(引用)
(URL)http://www3.ocn.ne.jp/~soo/meii100.htm
和田洋巳 (呼吸器外科教授) |
京都大学医学部付属病院(京都府) ℡075-751-3111 |
呼吸器外科医としては 肺移植研究を手掛けるなどのパイオニア |
(引用)
(URL)http://www3.ocn.ne.jp/~soo/meii100.htm
和田洋巳 (呼吸器外科教授) |
京都大学医学部付属病院(京都府) ℡075-751-3111 |
呼吸器外科医としては 肺移植研究を手掛けるなどのパイオニア |
(引用元)社団法人日本呼吸器学会
(URL)http://www.jrs.or.jp/home/
(引用理由)情報の削除に備えて、文章の保存目的で引用しました。情報元の方から削除指示がありましたら、すぐに削除します。管理者さちこ
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[感染性呼吸器疾患]
別項 でご説明した結核菌も抗酸菌*の仲間の菌ですが、非結核性抗酸菌とは、「結核の親戚の菌で、培養可能な抗酸菌」とご説明した方がわかりやすいかもしれません。以前は非定型抗酸菌と呼ばれていました。この菌は、結核菌とは異なり人から人には感染しません。ですから肺非結核性抗酸菌症と診断されても、肺結核のように隔離のために入院する必要はありません。またこの菌の感染症では、普通の免疫状態の方であれば、結核の様に急速に悪化することも稀です。これらの菌の仲間は、主に土や水などの自然環境に広く存在しており、環境から感染すると考えられています。わが国の肺非結核性抗酸菌症の8割以上がマック菌、1割くらいがカンザシ菌、残りが他の菌で占められています(資料1)。肺非結核性抗酸菌症の主な症状は、咳や痰で、ひどくなると血痰や全身倦怠感が出ることがあります。肺マック症は中高年の女性に多く、有効な治療薬はあるのですが肺結核に比べると治療が効きにくく、治療期間が長くなったり、再発することもあります。肺カンザシ症は肺結核と同等の治療効果が期待できます。
(*この仲間の細菌は、顕微鏡で調べる時に染色液で色を染めて観察するのですが、一度染色されると酸などで脱色されにくいので、このように呼ばれます)。
資料1 非結核性抗酸菌症の種類
(坂谷らの集計による 2001年全国調査)