以前、こんな記事を書きました。
私は人から言われた一言に深く傷ついて、
どうしても吹っ切れずにいる思い出があります。

怒りや悲しさ、
被害感情に囚われている時間は、
何より自分が苦しいんですね。

どうしたら相手を許せるか、
そして傷ついた自分を自分で癒せるか、は
私の中で大きな問いでした。

それが、
こちらの本を読んで、
少し視点をずらすことかできました。


「わかりあえなさ」から始める組織論
宇田川元一 著


組織の中での分かりあえなさ、
そして相手との関係性の再構築に
アプローチした本です。

同じ組織の中の
違う部署同士の関係。
上司と部下の関係。
家族の関係。
相手がどうにも理解できないと感じる経験は
多くの人がお持ちではないでしょうか。

見ている世界が違うからこそ起きる
感覚の違いや溝。
そこにどう自分から橋を架けられるか
について書かれています。

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納得が出来ない出来事があったとしても、
まず対話の準備段階として、
今の自分のナラティブで解釈することを
一度保留にしてみるのです。
(中略)
自分のナラティブを脇に置いてみることが必要です。

~以上、抜粋~


ビジネスジャンルの本と思いますが、
読みながら思い出したのは、
私が引きずっている経験のことでした。

私を傷つける言葉を
投げかけた(とあくまで私が思っている)人のこと。

それまで信頼していたその人に
相談事をしたら、
手痛い言葉が返ってきて
とてもショックだったのです。

その相手との関係性を
改めて考えてみました。

まず、「いったん」であっても
自分の言い分を脇に置くのは、
抵抗がありました。
だって、自分は悪くないと思っているんだもの(笑)

でも置いてみました。
置かないと、
やっぱり相手の立場や感情なんて
想像できないんですね。

当時、
あの人はどんな気持ちだったのだろう…
私をどう見ていたのだろう…
静かに思いを馳せてみました。

そうしたら、
相手は、きっと私に愛情をもってはいたんだなぁ、
でも、表現が上手くなかったんだなぁ。
そう捉え直すことができました。

そして、私も
言われた言葉を、額面どおりに受け取る必要は
なかったのかもしれないなぁ、って。

そのまま受け取って傷ついたのは、
自分軸が足りなかったから。
そして、私の中の触れられたくない部分が、
驚いて過度に反応してしまったから。


それでも、完全にすっきりしたわけじゃないです。 
私は、人に渡す言葉を
繊細に丁寧に選んでいきたいと
やっぱり思います。

ただ、そんなに責めるほどのことではないのかもって、認識が少し変わって。
自分が楽になれましたよ。

誰かと分かりあえないように感じて、
その関係性を自分から変えたいと思っている方に
お薦めです。