まだお読みで無い方は、こちらからお読みくださいね。
(7) 嚥苦吐甘の恩(えんくとかんのおん)
「食味を口に含みて、これを子に哺わしむるにあたりては、苦き物は自ら嚥み、甘き物は吐きて与う」(『父母恩重経』)
つい先日までの日本では、こんな飢えの状態はあまり見かけなくなっていたようですが、大震災での皆様の様子を伺うに付け、この恩のことを思い出します。
食べ物が充分にいきわたらないとき、親は自分は食べなくても、子どもに食べさせてあげたいと思うようです。
このたびの震災では、それだけではなく、地域の皆様が、こんな気持を持っていらっしゃるようです。
昨日、ラジオを聞いていましたら、「日本人の正体」は、実は、危機に遭遇した今、現れていると、誰かがおっしゃっていました。
日本人の素晴らしさでもありますね。
宴会などで、子どもさんや、奥さんの好きな料理が出たとき、思わず持って帰って、妻や子どもに食べさせたい!
美味しそうなお菓子や果物を見つけたとき、子どもに食べさせたい!
そんな気持になったことはありませんか?
子どもの喜びを、自分のものとして感じる! なんて素敵でしょうね。「己が好美の衣服は皆子に与えて着せしめ、己はすなわち古き衣、破れたる服を繕う」(『父母恩重経』)
子どもには、何万円もするスニーカーを履かせ、自分は特価の1980円の靴を履いている。
なぁんて、光景は、私もよく目にしますよ。
いかがですか?親ってすごいですよね。
お子様の不登校、ひきこもり解決策提案サロン営業時間:9:00~17:00 静岡県御殿場市萩原767-14
◆℡ 090-9924-7773