私が勉強した「公認スポーツ指導者 養成テキスト 共通科目 1」財団法人 日本体育協会発行の中から印象に残った文章を紹介します。
(前文省略) 対戦する相手は、敵ではなく、自分の可能性を引き出し、高め、競技を価値あるものとする「パートナー」なのである。確かに、競技において対戦相手は、自分の勝利という目的や、そのための戦術を妨げる存在である。しかし、同時にその相手は、競技の世界を成立させ、自分の戦いを意味づけ、より高め、豊かにし、深めてくれる存在でもある。対戦相手は、自分の存在と同じように、相互の目的、相互の実践にとって必要不可欠な存在でもあり、相互の実践に充実した体験を与えてくれる存在でもあるのだ。(後文省略)
難しい文章ですが、スポーツマンシップとフェアプレーの精神があることが前提です。「ライバルの存在が自分を高めてくれる」という事だと思って頂ければいいと思います。選手に限らず、指導者間でもこの事を意識しながら、お互い高められたらと思います。将来、子供達の中から、この事を意識してプレーするような選手が現れるといいなと思います。