なんか…。

寝る前とかぼーっとしてると、ふと、「追憶」のシーンが蘇ってきて…。

理性を働かさずに頭に浮かんだ絵は、夢見るようなグレーを背景に舞翔する鳥影とか、安藤サクラの印象的な瞳とかも浮かぶんですが、

やはり、岡田准一の苦悩に満ちた表情が多く浮かんでは消えていきます。

印象的なシーンはたくさんあるんだけれども、小栗君の似顔絵で動揺する篤とか、一瞬で画面から消える岡田くんとかも出てくるなぁ。

なんか昨夜は夢に見ました(笑)。

じんわり重い映画だったんですね。

映画で描かれている事象に対して、感情的にシンボルになる絵を岡田准一が占めている。

凄いな、と思います。

 

来週か再来週、姑ともう一度見に行きたいと思います。

前に、DVDだけど、「永遠の0」を一緒に見た時がありました。

その時も、感慨深そうだったなぁ。

やっぱり年を取ると、同じ映像を見ても、そこから浮かぶ情報量が若い人に比べて半端ないわけですよ。

若い人が一つの感想を抱くところで、長く生きたひとは長く生きた分だけ複数の感情や思い出がよみがえってくるわけです。

どんな感想が聞けるか楽しみ…(*´ω`)。

 

今回の「追憶」はアクションシーンと呼べるものはあまりありませんでしたけれども、岡田くんが瞬間的に動いて、カメラから消えるシーンが二回くらいありました。

ああいう、「スッ」とした動きって、自分の身近だと、剣道の7段の先生方なんかを彷彿とさせます。この辺一帯の剣道連盟の会長さんだり、幹部だったりするんですけど、

動く直前まで、まったく気配も見せずに、まるでそこに生えてる樹みたくなってるのに、あっ、と思った時にはそこにいなくて、技決めてたりするんですよね。

あの、武道独特の静と動の動きが、カメラワークを意識した岡田くんの動きに活かされてるような気がするなぁ…。

徹子の部屋では、岡田くんや小栗君のダッシュシーンに言及がありましたけど、私としては、岡田くんの足の速さを堪能するなら、「ホールド・アップ・ダウン」のイノッチと三宅君を追いかけるシーンだと思いますね(笑)。

笑えるほど足早いもの。

 

ギャップって、物事の価値を高めるのにものすごく重要だと思うんですよねぇ…。

今の岡田くんの美しさで、恋愛ものやらせたら面白いんじゃないかなぁ。

重厚な役が続いた後で、彼の容姿から言ったら当たり前な恋愛ものやったら、ただ恋愛もの続けてやるよりずっと面白いような気がする。

ずっと重厚な役ばっかりだと、岡田くんはいわゆるそういった要員になってしまうから、たまにそういうので外していくのも、俳優の幅を保つのに必要だと思うんですよねぇ。

ん?

でもそれが、アイドル業かしら。

俳優で、重厚な役ばっかりやってても、アイドル業でも本領発揮してもらえば、バランスはとれるのかもしれない。

うーん、でもさあ、たまには、自信満々で女性をリードする男性も演じてみてほしいなぁ。

「大人の恋の測り方」みたいな、オシャレな感じでもいいし…。

んで裏で「トーマス・クラウン・アフェアー」みたいに怪盗でもいいし、

ジェームズ・ボンドみたいなのでもいいし、いっそ、男女問わずにものすごく魅力的なのに、殺人鬼で超怖い役でもいいかもしれない。

あ、もう、森田君がやってるか。

いやー、でも、やっぱ女性に不器用な誠実な男性のほうがいいのかな。

一回、怖い役やると、多分岡田君本気で怖いから(^^;)、しばらくイメージ抜けなくなっちゃいそうだし。

とにかく、恋愛もの、見たいなぁー(笑)