、勝間和代さんと、香山リカさんの論争が注目されたことがありますね。

これは、まさしく、自己実現を目指す生き方と、生きているだけで価値があるという生き方の違いの論争だったのだと思うのです。


勝間さんは、スーパーマンを目指せと言っているのではなく、効率よくできることは、効率化し、余った時間や、余裕を、自分のために使い、楽しむ人生が人間らしい生き方であると、主張されていましたね。
そのノウハウを知っているから、その通りにすれば、人間らしい人生を送ることができる。

「なせばなる」という、考え方で、出来ないのは、やり方が悪いのだという前提があるように思います。

一方、香山リカさんは、人間は、計画通りに行かないこともある。
「人間とは、そういうことができる生き物だ。」と前提される社会こそが生きづらさを産んでいるのではないかと、おっしゃっています。

いかがでしょうか?

「なせばなる、なさねばならぬ…」

以前、ブログにも書かせていただいたことがあるのですが、若い頃に、とても、疑問に思い、心に引っかかっていた曽野綾子さんの言葉を思い出すのです。

「やってできることばかりではないのです。」

その言葉は、長い間、私の心の奥に疑問として残っていました。


あなたは、やっても出来ないことのあることを知っていますか?
それは、甘えや怠けでは決してなく、出来ないことがあるのです。

"出来なくてもそのことを受け入れることのできる社会"

東日本大震災が起きたことをきっかけで、経済活動が一時停止しましたね。

その時、経済活動をしなければ、助けることも出来ないから、経済活動をできる人はしましょうと、活動されていた方々もいらっしゃいました。
一方、支援活動に身を投じた方々もいらっしゃいます。

うつ病治療に必要なことは、罪悪感を持つことなく経済活動をしばらく停止してみることが必要なのです。

国がうつ病にかかっている今、香山リカさんは、一時的に鎖国してみることも、いいのではないかと仰っています。

国を鎖国することは実際にはできる話ではありませんが、興味ある方は、お読みになってはいかがでしょうか。








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