最近の若い世代の方たちは「消臭世代・無臭世代」といわれているそうです。

私もあまり聞いたことがない言葉だったのですが、考えてみるとシャンプーや石鹸などにも『無香料』を謳った物が目に付くような気がします。昔は、シャンプーや石鹸はどれだけ良い香りがするかを競っていたものですが、今は、そういったものの香りはできるだけ避けるみたいですね。

介護の現場にも消臭世代がいますが、「施設の臭いに耐え切れない」という理由で辞職する人が実際にいるそうです。確かに、一日の大半を過ごす職場ですし、ニオイは嫌でも感じてしまうものですから、気になり始めるとどうしても耐えられないのでしょう。

近頃は、環境を守るために紙オムツではなく布オムツを使っている施設もありますが、捨ててしまえる紙おむつと違ってニオイへの対策が不可欠だそうです。そのため専門の業者に依頼するケースもあるようですが、費用面で難しいところも多いでしょう。

ニオイに関しては感じ方が人それぞれのため、頭ごなしに我慢しろというわけにもいきませんから、やはり、誰もが受け入れられる「無臭」の状態が一番良いといえるのかもしれませんね。以前にマッサージなどでアロマを使う施設があるとご紹介しましたが、消臭に使えるアロマ成分もあるそうです。

匂いで臭いを押さえ込むというのは、あまり良い方法とはいえませんが消臭してほのかに良い香りが残る程度であれば、受け入れられる人も多いかもしれません。
北海道登別市の特別養護老人ホーム「緑風園」施設長の菊地雅洋氏が、埼玉県八潮市の介護老人保健施設ケアセンター八潮で開いた研修会で介護職員に求められる資質について講演を開かれたそうです。

直接、講演を聴いたわけではありませんが「当たり前の感覚を麻痺させずに、利用者の人間らしい生活を守る支援が必要」というのが介護者に求められる資質であるという内容の記事をネットで見かけました。

まず思ったことは、こういう内容が研修会の講演で語られるほど、介護現場には人としての当たり前の言動が欠けているのかなぁということです。もちろん、介護現場では多くの人が働いていますので全ての人に当てはまるものではないでしょうが、そういった人が目に付くというのも間違いではないのでしょう。

菊池氏は、利用者をニックネームや○○ちゃんと呼ぶことで「介護者が上の立場に立って利用者を見下ろすといった状態に陥る原因となる」、「プロ意識の欠如である」と語っています。

また、指示的・命令的な言葉を使う、おむつが濡れても、定時の交換まで待たせるなどの行為が、利用者の尊厳を傷付ける場合があることを自覚して欲しいとも述べています。



施設の利用者は介護者を必要とし支援を求めている人たちですが、だからといって介護者の立場が上であるという考え方が間違っているというのは、普通に考え れば「当たり前」の感覚かもしれません。でも、常に要介護者に気を配り、行動を支援するうちに「自分たちがいなければ何もできない人たち」という見方をしてしまうのかもしれませんね。

高齢者や体の不自由な方たちは他の人の支援を必要としていることは事実で、社会的に弱者とされていますが、人としての尊厳を傷つけて良いというものではありません。

社会生活を送るうえで、上下関係というものは常について回るものです。社会的な地位、年齢などで多少は存在しても仕方がないことなのかとも思いますが、介護者 が上、要介護者が下という考え方やその逆の考え方、どちらも正しいものではないと思います。

年齢が上でも下でも、社会的な地位が上でも下でも、人間としては全ての人が対等に、お互いを尊重しあうというのが大切ではないでしょうか。

理想論といわれるかもしれませんが、もし、私や私の家族に介護が必要となったときには、そういった考え方ができる人にお任せしたいと思います。
医療・介護に携わる人たちを主な対象とした、展示会が今月9日と10日に東京ビッグサイトで開催されるそうです。この展示会では医療・介護施設向けの食材、機材の紹介、展示だけではなく「食も医療の一部」という考え方の広まりによって注目を浴びている「食・栄養・医療」に関する多くのセミナーも開催されるとのことです。

こういった展示会では、多くの新しい製品などをまとめて比較検討し、情報収集することができるので関係者にとっては有意義な催しですね。

インターネットで情報収集をすることは簡単にできますが、実際に目で見て、触れて、試してみるというのも必要ですし、セミナーなどで入手した情報を施設や病院全体で共有することで利用者のためにも役立てることができるなら、参加しないという手はありません。

事前にサイトで申し込んでおけば、3000円の入場料が無料になりますから、時間を都合して訪れてみてはいかがでしょうか。

http://www.medicarefoods.com/index.php