アレッ?大作だと思うのに、最寄りの映画館でやってなかった…。

しかも、ちょっと足伸ばす映画館でも夜の上映ばかりで主婦にはつらい(^^;)。

一番いけそうなとこで、立川の映画館に昼頃の回があったので見に行ってきました。

映画見に立川行ったの初めてだー。

もう数十年たちますが、私ら夫婦のはじまりの地は立川でした。

いい結婚式場だったなー。

私は、子供の頃、ホテルなんかでウェディングドレス着た花嫁さんが何人も移動しているのを見たことがあって、なんかやだな、って思っていたのでした。

立川のウェディング場は会場が三つ、チャペルは共通だけど、スケジュール管理でそれぞれのカップルも客も鉢合わせしないようになっていて、そこがよかったです。

厨房も近いので、お料理もあったかいし、それぞれの会場には専用の庭がついてるので、ガーデンパーティもできるしね。

思い出の地です。

今はどういうシステムか知らないけど。

 

グレートウォールは饕餮が出てきたところで「あっ、ファンタジーだ」と思っていたので、史実に忠実とは微塵も思ってなかったから、よくある感想で、「万里の長城のことをまじめに取り上げてない」っていう声には無反応でした。

でも、饕餮を異民族に替えれば、おそらくそれほど感情的には史実と変わらない。

中国の歴史をちょっとでもかじっていれば、漢民族がいかに腐心して異民族の侵入を阻んできたか、切ないほどだ。

万里の長城を何百年も築き続け、北の蛮族(あくまで漢民族から見たらだけどね)と闘い続けた漢民族が、その歴史を支えられたのは唐の時代までだった。

宋の時代に入ってからは、北方から異民族の女真が侵入し、宋を圧迫しつつ、金を建国。

その金もモンゴルの騎馬民族の起こした「元」に滅ぼされ、南下したその勢力に宋も滅ぼされる。

日本はその頃、鎌倉時代。

亡国の宋から流入した知識人たちが、日本の思想や歴史に大いに影響を与えるのだけれど、それまた別の話…。

漢民族の北方民族との戦いの中で、さまざまな物語が語られているけれども、有名なものの一つに「花木蓮」のお話がある。

ディズニーで「ムーラン」としてアニメ化された。

年老いた父に代わって、男装した娘が北方民族との戦いに遠征し、見事手柄を立てるお話。

故に、「グレートウォール」における、マットデイモンと双角をなすヒロインの凛々しい甲冑姿はなんとなくそれを彷彿とさせた。

 

のっけから豪華な映像に圧倒された。

撮影地はおそらく、中国・甘粛省の丹霞地形。

赤と白の層がなす奇観は観光名所としても有名らしいけど、そこに群れを成して走る馬の集団。もう、舞台の豪華さに最初っから興奮。

冒頭から、普通に馬を乗りこなすマット・デイモンにくぎ付け(#^^#)。

目だけ出てる状態でも、マット・デイモンは容易に見分けがつく。

魅力のある目をしてるんだよね。

万里の長城はそれは雄大だし、そこを死守する中華軍団はまるで中国版ロードオブザリングのエルフの軍勢。

一糸乱れぬ統率の取れた動きに、引いてしまいつつ感動し。

日本じゃありえない撮影人数(^^;)。

とにかく、お金と人員の賭け具合は一見の価値ありだ。

旦那と話してて、饕餮についてはやや不満があるものの、極上のアクションあり笑いあり、あざといほどの色彩の映像美にのけぞりつつ、東洋と西洋の融和点を暗示するかのような結末でよかった、かな(笑)。

マット・デイモンたちは、中国にあるという神秘の新兵器、ブラックパウダー、すなわち「火薬」を目当てに世界の果てまでやってくるわけだけど、世界史的に見て、唐代の中国から見たら、西洋はとんでもなく後進国だったのだよね…。

印刷術も、火薬も、羅針盤も、西洋ののちの文化発展の象徴ともいえる三大発明は、中国発祥のものだった。

中国に憧れのある私としては、血沸き肉躍る映画でした(^^)。

 

あとはー「美女と野獣」「無限の住人」「追憶」!

「海賊とよばれた男」で魅力的で重厚な演技を見せた岡田くんの、「追憶」での美しい影を湛えた演技を見るのが楽しみ…(*´ω`)。

「美女と野獣」は、いかに実写でアニメを忠実に焼き直しているかが見どころ。

「無限の住人」は、なんとなく、真田広之の里見八犬伝とか、仲間由紀恵の忍SINOBIを彷彿とさせるんだけど。

キムタクと海老蔵が楽しみだなー(^^)。旦那は相当楽しみらしい。

全部見れるかなぁ(^^;)。

できたら「ラストコップ」も見たいんだけど。

窪田正孝のアクションは一見の価値あり(^^)。