ネットもリアルもやること多すぎて、手が回んないのはいつもの年越し。
先日ようやく手をつけたDLC第3弾なのだが、荷物整理もせずにほったらかしてたツケが回って鍛冶屋と蔵に入り浸る。ゲームでも大掃除とは・・・。
しかし今DLC。
事前の公式放送がまるで中身のない内容でいささか不安だったのだが、その予感は的中。
ハッキリ言おう。
第3弾て、手抜きじゃない?
新妖怪で事前公開されたのは子泣きジジイのみで、フタを開けてみるとほかは亜種ばかりとかさ。以津真天も烏天狗の亜種みたいなもんだし。
子泣きジジイの仕上がりは文句ナシなのだが、ほかの妖怪らは相変わらず過剰なエフェクトやカメラワークで事故らせるヤツをやってくる。
以津真天とか何も見えなくてまともに戦わせる気ないやん・・・。
DLCに限ったことじゃないけど、環境キルみたいな最後まで事故だのみなバトル設計には心底萎える。仁王の開発は敵のアルゴリズムを工夫する知恵を持ってないのかね。
しかし最初に遭遇する新妖怪が効きカリカリしてるワンコってのも拍子抜け。なんの目隠しよ。
第2弾とか朧車だったのにさ。ぶったまげたわ。
ストーリーも想定より物足りない内容だった。
人間が大嶽丸にした仕打ちの描写は端折って、とにかくヒドイことがあったんだよと進んでしまう。話し自体が練られてない感じで、まるで奥行きがない。
登場するメンツもショボいというか見たことあるあるで刺激がなく・・・。
どっかで見たな、とは思ったけど。母上やん。
モデリング・・・使い回しだよね。もうちょっとイジれなかったの?
大嶽丸の過去がテーマとはいえ、大嶽丸ばっかり出てくる。バリエーションがズボンとケンタウロスとかふたつも増えてるし・・・。
バリエーションが増えても飛び道具ブッパとピョンピョン跳ね回る動きは同じで、戦って楽しいわけもなく。累計戦闘回数がスライムより多い初期の全裸バージョンとやらされるのも、ただただ苦痛である。
当然ながらサブミッションでもこの大嶽丸トリオが沸いてくるので、もう胸焼けがヒドイ。
課金コンテンツだし完全新規ボスを期待してたのに、大ボスまでまさかまさかのコピペ亜種。
大嶽丸ベースにするにしろ、もっと変化をつけろというのにさ。
そして奈落獄。
今DLCの目玉である最終エンドコンテンツもまさかの仕様で萎えるプレイヤーが続出。
奈落獄は深く潜るほど敵が強くなりレアアイテムも出やすくなるという、ジャンル問わずよく見かける仕様のエンドコンテンツである。
一見してやりごたえがありそうで、どこまで行けた?なんていう進行度を競うものかと思うだろう。
とんでもない。
その階層は浅く、たった108層で終わってしまう。一応その先で奈落獄・深部という裏メニューが解放されるのだが、そこ止まり。
深部のみで百鬼夜行絵巻・地獄が手に入るのだが、これこそが最終DLCのエンドコンテンツなのだ。
地獄絵巻は破格の性能ゆえ、仁王絵巻など悟り絵巻とたいして変わらないのでゴミ同然。というか、装備さえも仁王の道なんてやらず奈落獄直行で簡単に上位のものが手に入る。
よって奈落獄・深部で百鬼夜行絵巻・地獄を取ったプレイヤーと絵巻の常世同行をすればよく、仁王の道も奈落獄そのものさえやる意義が薄いのである。
無限に生成される奈落獄をどこまで進めるか。より深く潜るためにキャラ育成に励むこと。それが奈落獄のあるべき姿だったはず。
これで最後だからこそ最後の報酬なんて必要ないんだよ。強い敵や鬼畜な条件の戦闘がそこにあるだけでも十分なエンドコンテンツだ。むしろそれこそがプレイするモチベーションになる。
これはアクションゲームだよ。レベル99で魔王をワンパンできる最強に飾り立てた人形を眺めてもつまらないだろう?
これまでも絵巻絵巻絵巻で、最後も絵巻。
絵巻は敵を溶かして終わるコンテンツだ。キャラ育成のプロセスでしかなかったはずなのだが、それが終着駅とは虚しすぎる。
道中を楽しむのも醍醐味なんて聖人たちはいうけど、ここまでドコでもドア的にプロセスをすっ飛ばせる仕様だとどうにもアホくさい。家にいればノラえもんが地獄絵巻を出してくれるんだから。
フルマラソンで自転車OKでも自力で走るの?って話しだ。
実際に配信者らが客寄せの地獄絵巻のバラ撒きやってるし。
わたしはブログとか書いてるので無駄なプロセスはむしろネタにもなるからマシだけどさ。実直にプレイしているひとほどこのシステムは腑に落ちないだろうね。
これまでなら次のDLCの準備として絵巻や装備を厳選するモチベーションはキープできたけど、これでおしまい。せめて地獄絵巻で強化したキャラで腕試しができるような、なにかしらのアップデートが欲しいところだ。
ちなみに実装直後は地獄絵巻でドロップする装備が+97固定(カンストは99)という失態を犯し、修正したらしいね。ほか宝物庫自殺などいつものやったもん勝ち。このチームニンジャという開発はこういう案件が多すぎる。
開発の緊張感が感じられないのがもうね・・・。
おまえの第3弾はどうなってるんだよって?
わたしは道中の鬼畜ザコ包囲戦も受けて立つスタイルで奈落獄を進めている。サクサク進むけどまだ40階かな。
これまでもあえて敵をかき集めて四面楚歌の包囲戦で遊んできたわたしには、ボス戦よりこちらのほうが楽しめる。全スルーする猫スッパなんていうチキン半妖とはちがうのである。
まさに自転車OKのフルマラソンに徒歩で参加するやつね。
今回はまるっとDLCの愚痴になったけども、プレイに関してはまた次回に。