2024年の優勝大本命と目され開幕した今シーズン。10戦無敗、勝ち点18、3位とここまで好調を維持


1試合平均21本のシュートを放ち、リーグ2位の得点数とリーグ最小失点。縦に早くアグレッシブで情熱的に走るスキッベ広島のサッカーが3年目となり、よりブラッシュアップされたと言って良い。間違いなく今日本で最も魅力的なサッカーをしているという自負が監督、選手、そしてサポーターにもあるはず。


というのは見りゃ誰でも分かる前提として、ここから個人的な感想になります


まずここまでの結果に関して個人的には非常に満足しております。

そもそも優勝の大本命と目され開幕からマークされてた(多分)ことは、広島にとっては少々荷が重いと考えており、実際私の優勝予想は広島ではありません。

理由としてはかなり属人的なサッカーに加え、スカッドに厚みがなく、怪我持ちが非常に多い点。仮に全チーム怪我人無しのフルメンバーで殴り合えば恐らく広島は最強ですが、1人欠けた途端に最弱になる危険性も孕んでいます。実際に我々は昨シーズンそれを目の当たりにしていますし。

こちらとしてもある程度離脱者が出ることは想定済み。ただその想定を遥かに上回る野戦病院化の中、ここまで無敗で3位は個人的には素晴らしい以外の評価にはなりません。


広島のサッカーはハイプレスが強みであり、この強みを活かす為、かなり歪なバランスを個の能力の高さでカバーしている節があります。誰が出てても大丈夫!という訳にはいかないのが現実です。


編成が悪いと言ったらそれまでですが、「穴は基本自前でなんとか塞ぐ、その歪んだ編成によって落とす勝ち点もしゃーない」ってスタンスの育成クラブな訳で。

本当に優勝を目指しているクラブなら、ボランチが野津田、川村、松本、満田をシャドーからコンバートしてOKを出す訳が無いですし、ベテランの佐々木、塩谷の控えがイヨハとWB組のサプポジでヨシ!な訳ないんですよ。

ホームグロウン15人!凄いだろ!のオナニーメンツの中に他クラブだったらとっくに切られてる選手何人も居ますから。でもそういうクラブなんです。


で、そもそもペラペラの選手層の中、ここまで無敗。素晴らしいとしか言いようがない。スキッベ監督と今試合に出てる選手は本当によーやっとる。