K先生への信頼感を確認してから1週間。


いよいよ、矯正医の先生と初対面の日がやってまいりました。



指定された予約時間に病院を訪れると、
その日は めっちゃ混んでましたwwww


「王冠ちゃんっ ごめんね
 ちょっとお待たせするかもしれないけどいいかなっ」


そう言ってくるのはK先生……ではなく、
こちらも20年来のお付き合いになる 
受付のお姉さま。



久しぶりに行く度に 

「ああ~~~大きくなって~!
 大人になってねえ!
 私もその分年をとったってことなのよね!!嫌ぁ~~!!」


と、悲しむ割には全然お変わりなく私には見える、
ベテラン事務さんです。


全然いいですよ~とお伝えし、
のんびり待つこと20分くらいかな。


診察室のドアから私を呼ぶのは、
細身の歯科衛生士さん、ではなく、
がっしりタイプの白衣の男性。


それが、矯正医のT先生でした。



矯正治療は通常の診察室の奥、
別室に専用の診察台が設けられているようで、
はじめてそちらに通されて、こころもちキョロキョロするわたくし。


とりあえずそりゃあ見なきゃ始まらないよねというわけで、
診察台で口をパカーンするわたくし。

私の口は決して大きくはないですが、
治療慣れのおかげで施術しやすい開口には無駄に自信があるのです。



一瞥して矯正の必要が大ありなのは解る歯列ですので、
診察台でどうのこうのする時間は、
そう長くありませんでした。


「5人掛けのベンチに
 7人も8人も座れないよね、という事なんですね」


というのが先生の見解。
K先生も同じことを言ってらしたので、
そうよねそうよねと頷いて聞いておりました。


結局、私の顎は小さい、狭いんだろうということで、
そこに無理やり歯が正規の本数+親不知まで
押し込まれているんだから、そりゃー並ばないよね、と。


後は、引っ込み思案の上2番ちゃんとか
飛び出たドラキュラ犬歯は、
乳歯が抜けるのが遅かったりして
出るとこ出られずにズレて生えちゃったとか
そういうのもあるかなと。


しまいにゃ後から成長した親不知が、
歯列を奥からぐいぐい押している疑惑が。

そのせいで昔よりも今の方がたぶん、
歯並びは悪化しているんじゃないかな、ということでした。




ざっとそのあたりのお話を聞いてから、
今度はそのさらに奥、
相談スペース、と言えばいいのかな。
普通に座ってお話が聞けるところに通されました。


そこで、改めて【歯列矯正とは】みたいなお話を聞きました。


いくつかの症例写真や、
実際に矯正を受けている方の歯型模型を見たり、
矯正のやり方を順を追って説明受けたり、

使う器具の種類、注意事項、遵守事項、かかる費用。
そのあたりを、クリアファイルにまとめられた資料をみながら
説明を受けました。


矯正とはこういうもので、
私の場合はだいたいこんな感じになるでしょう。


その上で、


私がどうして今回矯正治療をしたいと思ったのか。
矯正をするにあたって、どこを重視したいのか。
(スピード、見た目、噛み合わせなどいろいろ)
何が不安で、何がわからないのか。

そのあたりのお話まで、ヒアリングしてくださいました。



途中でK先生もいらしてくださって、
T先生の話す大体の治療方法の目安を聞きつつ、
いろいろとT先生に進言してくださいました。


「この子ね、いい子だから!!できる限り良くしてあげて!!」


とりあえずそこから入るK先生。


待って先生www
嬉しいけどいい子かどうかは矯正に関係ありますかwwwwww

と、言うわけにはいかずとも、
思わず笑ってしまう私でしたが、
K先生の話は続きます。




「本当にね、いい子だから。
 ご両親に負担をかけずに今ならやれるからって、
 そういう子だから。ね。いい子だから。
 だから料金とかも、僕が言えることじゃないけど、
 なるべく安くできるようにしてあげてほしいのね」


エッ


「若い娘さんだからね。
 できる限り目立たないように、
 気にしなくていいようにしてあげて。
 〇〇よりは××のほう使うとか、
 そういう風に、できるだけ配慮してあげて」
 


(´;ェ;`)ブワッ



もうやだK先生だいすきぃぃぃぃいい



私が先生のところに通った20余年、
いい子、と呼ばれるようなことをしてきたつもりは
全くないわけですが、
(むしろ虫歯まみれのゴミ患者)

もうきっと…あまりにも長く診すぎて、
親戚の娘くらいの気持ちになってくれてるのかな、とか
そんな厚かましいことを思うわたくし。。。。。。。。



あやうく相談室で泣くところでした。





いつも思う事なんだけど、
私は本当に、周りの人に恵まれて生きてるなと……


いろいろ嫌なことがあったりしても、
最後には庇ってくれる人や守ってくれる人、
心配してくれる人や手を差し伸べて、
許してくれる人がいる。


ありがたい星の元にうまれているなと思います……


なんだろうな…前世の私が徳を積んだのかな……

グッジョブ……

来世の私ごめん……




そんなK先生の助言の甲斐もあって、
T先生のほうもできる限り目立たない装置を使用する事と、
費用を考慮していただけることを約束してくださいました。


聞けばT先生はK先生の後輩にあたるそうで、

「先輩の院長先生がそうおっしゃるなら僕もできる限りね。
協力させてもらいますから」


と、力強く言い切ってくださいました。
ありがたい……本当にありがたい……


ただし、この後の精密検査に進まなければ
具体的な治療方針を立てることもできないというお話で、
初回相談は無料だけれど、
検査料金は別途発生しますとのこと。



もし問題なければ、
今日この後検査までどうでしょうかと言われたので、
ふたつ返事でお願いしますと言ってきました!




受けた検査は、
上下歯列全体が見える
パノラマレントゲンの撮影と、
先に見せてもらったような石膏型を作るための型取り

型が微妙に合わなかったのか、
上はやってる間えずいちゃって辛いし
下は抑えつけられてる時が当たって痛くてねえ… 
型取りつらかったですw

それと、ビフォーアフターの確認のためなのかな?
鏡を咥えて口腔内上下左右はもちろん、
診察代から立ち上がって正面と横から、の顔の写真撮影。
口を閉じたままと、歯が見えるようにニッコリ笑った状態で。


そのうえで、
ここではない近所のでっか~~~い病院にて、
セファロなる頭部レントゲン写真を撮って来るように言われて
紹介状を書いてもらいました。

その写真を渡してから、
T先生が色々と精査して、
私のためのプランを考えてきてくださるそうな。

なので写真を届けに来た時に、
次回予約をとるように言われ、
本日は解放となりました。


やると決めたらやるぞ~~
ぐいぐいすすんでいきまっしょい(9`・ω・)9+゚*。




【今回の費用】


初回相談料 0円

検査料 4,320円

2/5 セファロ写真撮影料 9,880円 



当然、矯正は保険適用外のためすべて自費。





歯列矯正をするにあたり、
まずは矯正医選びというのが
一番の大仕事であり難関だと聞きます。


高いお金を払って長い期間通うものだから、
技術があって信頼のおける先生にお願いするべきであると。


もちろんそうでしょう。


私もそれには大きく頷くわけですが、
何かを探す前にとりあえず、
かかりつけ医の先生に相談しよう~~ と
まずそこからのスタートでした。




かかりつけ医、とはもちろん、
先の記事にも出てきた歯科医の先生のこと。

仮にK先生とします。


私の人生に矯正の選択肢を最初にくれた、
でも全虫歯の可能性があるよ、と言ったあの先生ですね。


私は、もうそれこそ乳歯のころから、
20年来お世話になっている問題患者です。


ガチャ歯のうえブラッシング技術がゴミすぎて
いつかはブラッシング指導までしてもらいました。


おかげさまで今では、
歯科衛生士さんにも褒められるくらいにはなりましたよww
(こんなひどい歯並びなのによく磨けている、というあれ)



未だに子どものように
下の名前+ちゃん付けで呼ばれ、
たまに検診とクリーニングで行く度に


おおきくなったねえ!(成人からだいぶたちますが!)
もう名前で呼んじゃだめだよねえ~(でも呼ぶのはやめない)
お疲れ様~これあげるから持っていきな!ね!
ほら、ちゃんと大人用だからね!
(と、帰りに売り物の歯ブラシを握らせる)

こんな感じのことを真面目なトーンで繰り返す、
実はお茶目で素敵な先生です。


その医院には非常勤で
別の矯正医の先生も来ているということで、
なにはなくとも、まずはK先生に相談するところからだな。
と自然にそう思いました。




「今日はどうされましたか」


と 衛生士さんからのいつもの問いに


「虫歯のチェックと歯のお掃除、
 それと歯列矯正のご相談がしたくて」


そう答えた瞬間は、ちょっとドキドキしました。
こう…新しい一歩を踏み出したーーーって感じがして。




K先生はすぐに来てくれて、
話を聞いてくれました。


「やっぱりずっと気になってたし、もう今なら全部自分の責任でできるので」


私がそう言うと、


「やりたい気持ちは、よくわかるからね」


と、先生もうなずいてくれました。


その上で、


・私は虫歯になりやすいこと

・そのため、器具をつければ
 虫歯が増えるリスクは確実にあること

・さらに難易度の上がるブラッシングや、
 こまめなケアの手間を惜しまないこと

・時間と費用がかかること

・健康な歯を抜歯する必要が必ず出てくるであろうこと

・途中でやめる、というのが一番よくないこと





「そういうのをきちんと覚悟して、矯正治療に臨めるって思うなら、
 この病院に来ている矯正医の先生に紹介するし、
 治療とか費用に関しても、
 僕ができる限りサポートできるようにするから」



そう言ってくれました。



せんせえええぇえぇえぇぇ




もうね、いいやって思いました。
わざわざ矯正医探さなくていいやもう。
K先生が紹介してくれるならそれでいいです。


どうせ抜歯も覚悟していたことだし、
だったら矯正の進行具合とかも含めて、
先生同士で連携しつつ
同じ病院で診てもらえたら一番安心だもん。




20年来の信頼というのは、強いです。


ちょっとずれてる くらいの歯並びだったら、
もしかしたら別の医院を探したかもしれません。


でも、私の歯列は普通じゃない。
だからこそ、


虫歯
虫歯 
折った 
取れた 
沁みる 
痛む 
口内炎 
歯肉炎 
虫歯
虫歯。



私の口腔内の歴史を知り尽くした先生が
一番近くで診てくれる状況が、
私にとっては、どんな肩書きよりも
安心できる条件なんだなぁと、
そんな風に思いました。





というわけで、
矯正医の先生はK先生の紹介ということで 
8割方決定のつもりで。


相談の予約を週末に入れてもらって、
歯をキレイキレイしてもらって、お家に帰りました。



さて。




どんな先生が来るかな。






2度あることは3度あるけど
3度目の正直の方が気分がいいよね!


というわけで3度目の矯正チャンスのお話です。


それが、今回実際に
矯正治療へと踏み切ったきっかけになります。




まあきっかけといっても、
実は1回目よりも2回目よりも、
今回の方がぼんやりとしたもの、だと思うのですが。



以下 ただの回想が続きます
残念ながら相変わらず長いです。






キャイキャイしていた都会の女子大生時代を終え、
いろいろあって地元に戻ってきた私は、
実家からほど近い医療関係の会社の
事務職員としてお仕事をはじめました。


お給料は、まあおそらく、
決して高い方ではありません。

それでも家から近いことと、
土日祝が休みで残業がすくないところ、
福利厚生がしっかりしていることから考えれば、
恵まれた職場だろうな、と思っていました。



今は働き始めて6年目。

その間に、数々の波がありました。




(ここから前置き)



うちには昔から両親と祖父母が同居していたんですが、
その祖父母というのが、手ごわい。

もちろん意地悪、とかじゃないんですが、
こう 自分が家族のいちばん中心じゃなきゃ嫌っ!
てタイプだったので、
家族の中ではなかなか、大変な人たちでした。


私が実家に帰ってきたのも、
それが理由でした。


嫁である母親が、
年をとって強烈度合いが増してきた祖父母と
接することに疲れてしまっているように見えたから。

実際喧嘩やもめごとも多かったようで、
電話口で泣かれたこともありました。


仕事にようやく慣れ始めたころ、
家の雰囲気はあまりよくありませんでした。


そこに兄夫婦(結婚して家を出ていました)と
1歳になる甥っこが帰ってきて、
8人暮らしの大所帯になりました。



同い年の義姉ちゃんはとても可愛い人で、
甥っ子もとにかく可愛くてたまらなくて、
この2人がとにかく
嫌な思いをしないようにしてあげたいと思いました。


どうしても気を使うことは多くなったけれど、
もめごとは減りました。
赤ちゃんの力って、偉大。




8か月の同居生活のあと、
兄の転勤に伴って、兄一家は家を出ていきました。
お家は以前の状況に逆戻りです。


そうこうしているうちに、
今度は東日本大震災が起きました。


家の中が物理的にめちゃくちゃになりました。
笑っちゃうくらい物が壊れて、
壁が割れて、はがれて、屋根が落ちて、
私は寝床にしていた2段ベッドが崩れたせいで
部屋に入れなくなりましたw


地震発生から丸3日は電気が来ず、
水道も随分と使えないままでした。


石油ストーブを焚き、毛布にくるまり、
両親が結婚記念日の度に1年分ずつ火をつけようね♥ と買ったらしい
全長1メートルほどの
超巨大メモリ付きキャンドル
(目盛の消化は2までで止まっている)

で明かりをとりながら
リビングで家族全員が雑魚寝する日々でした。
どうにも絵面に深刻さが足りない我が家です。



ようやく震災から日常へと戻ってきたかなという矢先に、
5年目検診で問題なしといわれたはずの祖母の癌が急に再発し、
ほんとうに あっという間に亡くなってしまいました。

老人の進行速度じゃないと先生に言わしめた、
最後までバイタリティのありすぎる祖母でした。
綺麗なひとでした。



残された祖父は急激にしょぼくれて、
それでも頑固な性格だけをしっかり残して要介護となりました。



耳が遠く、昼夜が逆転しており、
夜中の2時から朝までずっと、
爆音でテレビをかけるので、
真上の部屋にいる私は眠れなくなりました。

優しく注意しても激高するので、もうお手上げでした。




一番介護をしている母親は
言う事をかない祖父と喧嘩をしたり

良くしてあげたいのに
思うようにならないストレスを抱えて泣いたりして、

夜中近くまでの仕事が続いて疲れた父は、
母の愚痴を聞く余裕が無くて何度となく夫婦喧嘩になるし、

私はその間で右往左往することしかできなくて、
全然役に立てないのが何より辛かったです。



追い打ちをかけるように会社の体制が変わり、
残業のないスムゥズな毎日は終わりを告げました。

月初は特にそれが酷くて、
決算期には体のホルモンバランスが崩れて

いろんなことがファーーーーッwwwwwとなりました。
婦人科検診台きらい。


健康だけがとりえなのに…ウッ

まぁいろいろと正直、きつかったなーww



こんな生活もう無理、と思い始めた頃。
祖母の一年忌を見届けた祖父が、
その後を追うようにして亡くなりました。



亡くなる前々日だったかな、
久しぶりに祖父の両手をぎゅっと握って
最後に立ち上がる介助ができたことが、
私の中で救いになっています。

しわくちゃで細くてあったかい手でした。










ウォァアアアアアアアアアア






しめっぽくなりました(私が)







まあそんなこんなで、
いろいろとありすぎる数年間でした。


しかし祖母の三回忌と祖父の一回忌が終わるころ、
私は気づいてしまいました。




両親と私の3人。
それぞれが仕事をし、家で食卓を囲み、眠る毎日。

もめごとの無い静かな生活。



もめごとはない。

でも問題はある。



それ、じゃね?




いつの間にか私も20代ラストラン。

現在独身、彼氏無し。できる予定も未だ無し。





あれ?


おうちのお荷物、今、じゃね???????・








うちと兄夫婦とおじさん夫妻。
皆で集まれば話題になるのはどうしても、

私が 今後 どう なる か です。





「王冠チャァン 彼氏できたァ!? まーだいないノォ!? プークスwwww」



と会うたび私を煽り続けた失礼な兄も、最近
「いや、そろそろシャレにならないかなと思って」
とか言い始めました。アンニャロウ。



婚活。


その言葉が私を徐々に私を焦らせてきました。




慌ただしかった仕事も落ち着いてきたし、
多少なら自分で自由にできるお金もある。
(本当に微々たるものですが)


だったらとりあえず、
老けこむ前に自分磨きはしなくちゃと、

エアロバイクを買ってダイエットを始めてみたり、
アンチエイジングについて考えはじめたり、
各種サロンとか、いろいろ。

美容整形手術以外の事は、
できる限りやろうかな、と考えはじめました。


そんな中で、ひっさしぶりに思い出したのが【歯列矯正】でした。


前置き長すぎて笑えませんが ようやくでました。



可愛くなる、綺麗になるための努力は、好きです。
女に生まれたからには、
そういうところも楽しまなくちゃと思っています。

特に、まだ若いと言える今だからこそ。
結果がついてきてるかはこの際置いといて。



そのうち、20代のうちに
なんとか出会うくらいはしないとと思っていたところ
勤務先の社長から、先輩が協賛企業の偉い人だからと
地元自治体のやってる結婚相談所みたいなところへの登録をすすめられたりもして。


まだ実際に登録とかはしてないんですが、
もしこれで登録を本当にしなきゃってなったら、
登録用の写真撮るよね?


あれ?


もしそれで上手くいったとしたら、
結婚式でめっちゃ写真撮るよね?



あれ???



人生で一番綺麗でいたい日に
【汚い歯並び】で笑う写真、私、残したくない。






ファーーーーーーーーッ




気が付くの遅いwwwwwwwwwwwwww





そんなわけで、
せめて2年くらい前に気づけばよかったのになぁ
と思いながらも、

結婚が決まって切羽詰まった時に
後悔するよりはずっとマシだと、そう思って、
私はようやく、歯列コンプレックスとおさらばする覚悟を決めたのでした。




どうかこのブログが終わるころには。
というか、終わる前に。



「矯正器具が外れるのを待って、結婚します♥」


とか


 いえる


   

     いいなぁ (弱気)




つまりこれは
矯正ブログ 兼 婚活ブログになりそうな
そんな予感がしています。


おかしいな そんなつもりじゃなかったんだが。


文字にして気持ちを整理したら、
見えてきた真実ということで。


両方同時に成就することを、
私の現在の目標に、しようと思います。




ゴールは!!!

高いところにつくれ!!!!!!!!!!!!!!!





はい。




がんばる。















矯正のきっかけについてのお話。
書いてたら長くなったので前回につづき2回目です~~



今日も遡るよ!





二度目に私が矯正を意識したのは、
大学生になってからでした。


地元の公立高校を卒業した私は、
女子大生という肩書を得て 
都内の私立大へと進学しました。

同じ関東とはいえ地元から通えるという距離ではなかったため、
憧れの一人暮らし開始です。



テニスのサークルとアカペラのサークルを掛け持ちし、
あっちこっちと飛び回って大学生活を謳歌しまくっていた、
2年目(くらいの)夏。



私は思い出したのです
自分が虫歯になりやすいというあの事実を。








ま、要は痛みが出たってやつでww



いかんせん今までのように
地元のかかりつけ歯医者さんに行くわけにもいかないので、
当時住んでいた町の近所で、診てもらえる歯科医院を探し、
そこに通うことにしました。



その歯医者さんは診察台の前に個別に液晶画面がついていて、
何もなければそこでTV番組やらなにやらを流してくれていました。


(ワオ…東京の歯医者さんは田舎とは違うぜぇ…)


と思ったことをよく覚えていますw




何回か治療に通ううちに、
そこの先生が私に言いました。



「大がかりな矯正までしなくても、
 せめてこの後ろに引っ込んでる歯(上左右2番)だけ抜歯して、
 ブリッジとかで隙間を埋めるだけでも、
 見た目は随分良くなるのにね。
 そういう方法もあるにはあるから、考えてもいいのかもしれないね」




おそらく、
若い娘がこんなガチャガチャの前歯じゃ可哀想だ、
学生でお金もないだろうし
前歯左右1番だって差し歯だし、
見た目改善だけならわりと簡単だよと、
そのくらいの気持ちで言ってくれたのかなと思っています。



でもやっぱりショックはショックですよね
ああ、やっぱり私の歯はそう言われちゃうくらいに酷いんだなって
改めて考えさせられる出来事。



見た目だけなら簡単に改善できる。



それは当時の私にとってあまりにも魅力的な言葉でした。


人は見た目が何割うんたらとかいう本が流行った時期もありましたが、
見た目、っていうのは、やっぱり大事です。


身なりをきちんとしていることは当然として、
「自分を良く見せたい」と思うことは、
決して悪いことじゃないと思います。

内面や能力の出来不出来だけじゃなくて、見た目も含めて。
かわいくいたい、きれいでいたい。そう思う自分でありたい。

適度な見栄や自尊心は向上心を煽る原動力だと思っているので。




特に私は性格がどうにも可愛げがなくて、
そういう自覚があるからこそ、
ぱっと見くらい可愛らしくっ…してっ おき た ウッ あたまが





とにかく、そんなわけで歯列コンプレックスは
兄のあのセリフから密かにずっとずっと抱えていたものなんですね。
自分の努力じゃどうにもならないことだからこそ。


でも、私の上2番は、虫歯がありません。
2番ちゃんズは性格こそ引っ込み思案ですが、
とても健康優良児なのです。




それを、抜く?

1番が既にブチ折れているのに??

前歯4本全て 偽物の歯になるの??

はたちそこらで????????






正直やってしまおうかと悩んだりしました。
費用としては数万円あれば終わると聞いたから。
それくらいならバイトを頑張れば
自分でやりくりできそうだったから。



でも、やりませんでした。
やっぱり健康な2番を抜くという選択肢を選ぶのは、
私にはできなかった。

それなりに見た目が綺麗になっても、
今度は差し歯コンプレックスが生まれそうな気もしないでもなかったしねww


今はこのままでいよう、と思うのと同時に、
もし先生の言うところの【本格的な矯正】だったら、
上の前歯だけ その場しのぎの見た目改善じゃなくて、
上下の凸凹、ぜんぶ綺麗にしてくれるのかなって、そう思いました。


それでも当然、学生風情が100万そこらのお金を出せるわけもなく、
それに20歳そこらだからこそ【矯正の見た目】
気になるお年頃だったわけですね。



あの銀色のギラギラをつけて、
好きな人とデートするなんて絶対無理だよぉ><


(尚、好きな人とデートできる状況にあるかどうかは加味しないこととする)



みたいな感じだったわけです 若いな。そして阿呆だ。





そんなわけで2度目の矯正チャンスも、実らずに去って行ったのでした。






あと一回続きます(◜▿‾ ≡‾▿◝)
そもそも矯正をはじめようと思ったきっかけ とかって
なんだったんだろうなぁと今更考えてみる。

なんだったんだろうなぁ って言うくらいなので、
この瞬間に決意しました!というわけではない 
はず なんですが。

記憶と記録の整理ということで、
順を追って考えてみたいと思います。




遡るよ!




私の人生にはじめて「矯正」っていう言葉が具体的に出てきたのは、
確か小学校高学年くらいの時だったような気がします。


小さな頃から歯磨きがきらいで、虫歯が多かった私。
それに加えて乳歯が生え揃う頃には見事なガチャ歯。

親としてもさすがにここまで酷い歯列となると、
矯正を考えないでもなかったようなんですが、
母親と一緒に歯科通院をしていた時、
診察室へと母を先生が私の歯を覗き込みながら言いました。


「矯正っていう選択肢もあるけど、
 王冠ちゃんは特に虫歯になりやすいし
 ブラッシングもかなり難しくなるから、
 もし矯正をしてきれいに歯が並んでも
 終わった時には全部虫歯、っていう可能性もあると思う」





矯正


なにやら金属の器械をつけて、歯並びをきれいにすること。
それくらいの知識はありました。
ただし、それが自分に適用されることだとは思っていませんでした。


ああ、いいな。


そういう風に思ったのをよく覚えています。




突然ですが皆様、当時、登場と共にブームになった
プリント倶楽部を覚えているでしょうか。



ギャーン!!なつかしすぎて目が潰れる!!!!



北関東の片田舎でも、やっぱりそれは流行りました。

当時は小学生。
お小遣いをやりくりして元祖「プリクラ」を撮っては
可愛いメモ帳交換とかきれいな折り紙交換とか
ぷにぷにシール交換とか(流行ったの!!!!)

そういうのと同じように交換したり 

10枚200円くらいで作ったオリジナル名刺
(流行ったんだってば!!!!)に貼り付けたりしておりました。


隠しコマンドでジャックフロストのフレームにしたりしました。

やばいプリクラの歴史語るの面白い 

おちつけ 

やめよう




違うんですそうじゃなくて、歯列の話。
ちゃんと関係あるんだよ。

当時流行っていたプリクラをね、撮ったわけです。
その時は、私の1つ年上のお兄ちゃんと、
初めて2ショットで撮ったわけです。


うちのお兄ちゃんはこう…なんというか
妹が言うのもあれなんですけどそれなりにモテまして。
口には出さないけど割と、
自慢の兄ぽい感じだったんですね。


だから、その時けっこう嬉しかったんですよ。 
お兄ちゃんと2ショットのプリクラ、っていうの。


当時思春期まっただ中ですましたキメ顔の兄と、
嬉しくて笑顔満開の私。

出てきたシール(16分割)を見て、兄は言いました。


「お前、歯並び汚いんだから、歯見せて笑うんじゃねえよ」




デデーン




今でもよく覚えてる 
このセリフ言われた時の私の
ショックな気持ち!!!!!!!!!!!!!!!!!


ちょっとでこぼこしてるな 
くらいの認識だった歯並びが
人から「汚い」と言われる部類だったことを、
この時初めて知りました。


実の兄がそういうくらいなんだから、
他人からはきっともっと、そう思われてるんだって
そう思ったらショックでショックでねえ………




海よりも深く傷ついた私は、
この日から、人前で笑うことをやめました



 

とか言うと思ったら大間違いだよ
兄貴のバーーーーーーーーーーーーカwwwwwwwwwwwww



というわけで、
いたいけな  い た い け な  
妹の心をえぐった兄貴ゆるさない  をスローガンに、
一体どうしたら「汚くない笑顔」になれるのか、
鏡の前で歯の目立たない笑顔をつくる練習を開始した私なのでした。


ポジティブでよかった。




閑話休題。


まあそんなことがありまして、
自分の歯並びが酷いものだという自覚が私にはあったわけですね。


だから先生の口から出た「矯正」という言葉に、
すごくすごく惹かれるものがあったわけなんです。

(前置きが長い)



もし歯並びがきれいになったら、
あんな悲しい思いをせずに思いっきり笑えるんだろうな。

そんな気持ちで話を聞いていたわけですが、



「費用もかかることだから、
 やるというなら勿論止めないけど、
 現状(虫歯の数とブラッシング下手)で、
 というのは、あんまり僕はおすすめしないな」




続いたその言葉で、
ああ、やめよう。とそう思いました。





私が引っかかったのは、費用の件でした。

別に虫歯になりやすいとか、
痛い(らしい)こととか、
外したら全部虫歯の可能性とか、
それは確かに怖いけど、我慢もできるし、
そうならないための努力もできるなって思ってはいたんです。


それでも、矯正が「高い」と知ってしまった以上、
やりたい、やります とは簡単に言えないなって。


実は当時、
うちの父が勤めていた会社が社長の都合で解散になって、
別の会社に勤めはじめたところだったんですね。

それによって、月額給与が下がったらしいということまで
子供ながらに解ってたんです。


それでも何不自由することもなく生活ができていて、
やりたいことも、ちゃんとやらせてもらっている。
(ピアノを習ったり小学校で楽団に所属してラッパ吹いたりしてました)

たぶん、歯列矯正も、
たとえリスクがあったとしても、
私がやりたいって言ったらやらせてくれるから。


だからこそ、
気軽にやりたいって言っちゃだめなんだって、そう思ったんです。
ピアノも楽団のことも、たくさんサポートしてもらっているんだから、
これ以上負担をかけちゃいけないって。



ウワァすごい懐かしい そうだった。 そうだったよ。
泣きそう。


母親としてはやっぱり、
外した時に全部虫歯っていうのがかなりのネックだったみたいで、
先生がおすすめしないって言うくらいだし、
それならいっそやらないほうがいいよね、っていう感じでした。


私も、歯並びのこと自体そんなに気にしてないから、
お金かけて痛い思いするの嫌だし、
やらなくていいよって言いました。


それで、私の初めての矯正チャンスは
一旦ここで立ち消えたのでした。






あまりにも長くなったので続きは分けます_(:3 」∠)_