2回のベータテストを経てもあまり注目されてない感じのオーバーウォッチ2。
メディアが多少は取り上げてはいるものの、世間に至っては静かなもの。
わたしとしては無印を1年以上触っていないゆえにオーバーウォッチ2はそこそこ楽しみにしているが、中身が何も変わってないことへの憂いもある。
新作だと謳うものが単純に無印のアップデートレベルでナンバリングの必要性がまるでない。
コロナ禍とはいえ開発期間は十分にあったというのに、プレイヤーよりブリザードのモチベーションが低いとさえ疑う。
世界に晒されたブリザード開発のセクハラパワハラ問題の影響もナイわけがないだろう。
人を貶めて面白がるような劣悪な衛生環境で、健全なディスカッションが行われてきたとは考えにくい。マジメな発言を悪意で茶化したり、不快な言葉を恐れて発言を控えるようなこともあったろう。
その悪質さがゆえ告発されるに至ったわけだ。
オーバーウォッチ2というコンテンツの薄さは人災が招いたものとしか思えないんだよね。
もしも『オーバーウォッチはすでに完成されている、だから余計な手を加える必要はないんだ!』というならば、せめてビジュアルの刷新くらいやるべきでは?
キャッチコピーが『オーバーウォッチの新たな夜明け』だとか、6人制から5人制になっただけで完全新作はさすがにナメている。
PVEモードなどこれまでにイベントでもさんざんやってきたし、新鮮味はない。
仕様変更でタンクがちゃんと硬くなったこと(無印ではかなり脆かった)、非VCにおける意思疎通をサポートするピン機能の実装など悪くない部分があるのだが、そんなもの通常アップデートの範疇。OW1.1だなんて揶揄されてしまうのも当然だ。
ちなみに2ではマッチ中のキルデス表示という、わざわざ荒れる機能まで実装される。
日本人にキルデス表示が受け入れられないのは間違いないが、チームゲーにおいて賛否は分かれるところだ。
無料という点では多くを求めることはできないかもしれないが、気持ちよくオーバーウォッチ2を迎えられないんだよねえ・・・。
オーバーウォッチはいまだFPSゲーの先頭集団にいるが、すぐそこにガンダムエボリューションなんて新勢力の稼働も近いわけ。
先頭集団とは言っても現状はAPEXとValorantに差をつけられており、オーバーウォッチが2で巻き返せるとは考えられない。無印となんら変わらないのでは、間もなくして古参しか残っていないなんてこともありえる。
いまだそのゲームシステムには魅力があり、けして腐ってはいないオーバーウォッチ。無料新作()でどこまで盛り返せるだろうか?
MMORPGでは自社のワールド・オブ・ワークラフトが、FF14をはじめとするタイトルに王座から引きずり下ろされ、挽回を図るも失策つづきで復調の兆しはない。まだ上位はキープしているものの安定はせず、かなり順位を下げることもある。
これがオーバーウォッチで起こることも十分あるのでは?
なにせFF14はワールド・オブ・ワークラフトを模倣し、ガンダムエボリューションはオーバーウォッチを模倣して作られたもの。完全にフラグは立っているのだから。
なんてことを書いてたらヤル気が失せてきた・・・。
いやプレイするけどさ。
曲がりなりにも新作であるOW2。初動はそれなりに活気が戻ると思うので、そのお祭りを楽しみには・・・したい。
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