九月に入ってから、一月からとりためてた「真田丸」、旦那と見始めました。
最初、武田が滅ぼされて上杉に落ち着くまでは本編を見てたので、そのあと、旦那の暇なとき少しずつ集中して見てきましたが、ようやく、もうすぐ関ケ原、本放送に追いつきそうです。

関ケ原が一瞬で終わったのも話題になったこのドラマ、気が付くと、戦国なのに物語が佳境に入ってもまったくロケがなく、それなのに、スタジオのみでこの緊迫した物語運びに成功している稀有なドラマだと思います。(かえって、冒頭部分はロケ多かった。みんな結構馬乗るのうまいなぁと思っていていました)
エピソード解釈も「そう来たか!」といういい意味での期待の裏切り方、飽きさせることがないです。
なんか、見せ方がテレビドラマなんだけど、演劇的というか、演劇って、舞台の上でどんな世界も演出して見せるじゃないですか、なんか、それと似通った空気を感じたりもしました。

今まで見れてなかったのは仕事が忙しかったのが一番の原因ですけど、やっぱり、みると戦国思い出して「官兵衛が見たくなる」というのも一因だったかも…(笑)。
一度見始めたら、「官兵衛」は自分の気持ちの上で待ったが効かないので、ずっと見続けてしまいそうです。
第一話の最後で元服した官兵衛、子役から岡田准一に切り替わるのですが、この第一話のラストシーンの、元服して顔を上げた正装の官兵衛の美しいこと…。
美しいと言っても、よく美青年によせられるように女のように美しい、というのではなく、男性として整った顔だちに凛とした佇まいが、男性からも美しい、と言われそうな、そんな美しさでした。
少年の頃、女装させても違和感なかった岡田白雪姫を見ると、岡田君も繊細な顔立ちだと思うんですけどね、なんだろう、そうそれが、三十路超えて美貌が衰えを見せるかと思えば、いい方に渋さを増してきたというか。

その元服シーンを見て連想したのが、昔の大岡越前役の加藤剛でした。
母が大好きだったので見ていたんですけど、男性らしい顔立ちだけど、なんか誠実そうな透明感のある整った美しさの人でした。なんかちょっと似た美しさだなぁって。
そんな加藤剛は、今岡田君が撮影している映画「関ケ原」のドラマ版で石田三成を演じています。
私は見たことないんですが、噂によるととても名作だとか。

「真田丸」での石田三成の山本耕史の好演ぶりを見ていると、岡田くんはどういう風に演じてくれるのかとても楽しみです。
「真田丸」で石田三成の融通の利かなさと、私のなさ、誠実さ、美しさは出てしまってる気がするんだけど、岡田君が演じるとどういう解釈になるんだろう?
どうしたって比べられると思いますから、いろいろ研究してそうな彼のことなので、また驚かせてくれるだろうと期待大です。

大岡越前て、ちがった、加藤剛って、ちょっと「アラビアのロレンス」を演じたピーター・オトゥールに似てる気がします。
ピーター・オトゥールは白人男性の見本のような俳優さんですけど、顔だちだけでなく、なんか持ってる雰囲気とかも似てる気がする。
そういや、岡田君もアラビアのロレンス、ザ・プロファイラーで取り上げてました。
「アラビアのロレンス」は祖母が大好きで小さい頃よく見せられましたが、あれも壮大でカッコいい映画でしたね…(#^^#)。

祖母の映画好きのせいで、「風と共に去りぬ」だとか「ベン・ハー」だとか「十戒」だとか、ハリウッドの古き良き名作は結構見せられたと思いますが、なんか岡田くんて、そういう雰囲気があるかなぁって気がします。
なんていうのかなぁ、佇まいに日本でいうと昭和感ていうか。
個性的で素晴らしい日本の俳優さんは数多いますけど、若くしてこういう、古き良き、っていうのを演じられる俳優さんて少ないと思うんですよね。
そういうのも含めて、岡田君、ずっと、期待して魅せていってもらいたいです♡