こんばんは。御殿場の甲斐です。
今日は、静岡の久能山東照宮におまいりに行ってきました。
去年の年末に、東照宮の改修工事の様子を放映しているのを見たので、久しぶりに行って見たくなったのです。
1159段の階段を登ってやっとの思いで、たどり着き、東照宮の素晴らしさを再確認してきました。
下りてきたら、足がガクガク震えていました(笑)
お正月で運動不足になっているので、いい運動にもなりました。
この階段を何日も登り、漆を塗り直し、修復し、今の時代にまで残されている偉業に人間の営みを感じざるを得ませんでした。
伝統文化は大切にしたいものですね。
東照宮公御遺訓
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し、急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
心にのぞみおこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基。
怒は敵と思へ。
勝つことばかり知りて負くる事を知らざれば害其の身に至る。
己を責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
慶長八年正月十五日 家康(花押)
人はただ身の程を知れ草の葉の 露も重きはお落つるものかな
とても深い言葉だと改めて感じました。
人は成長し、望むものが果てしなく広がってきます。
もちろん、向上心はとても大切なものですが、この遺訓は胸に響きました。
今 学校へ行けなくなっていても、ひきこもっていても、急ぐことはありません。
じっくり、自分と向き合ってみる時間が必要な時なのかもしれませんね。
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し、急ぐべからず。
味わってみることも、きっと必要なことなのですね。