入院してある俺が暇だから調べました。
嘘か誠か?
「命を救うのが医師の使命」──
そう信じている人は多い。
だが現実の医療現場では、その“当たり前”が崩れている。
医師が本気で守りたくても、
守れないルールがある。
今日は、その“現場の3つの現実”を話したい。
⚠️1 説明と同意は、形だけになっている
病院でサインを求められたことはないだろうか。
「説明しましたね、こちらに署名をお願いします」と。
だがその説明、実際にあなたは理解できていたか?
多くの病院では、患者一人にかけられる時間が数分しかない。
医師は「説明したこと」にしないと、
次の診察に進めない。
結果、「患者は理解していないが、書類上は同意した」
という矛盾が日常化している。
命に関わる治療でさえ、“説明省略”が起きているのだ。
⚠️2 ミスは“なかったこと”にされる
医療現場には、ミスを隠す空気がある。
報告すれば「評価が下がる」「上司に怒られる」。
その恐怖が、沈黙を生む。
「カルテには書かないでおこう」
「報告書の文を少し変えておこう」
誰かがそう言えば、他のスタッフも逆らえない。
こうして、事実は“記録から消える”。
そして同じミスが、またどこかで繰り返される。
医師も看護師も、本当は分かっている。
だが、組織を守るために「真実」をしまいこむ。
⚠️3 患者より、病院のルールが優先される
医師の判断より先に動くのは、病院の“運営システム”だ。
リハビリが必要でも「退院期限です」と切られる。
転院が必要でも「紹介はできません」と断られる。
なぜか?──「病院の方針」がそうだから。
医師も職員であり、サラリーマンだ。
「患者を優先したい」と思っても、
上の指示に逆らえば自分の立場を失う。
だから、命より“規則”を選ばざるを得ない瞬間がある。
🧩結び:理想と現実のあいだで
医師の多くは、真面目で誠実だ。
だが、理想を語るほどに、現実が重くのしかかる。
「患者のために」と思うほど、
病院のシステムがそれを止める。
守るべき3つ──
命、説明、誠実。
それがいま、守れなくなっている。
