ごきげんよう


鶴舞う形の群馬県にちなんで鶴をかぶって
群馬で頑張る人やお店を応援しております
鶴をかぶった販売員

目立って宣伝 ガッチリ販売が

モットーの
群馬の鶴子ございます
 

 

この春 

販売員さん・店員さんデビューする

あなたへエールを送りたい

そんな気持ちで連載中

 

 

インターネットとか、SNSとか

当然なかった時代

短大を卒業したばかりの

20代前半の女の子が

一日一日 販売について

気づきを得ていく


連載中

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販売員群馬の鶴子の過去 1話目

 

その7回目

 

=============================

 

 

ライムスカッシュって売り場

なくなるって知ってる?

 

 

 

衝撃的な話に

固まった

 

言葉が出ない

 

本当にそんな感じだった

しかし、固まった思考が

徐々に回復していくと

 

 

ま、そうだろうな

という冷静な判断ができた

 

 

 

クリスマス、初売り

確かにその一時は忙しくなった

 

しかし、その前や

初売り後、お客様へどれぐらい

接することができただろうか

本当に数えるぐらいしか

販売できていない

 

 

呆然としているあたくしに

お隣のジュエリーコーナー

リーダー的な方が

話をつづけた

 

 

 

でね、うちの店が広がることに

なったんだけれど

 

そこで、あなたに

うちに入らない?という

お誘いをしているの

 

 

 

えっ!?

 

 

呆然、からの更なる衝撃に

どんな顔をしていたかわからないが

そんな あたくしに向かって

さらに話は続いた

 

 

 

あなたが、私たちのことを

よく観察していたのは

知っていたけれど

私たちもあなたの仕事ぶりは

見ていて話題にしていたの

 

あの子 

楽しそうに仕事しているねって

 

 

えっ、

そんな風に見えていたんですか

どちらかといえば

どうしたらいいんだろうって

眉間にしわ寄せていたんじゃないかって

思ってましたけれど

 

 

ま、確かにそんなときもあったけれど

そういって笑いながら

 

でも、お客様と話しているあなたは

一緒に商品のことを楽しそうに話して

お客様が「いいものをみつけた」といえば

本当に良かったと言わんばかりの顔で

喜んで、

 

あの子、販売員にむいてるわよね、って

話をしていたのよ

 

 

 

自分が接客しているところを

見ていてくれた人がいて

感想を言われたのは初めてだったので

新鮮だった

 

 

ねぇ、ちょっと考えてみてくれる?

うちに入ること

 

んー、はい、、、

わかりました・・・

 

 

 

そうは言いながらも

絶対に、ないなって思いが

9割だった

 

 

ジュエリーコーナーのお姉さま方は

チームのようでいてライバル

 

そんな空気感は

小娘だったあたくしでさえ

ビシビシ伝わっていた

 

お姉さま方の接客に比べたら

自分がやっていたことなんて

おままごとレベル

 

 

あの中に入るなんて

絶対にない 

ムリムリムリムリ

 

それに、

舞台女優になる!!

これがあたくしの目標

 

こうして、

来月で辞めさせていただきますと

チーフに決意表明をした

 

 

 

ちょっとぉ、もー

あなたもなの!?

 

え?え?どういうことですか?

 

あの子からも言われたのよ

 

 

 

あの子とは

美人正社員の彼女のことだった

 

 

 

休憩室で彼女を見つけると

駆け寄って

ねねね、 

ここ辞めるってほんと?

 

 

うん、そうなの

 

 

その時の彼女の笑顔

 

初めて会った時の

あぁ、この人 すごく奇麗!

って思った

爽やかでこちらまで

思わず笑顔にしてくれるあの顔だった

 

 

 

辞めてどうするの?

と聞くと

 

実は、小さい時からの夢を

追うことにしたの

 

親からは反対されていて

早く仕事をしろって言われて

たまたま募集があったここで

正社員になったけれど

毎日毎日クタクタになって

ドンドンやつれてさ・・・

 

あなたを見ていたら

もう一度

小さい時からの夢の職業に

つきたいって思いが強くなって

親を説得したの

 

そしたら、渋々だけれど

納得してくれて

で、チーフに辞めますって

言ってきたんだぁ

 

 

彼女が目指すといった職業は

販売ではない接客業

確かに、彼女には

向いているかも

そう思った職業だった

 

 

こうして、

あたくしと彼女は

前橋サティを去ることになった

 

 

 

ここまでの過去は

まだ、女優になる!という

思いが強く、

オーディションを頻繁に

受けていました

 

しかし、この後

オーディションを受けに行くことが減って

いつの間にか 

販売の難しさと、楽しさ

商品への思い、お客様への思い

集客するための戦略を考えることが

日課になっていきます

 

そんなあたくしについては

 また後程


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商品を売るのが苦手だけれど売らなきゃならないあなたへ

 


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