今年に入って、私を覆っていた固い鎧のようなものが
ハラハラと薄皮のようにはがれていく感覚が
ハッキリとわかる。
溢れて流れる涙のように
ことばが溢れてくるのを待つ日々。
これまで私は向上心と共に歩んできたように思う。
目の前には目標みたいなものが掲げられ、
目標を達成して喜びも束の間。
次なる目標探しに四苦八苦し、
途中には壁立ちはだかる。
来た道を振り返り、あーすればよかったと後悔したり。
いつか終わりが来る人生を旅のように考えていた私は、
やりたいこと(楽しいはず)を
思考をフル回転させ、苦しみもがいた。
終わりがない。
疲れはて、
力尽きた私は倒れてしまった。
今は、
人生道はなくなり振り替えることもなくなった。
そして、人生を旅ではなくドラマのように
感じ始めている。
人生という舞台にたって、
始まりも終わりもない、
いいも悪いもない、
全部本当、全部嘘の世界で息をしている。
だから目標などない。
向上心は少しばかり。
いつ死んでもいいように。
生活のなかに生きる糧はいくつもある。
やりたいことは本当はやっている。
いつもそこにあるもの。
大事なものは握りしめずに、少し離して眺めてみる。
後悔なしの人生があるはずよ。


