海賊と呼ばれた男の予告。
映画のHPでも見れるようになり、何度も反芻。
いや、かっこいいわ…!
美しい人は、30代だろうが60代だろうが変わらず美しいんじゃないかなぁ。
岡田くん、確かに60代メイクでしわが刻まれ皮膚にはシミが出来て醜くなっているはずなんですが、どうしてどうしてカッコよく見えて仕方ありませんね。
カッコよく見える人を演じているためか、それを演じる本人の気迫がそう魅せるのか、とにかく12月が待ち遠しくてたまりません。

試写会とか申し込みしたらもっと早く見れるかもしれませんが、やはり夫婦二人で、となるとなかなか日程も合わないと思うし、やはり、夫婦で公開を待ちたいと思いますね…。
昨夜遅く帰宅した夫、まだ、海賊と呼ばれた男の予告、見ていません。
60代の岡田君、しっくりしててカッコよかったよ~!と言うと、そりゃそうだろ、ニッセイのCMの時も軍師官兵衛の時も違和感なかったもの、あいつなら大丈夫だろ!と、誰さま?といいたくなるようなすげえ上から目線、とか思いつつ、ちょっとひねくれたものの見方をする私と違って、主人は気持ちよく一般的なものの見方で生きている人なので、おそらく、世の人大半はそうやって岡田君に期待しているような気がしてならない(笑)。

とはいえ、はっ‼と気が付くと、12月と言えば長女の高校受験が迫っていて、親としては気が気でない時期…。浮かれていていいのか、と思いつつ、親としては日々の勉強や塾の講習など、できるだけのことはしてあげているつもりなので、あとは天に運を任せるしか無かろう、と思うわけで、楽しく浮かれていよう、と思ったのでした…。

この三日ばかり、連休で先方からの連絡がないために、急ぎの仕事が途切れたので、落書きしたり読書したり、少しのんびりさせてもらってます。
いつも、家事の合間にずっと仕事してるので、そろそろ骨休めしなくちゃ、と思ってたところで。
絵を描くのって少し休養も必要なんじゃないかと思うんです。
仕事の絵ばっかりじゃなくて、やはり、趣味の絵もすこしは描いてスキルを上げたい。
また、この数年、旦那の休み以外、ろくに子供を外に連れて行っていないので、ちょっと前から気になっているとことに足を延ばしてみようと思っています。
夕方には長女の塾だからあんまり長居はできないけど。

今読んでいる本は、イエイツの「ケルト妖精物語」、山室静の「ギリシャ神話」、関祐二の「古代史は知的冒険」。それから、昨日、姑が整理していた書棚から発掘された「大田の史話」。
ケルトとギリシャ神話は20年以上前に手に入れた本で、子供の頃から神話や伝説が大好きだった私が、短大で美術史を学んでいたとき、集めていた本の中の二冊で。
美術史を学ぶと、いやでも聖書とギリシャ神話は必須の知識なんだけど(ほんとはシェイクスピアもきちんと読まなくちゃな、と思ってるんですが)、それだけでなく、各国の神話や伝説もいろいろ知っていたほうが、より美術を楽しめるわけで。
ゲルマン神話やケルト神話、インド神話や中国神話などの本がうちにあります。

聖書も何冊もある…。旦那が似非クリスチャンであるってこともあるけど、亡くなった父に子供のころ読んでおきなさい、と言われたので。後々大変役に立ったものです。
急にまた、読みたくなったんだよね。
昔読んだ本をまた読み返すと、前にはわからなかった発見がたくさんあって、さらに面白い。
今読むと、様々なアイルランド(ケルト)の風聞も、キリスト教を仏教にすり替えると日本の昔話に通づるものがあってすごく興味深いです。

「古代史~」は最近ちまちま読んでいる読書のテーマで、日本の昔の歴史のこと(岡田准一暦でいえば(笑)大化の改新あたりとか)に思いを馳せていると、今思われているいわゆる定説というような歴史のとらえ方じゃなくて、ほんとはもっと違うんじゃなかろうか、と思って、いろいろ読んどります。

「大田の史話」を姑にもらって大喜びしたのもそのつながりで。
今の自宅を建てる前、旦那は大田区の多摩川沿いに住んでいたんですが、まさに家の下に古墳があったわけなんですね。発掘された副葬品が、その本に載ってます。
多摩川沿いには荏原台古墳群の一群を担う多摩川台古墳群があって、100メートル級の古墳二点とたくさんの円墳から成り立っています。
私も、旦那と同じく大田区の生まれ育ちなので、昔から郷土史には興味があったんだけど、特に、古墳の発掘とかすごく興味あって。

日本の古墳て、天皇陵として指定されているものは発掘許可が下りず、日本の考古学の進歩を著しく阻害していると思うのだけど。
古墳て、近畿のものばかりじゃないんですよ。
大田区をはじめ、関東にもたくさんの古墳があり、ここにも一大勢力圏があったことは間違いないと思うんですよね。
稲荷山古墳から出土した鉄剣は一大発見だと思います。

古墳の分布でも勢力圏を考える参考になるけど、後、鉄の流通でもその頃の日本の勢力図が思い描けると思うんですよね。
歴史の教科書では、近畿にあった大和勢力ばかり日本の歴史の本流として語られているけど、実は九州だって出雲だって、語るに事欠かない逸話や発掘成果がたくさんあって。
それは関東や東北にも同じことが言えるんです。
最近は四国も面白いんじゃないかと資料を物色中。
その頃の、本当の日本の歴史の姿を浮き彫りにすることで、その後の歴史の読み取り方も違ってくる。
まるで推理小説を楽しむように、日本の謎ときに夢中になっております。