こないだの日曜の読売新聞。

よみうり堂というコーナーで見開きで様々なジャンルの本が紹介される。

前からチラッとは見てたんだけど、きちんと見るようになったのはこの頃(^^)。

 

今回興味を引いたのは、宮部みゆきの「ゲームの王国」。

内戦に揺れるカンボジアを生き抜く少年少女の物語。

その頃のカンボジアは悪名高きクメール・ルージュに席巻されていた。

のちに政治家となる少女と最先端の技術を駆使する少年が、長じて求めたのは同じく、世界の真のルール。

誰もが平和に生きれる真の王国を求める二人の物語。らしい。

なんか、深刻そうな内容だけど、宮部みゆきなら面白く読めそう。

カンボジアの悲惨な歴史に触れながら、ぜひ、少年少女に読んでほしい物語。

 

また、「トラウマの過去」。

PTSDについて書かれた本。

天災や戦争、事故によって引き起こされた心の傷が、人や社会にどういう影響を与えるか、という内容。

 

それから「闘いを記憶する百姓たち」。

江戸前期の庶民の読み書き教材に当たる「往来物」という文例集に、一揆や幕府への書状が取り上げられているそう。

千人以上の百姓が140丁もの鉄砲を持ち出した一触即発の一揆。

恐らく、幕府への願い事はかなえられただろうけれど、その代わりに首謀者は責任を取らされ、36人もが磔刑に処せられたという。

けれども、これは実力行使の戦国の習いから、訴訟と裁判へと百姓たちが順応した、ということであり、それを教訓にするための「往来物」であったらしい。

「目安往来物」、ちょっと興味があるぞ。

 

最後に、「国宝の政治史」。

国宝として扱われる文物が、どのように政治に絡んできたのか、という研究。

パンダや故宮博物館の収蔵物の歴史なども語られるらしい。

なんで故宮博物館が北京と台湾にあるか知ってます?

もとは一つの、清王朝皇帝のコレクションだったんですけどね。

太平洋戦争の先ぶれ、日中戦争が勃発時、中国自体の内戦も起こっていたんですよ。共産党と国民党で争っていたんですね。

蒋介石率いる国民党が、結果破れて台湾に逃げていくわけですけど、その時、故宮のいいのだけ持ってったらしいです。

それが、台湾の故宮博物館。

収蔵量は北京のが多いんですけどね。

 

 

次々回のザ・プロファイラーはエリザベス一世とな。

ロード・オブ・ザ・リングで森の王国の女主人ガラドリエルを演じたケイト・ブランシェット。

彼女が主演を務めたアカデミー作「エリザベス」、見ましたよ、劇場で。

私はイギリスと結婚したの、ってね。バージン・クイーン。

好きな男性はいたんだけど、イギリスという国を維持するために、彼女は権力と結婚しなければならなかった。

夫として、自分に並び立つ存在を許さなかった女王がエリザベス一世です。

 

私は結構イギリス王室史が好きなので。

エリザベスを語ると、避けて通れないのがヘンリー八世。

彼女の父です。

イギリス歴代の王でも突出して好色で冷徹な王として知られています。

彼はスペイン王室出身の王妃がいましたが、貴族としては成り上がりの家から出た侍女アン・ブーリンに心を移します。

ダイアナ妃の離婚の時も散々言われましたが、元来イギリス王室は離婚を認めていません。

国王は、国内のキリスト教の宗主であり、離婚者は王位を継承できない原則だからです。

ですが、ヘンリー八世はローマ教皇と喧嘩してまでも王妃と離婚し、アン・ブーリンを王妃に迎えます。

そして生まれたのがエリザベス。

しかし、その後アン・ブーリンが男児を生まなかったせいなのか、ヘンリー八世はアンを処刑し、新たな王妃ジェーン・シーモアを迎えます。

結局、とっかえひっかえ、六度の結婚を繰り返し亡くなった王の後を継いだのは、エリザベスの異母弟、ジェーン・シーモアの産んだエドワードでした。

その間、生まれた瞬間は王位継承権を得たエリザベスも庶子に落とされたり様々な苦難に遭遇しますが、結局、エドワード→異母姉メアリー→エリザベス、と王位継承されて、バージンクイーンの誕生となるわけです。

姉のメアリがスペイン王との結婚により、外国からの内政干渉を受け、戦争に巻き込まれて領土を失ったのを見ていたエリザベスは、結婚を外交カードとして使いながらも、一生独身を貫くこととなりました。

 

それにしても、イギリスって、なんか女王の時代に栄える気がするんですよねぇ。

エリザベス一世の治世は大航海時代。

さまざまに領土を広げ、スペインの無敵艦隊を海戦で破るなど戦果も華々しかったり。

このアルマダの海戦については、クライマックスにこれを扱う河惣益巳の漫画「サラディナーサ」とかおススメ…。

また、ビクトリア女王の時代も華やかでした。

ビクトリア女王は、よく海外ドラマやってますね。

献身的なアルバート公との恋模様がなんとも言えずロマンスなんです。

漫画は「黒執事」がこの時代を舞台にしてますね~。

ヴィクトリア様式の宝飾品も、アンティーク図鑑大好きな私としては特筆ものです。

 

 

岡田くんは今度はどんな顔でエリザベス解説してくれるのかな~。

司会してて、話の内容も見た目の美しさも満足させてくれるのは稀有な存在じゃないかな。

エリザベス一世は逸話に事欠かない人なので、プロファイラーがどんなアプローチを見せてくれるのか楽しみです。

色恋沙汰は、バージンクイーンとよばれながらもかなり派手なので、その辺触れるかしら。

岡田くんは照れたりしますかね(*´ω`*)。

あら、今日はもう少ししたらアメジパだな~♪

 

そういや、「追憶」のDVDもうすぐ発売ですね。

当たり前のドラマだけど、力ある監督とカメラマンと俳優が揃ったらこんなに見ごたえのある面白い作品になったって、とある批評サイトさんで書いてあったけど。ホントそうだと思います。

私はすごく、カーチェイスのシーンが好きなんだよな。

それほどカーチェイスじゃないんだけど、状況とかがすごく皮肉でなんか笑えるっていうか(笑)。

シリアスな切迫したシーンなんだけど、監督の遊び心感じちゃったっていうか。

でも、切ない話ですよね。

救いはあるんだけど、世間にありふれた見捨てられてる人たちに光あててるような。

いいお話でした。クレジットの映像もほんと美しくて。

私も、もっと年を重ねると、もっと感じることの増えそうな、そんな映画でした。

「散り椿」はどんな感じになるのかなぁ。

 

あ、岡田くんは格闘技レベルがまた上がってましたね!

映画の撮影がなければないで、別のところできちんとスキルアップしてるところが凄い。

なんか上から数えてもう、十本の指に入るじゃないですか、格闘家として。

スゴイことなんだからさぁ、筋肉ついて太い太いというファンの声ももっともだと思いますけど、ほっそりした美しい男性のカテゴリはもうほかの俳優さんなりアイドルに任せといて、岡田准一の進化を楽しみませんか。

やっぱさ、身じろぎすると、なんかの拍子に胸の筋肉の躍動でYシャツや襟元が動いたりするの、他の人じゃ拝めませんよ。(←その辺、かなり興奮してるヤツ=私。ヤバい?ヤバいか)

もうね、岡田准一の肩の盛り上がりに惚れてるもんね。

 

んー、前から思ってるんですけど、岡田くんてキリストとか似合うと思いません?

「ホールドアップダウン」でも森田君に「神さま!」って拝まれてますけど。

ただ外人ぽい人が髭生やしたからってそう見えるわけではないと思うんですよね。

それでよくストイックだ、と言われるのだろうか?

ストイックって、宗教的に禁欲的なことを言う言葉なんですよ、語源は。

本人はストイックじゃないって言うけど、雰囲気が「ストイック」なんだろうなぁ。

もう、私は岡田教入信者なので。

拝んじゃう(笑)。