仕事が立て込んでいたので、今日ようやく、ザ・プロファイラーのロダン回、視聴できました。

冒頭の、いわゆる「考える人」のポーズで決めてる岡田くん(笑)。

ロダン、若い頃は作品がなかなか認められず、苦労人ですねぇ。

しかし、その若い頃にもうけた息子、全然話に出てきませんが、彼はどうなったんでしょう。

40近くなって名を成し、内縁の妻ローズと、愛人カミーユの間で揺れ動くロダン。

ローズの産んだ彼の息子は、ロダンがローズを認知していないせいで私生児だったそうなんです。

一説によると、カミーユや息子の姿も、地獄の門に表現されているとか…。

私は、後に「考える人」として有名になった、あの地獄をのぞき込む男はロダン自身なんじゃないかと思うんですけど…。

 

岡田くんが、モデルの男性にいろいろインタビューするのは見ものです。

岡田くんのSッ気が発動。

「この映画の出来は君にかかっている」って若手俳優にプレッシャーをかけるあれ。

モデルさんに汗かかせてどうする(笑)。

モデルさん方、肌色の下着着て大切なとこは隠してますけど。

昔、日展で数ある彫刻作品を鑑賞していたとき、私もうら若い乙女でしたから、男性彫刻のアソコが気になって仕方ありませんでした←。

葉っぱで隠してるのもあったけど(笑)、むしろ、モデルに忠実に、あの肌色の下着を着せたままの彫刻が二体ほどいて、逆に妙に印象に残ってます。

あっ、履いてる…。なんか妙に生々しい…みたいな(笑)。

岡田くんみたいに綺麗な彫刻でしたけど。

 

途中で、ロダンの彫刻のポーズに対して、「むかしのV6の曲で、同じような振りがあって」と、かわいく(私ビジョン)解説する岡田くんに慈愛に満ちたまなざしを向けてくれる若村さん(*´ω`*)。

年上の女性がゲストにいてくれると妙に饒舌になる気がするのは気のせいかな?

杉本彩さんとかも、スゴク相性がいいような気がする。

そういや、ニクソン回、再放送してましたけど、GrowingReedにも出演してくれた田原総一朗氏も岡田くんを見守ってくれてる感あるけど、一緒にゲスト出演していた三浦女史がちょっと面白かった。

私が普段、討論番組見てて、彼女が舌鋒鋭く切り込むさまがおなじみなので、さすがの三浦氏も岡田くんの前では女性の部分出てる気がするな~、とか←。

なんか、おばちゃんイヤらしいですね、ごめんなさい。

 

ロダン回の美しい岡田くんの造詣を堪能してエンディングを終わると、次回予告でエリマキトカゲになっている岡田くんが登場。

絶妙に似合っていて笑える。

エリザベス女王時代、16世紀にヨーロッパで流行った襞衿。

日本では江戸初期に大名などの間で流行ったんだとか。

キリシタン大名は身に付けてたイメージありますから、ひょっとして、官兵衛さんもつけてたかもしれませんよ(笑)。

 

そのあと、BSでやってる「クイーンメアリー2」のCMが流れましたけど。

このメアリ女王はスコットランド女王メアリ・スチュアート。

エリザベス一世のいとこか、いとこの子どもだったかな?

前回ブログで、エリザベスが生まれたときは王位継承権を持っていたものの、母のアン・ブーリンが処刑されたことにより庶子となり、継承権を失った形になったことは書きましたよね?

メアリはスコットランドの女王でありながら、フランス王妃となり、フランスの後ろ盾でイングランドの王位継承権を主張し、エリザベス一世と争う仲となります。

フランス王亡きあと、故国に戻ったメアリは親政を布き、イングランド王家の血を引くダーンリ卿との間にジェームス王子をもうけますが、その後さまざまな権力争いや結婚のトラブルで王位をはく奪され、幽閉される羽目になります。

脱走したメアリは軍を率いて王権を取り戻そうとしますが、あえなく破れ、スコットランドに居所を亡くした彼女は、なんとエリザベスに保護を求めてイングランドに亡命するのです。

エリザベスは、メアリとライバル関係にありましたが、友情を感じていた、という説もあって。

飛んで火に入る夏の虫のメアリを、処刑するよう臣下にも勧められますが、スコットランドの身柄要求にも応じず、しばらく保護し続けます。

 

エリザベスはプロテスタント、メアリはカトリック。

時は、宗教の争いが血で血を洗う時代でもありました。

庶子に落とされたエリザベス、そして、正式な王女として高らかな道を歩んできたメアリ。

エリザベスはファッションでもメアリにライバル心を抱いていたらしいんですが、

メアリは美しいので名高い女性で、しかも、その当時、イギリスは片田舎、花のフランス、という時代でしたから、フランスの洗練された宮廷作法を身に着けて戻ったメアリは、エリザベスにとっていろいろとまぶしい存在だったのでは。

何事においても対照的だった二人の間にどういった感情が流れていたのか。

結局は、エリザベスはメアリを処刑することになるのですけど。

後継ぎを残さなかったヴァージンクイーンのあと、イングランド王位を継いだのは、メアリの一人息子、ジェームズ一世でした。

スコットランドではジェームズ6世(同じ人だけど)ね。

で、このときから、イングランドとスコットランドおよびアイルランドは一人の君主を共通とすることになり、その血筋は現在まで王家に続いているとか。

不思議とね、処刑の後にメアリのデスマスクが作られているんですが、本当に美しくて。

なおかつ、なんか、安らかな顔、してるんですよねぇ。

メアリのドラマ、脚色されてるでしょうけど、ちょっと面白そうだな、とか思うsilversnowでした。