【読書日記】男の作法(池波正太郎)
偉大な作家の考える「男の作法」に惹かれ思わず手にしました。初版は、なんと、昭和59年。私が買ったのは、平成29年9月の九十八版でした。大ロングセラーです。感想です。単なる、ハウツー本でわなく、池上先生の思いが語られている感じでした。 ただ理屈でもって全部割り切ってしまおうとすれば、もともと矛盾の存在である人間が作っている社会の苦痛とか、苦悩とか、苦悶とか、傷跡とかいうのは広がるばかりなんだよ。 矛盾人間の作っている矛盾社会なんだから、それに適応したやりかたで人間社会というものは進歩させていかなきゃならない。 科学的に、理論的に全てを律してしまおうというのはものすごく不幸なものになっていくわけですよ。 必ずしも白と黒に割り切れるものではない。その中間のいろというものがあるということですよ。 その例として「サービス料とチップ」「売春防止法と性の氾濫」「ヤクルトスワローズの広岡監督の采配」などが挙げられていました。 30年以上前に書かれた本なのに、現代のことを言い当てていています。私自身の過去、仕事や私生活を振り返っても、とても共感させられることばかりです。 『中間のいろいろなもの』の案配をよく考えて生きていきたいと感じさせられました。 その他、食事の仕方、酒の飲み方、服の選び方など、ストレートなものもありすぐにでも実践したいと思います。