発達障害の私は

障害のない息子の「理解力」にいつも感動しています。

有名なかたのブログで
「誕生日に子供にショートケーキを頼まれて
 良かれと思ってホールケーキを買ってきたら
 これじゃないと言われた」
とありました。

いやー私、子供の気持ちのほうがわかってしまっちゃうんです。
キレイな発達障害ですから私。

ショートケーキというイメージが頭の中でできあがっちゃって
いざ目の前にでてきたものがイメージと違うと
「大きいケーキのほうがすごい」ということよりも
「ショートケーキじゃない」
という現実にパニックになっちゃうんですね。

頭の中も多動なのでショートケーキを頼んだ時点から
どうやって食べようか
いちごは最初にするか最後にするかなど
ずーと頭の中で考えていたと思うんです。

いやーほんと親としては困りますよね。

たとえばですが

私は片付けが苦手です。
さらに片付けという定義がしっかり理解できていません。
どこからどこまで片付ければいいのか。

なので息子に言うときには

「片付けて」→「おもちゃを箱にいれてね」
「お茶をこぼさないようにね」→「両手でもって飲んでね」
「そろそろ帰る時間だよ」→「一度こちらに来てね」「時計を見てね」
「シートベルトをしないと危ないよ」→「シートベルトはあなたを守ってくれるんだよ」
友達におもちゃを奪われそうになりたたこうとした時→「おもちゃを持って逃げて」

など具体的にしてほしい行動を言うように気をつけています。

そうすることにより
私自身もわかりやすい気がするからです。


何か息子に話をしたいときには
一度、名前を呼びます。
返事をしてくれてから「手をとめてください」
遊んでいるおもちゃなどから手が離れてから
「こちらにきて」と呼びます。
きてもらってから「聞いてもらいたいことがある」と伝えます。
返事をもらってから話し始めます。

そうすることで
ひとつの動作が終わってから次の動作と
順番にできるんじゃないかなと考えてやっています。

めんどくさいです。

夫と息子の間ではしてません。

でも注意欠陥がある子どもにはわかりやすいんじゃないかな
なんて自分に置き換えて実践してみてます。

さらに私自身がどう伝えたら良いかなど
ひとつひとつ考える余裕がでることで
わかりやすい言葉を選ぶことができます。

イライラしたりあせったりしているときは
私はパニックになりやすいです。
必要以上に長く説教しちゃっていました。

時間がないと、あせればあせるほど忘れ物も多くなります。

とにかく悪化させると手のつけようがなくなる私なので
とにかく怒りそうになったら
「怒りそうになっています」と伝えて
あとは無言になります。
そこで唱えるのです。
「落ち着け自分、落ち着け自分、どうどう。と。」

考えることを他にシフトさせないと
そればかり考えてしまうので。

むりやりにでも他のことを考えます。

発達障害のお子さまは癇癪がひどい場合がおおいのではないでしょうか。

ちなみに私は結婚してからも喧嘩になったら
物を投げるなど爆発していました。

最近は障害がわかったこともあり爆発しなくなりました。

そうすると日々の生活がラクになりました。

お子さまも癇癪はおこしたくないんです。本当は。
障害があるということは
はっきりいって「できないこと」が多いです。

癇癪がパターン化してしまう前に
癇癪→イライラ→注意→さらに癇癪→注意→必要以上に強く注意される
それによる自己肯定感の低下という不のループになる前に。

早めに状況を変えて怒らなくてよい環境を作りたいですね。

ちなみに私は
息子がテーブルやソファで飛び跳ねて
毎回それを注意したり直したりと
ちょいイライラと同じ繰り返しだったことに気づき

「息子はソファとテーブルで飛び跳ねます」

「私は直すことがめんどくさいです」

という結論から滑り止めを買って固定しました。
これで解決。良かったです。