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イギリス海外研修のブログ-2016-

2016年度イギリス海外研修の様子を動画や写真を交えて報告します。

読者のみなさん、こんにちは。

伝統の“最高学府”オックスフォードへ
 今日は、模擬国連会議を離れ、オックスフォードに来ています。大学が世界的に有名なオックスフォードですが、日本の大学とは趣が異なります。街中に大学があるというより、旧市街自体が大学という感じです。「ハリーポッター」や「不思議の国のアリス」にゆかりの場所を訪れたりと、ベタな観光という感じになりましたが、それでも午後は個人個人が自由にプランを立てて、博物館などを研修しました。

うれしいサプライズ!
 そんな今日は、知る人ぞ知るサプライズが。ロイヤルラッセル校に中学時代から通い、この秋にイギリスの大学を受験したマサト君がオックスフォード研修につきあってくれました。彼は今回のロイヤルラッセル校での研修中も、私たちの面倒をよく見てくれました。前校長の関口先生が「高い志を持ちなさい」とおっしゃっていましたが、それを高校生の目線で私たち研修生に伝えてくれました。マサト君はお正月から2月にかけて各大学の個別試験があるということです。そろそろ私たちブリティッシュ・クラブの中から彼の同級生や後輩が出てきてもいいかな…。

 さあ、明日は最後の研修の地・ウィンザーです。強靭な体力を誇る10期チーム。まだ病気になってません!多分、先生のどっちかが…
      元気が一番!!


《訂正とお詫び、追加のご報告》
 先日の模擬国連会議の速報に一部誤りがありました。
 社会文化および人道に関する委員会(大木・菊池)の結果を、「否決」とお伝えしましたが、正しくは「タイムアウトにより審議されず」でした。
 また、軍縮委員会1(滝・大谷)は、Committee Debate1日目については、速報通り審議されませんでしたが、2日目の午前中に審議され、見事可決されました。ただ、ここでも総会に上程する最終案からは落選してしまうという悔しい結果となりました。

 最終的な結果としては、4つの参加委員会ですべてLobbyingを突破、Committee Debateでは4委員会のうち3委員会で審議。そのうち、2つの委員会で日本案が可決、総会に上程する最終選考には2つとも残れず、ということになりました。

    Well, there are quite a few tears here. Rio is the most disappointed because her resolution was not debated – not enough time. But the statistics are staggering:

    All four resolutions were approved by the Approval Panel first time with no re-writes.

    Three out of four resolutions were debated.

    Two out of three were passed for possible debate in General Assembly.

    Is this the best ever performance by Hitachi First students? I cannot recall for sure but I will try to check. I think it is.

    Many people have commented on the amazing quality of the resolutions, far above that of many native speaker ones. Ii is a tribute to the huge effort made by Hitachi First students.


Very best wishes from all at RRS

Graham

G R Moseley

Director of Studies

Here is the latest news regarding the Japanese delegation:

    Raimu delivered a clear speech at the Opening Ceremony. She was the penultimate one to speak so had to be very patient but she did very well.

    Lobbying went very well and all four resolutions were passed to the Approval Panel within 90 minutes. Mikako took only 40 minutes (a record?). The other three resolutions all merged with other nations.

All four resolutions were approved by the Approval Panel by the end of the first day. This is a huge achievement when it is noted that only sixty or so were passedfirst time out of 360.

    Raimu’s resolution was debated this morning. She read her speech clearly and then did extremely well to answer three Points of Information (questions). I am not sure any delegate has ever answered three points one after the other. Sadly, there was much opposition to the resolution and it did not pass. We had a few tears but it was still a huge triumph for Raimu and her supporter, Rina. And the proud tradition of Hitachi First students is being maintained.

    Momomi’s is next to be debated shortly. Fingers crossed, as we say.

All the best

Graham

G R Moseley

Director of Studies

※この記事は、昨日の様子をお届けしていますので、現在は模擬国連会議3日目です。ご了承ください。

  “ついにやってきた日”です。イギリス海外研修に応募する生徒はみな、この舞台で自分の力を試し、そして自分を変えることを目指しています。週に2回の事前研修は渡英前ともなると毎日になり、そのすべてが濃密で苦しさも並大抵ではありません。それをやり抜くモチベーションは、このCommittee Debateで外国勢と勝負をすることです。それは15人全員が心に持ち続けてきました。

  Press のスタッフは朝9時前にラッセル校に到着、DelegateSupporterは学校の寮に宿泊しているので、彼女たちとチャペル前で合流して日曜礼拝に参加しました。チャプレンの方が、世界規格の若者はどうあるべきかという説教をして下さり、讃美歌を斉唱して終わりました。

  9時半、各委員会での審議が開始されました。ここでは前日のLobbyingのような“国際交流”的な雰囲気はまったくありません。相手を論破してやり込めてやろうという雰囲気が満々です。

  環境委員会では、お昼前に安間・園部の「生物多様性の保護」についての案が審議されましたが可決されず。アメリカとロシア、さらにエジプトの存在感は際立っていて、そこには奥ゆかしさとは無縁の空気が充満していました。

  社会文化と人道に関する委員会では大木・菊池が審議に臨みました。ここでもアウェーならではの厳しさが待っていました。この委員会のチェア (司会)は「どうせ日本人はろくに喋れないんだから」と軽い扱いをしてきました。これではスピーチで参加者の心を捉えるという雰囲気にはなりません。ここでも可決には至りませんでした。

 軍縮委員会1の滝・大谷にとって、今日1日は長いものでした。議案はマージュしたものから審議される傾向があるので、単独議案の日本は後回しになってしまいます。1つの案の審議に1時間以上をかけるため、ほんの数本が取り上げられたのみ。日本案の審議はありませんでした。タイムアウトでの否決か、明日の審議か…。まだ終わってはいません。


 軍縮委員会2は柴田と佐藤。アフガニスタン・南アフリカとのマージュ案です。アフガンの代表は日本のネクタイをつけて登場。親指を立てて挨拶すると彼もニヤリ。議論は激しくなりましたが、彼は一歩も引きません。そんな中、日本に意見を述べる時間が与えられます。柴田が日本のスタンスを主張、落ち着いて1分の持ち時間を使いました。チェアから「各国の質問をオープンに受け付けるか?」という問いかけを受けます。ここが勝負なのです。あらかじめ日本で作った

Resolutionと違い、相手の英語を理解して、自分の意見をその場で構成して、さらに英語で伝える。至難の業です。日本人からすれば逃げたい、外国勢からすれば期待していない、という場面。柴田は「質問を受け付けます」と3人の外国勢との勝負にでました。1人目、2人目。柴田は落ち着いて「もう一度質問を教えてもらってもよいか?」と尋ね、対応に成功。3人目の質問にはチェアに「この質問の真意はどういうことか?」と冷静に内容の解説を求め、回答します。決して流暢とは言えませんでしたが、こちらの意見を理解させるには十分で、相手も矛を収めるしかありませんでした。この後、議案に対する反対の主張の時間が設けられ、いよいよ採決。「賛成の国はプラカードを」というチェアの声にザザッと上がります。勝った。僅差ではないことが一目瞭然の可決でした。

General Assemblyに送る議案の絞り込みで、3国案は落選しました。この委員会で可決された議案は3本。ベスト3です。逃げず、頼らずに挑戦しました。10年目の今年、今までの先輩たちが積み上げてきた先の結果です。最終日の晴れ舞台に立てれば本当に「終わり良ければすべて良し」なのでしょうが、あの不安感・緊張感・屈辱感を経験したであれば、この結果を素晴らしいと思うはずです
私たちは胸を張って最終日に臨みます

模擬国連会議 2日目 Committee Debate 結果】

 ◆環境委員会          審議, 否決

  ◆社会文化人道委員会  審議, 否決

  ◆軍縮委員会1         タイムアウト 
                               ※2日目終了時点

  ◆軍縮委員会2          審議, 可決, 
                               総会上程議案に残れず

※この記事は、昨日の様子をお届けしていますので、現在は模擬国連会議2日目を戦っています。ご了承ください。

  さあ、始まりました。もう逃げられません()。午前中は準備に充て、昼食をはさんで午後からLobbyingがおこなわれました。

    Lobbyingとは、模擬国連会議の予選のようなもので、全部で500本近く持ち込まれるResolutionと呼ばれる議案を150本程度にしぼり込む場所のことです。これを勝ち抜いて初めて本当の「勝負の場」に立つことができます。Lobbyingを日本語に訳すと「根回し」とでもいいましょうか。英語で日本案を売り込むわけです。英語を母国語とするツワモノにまじって交渉するのは並みの覚悟ではできません。DelegateSupporterとよばれる代表の生徒8人は、朝から緊張の極みといった様子。「ろくに英語も話せないくせに…」という視線を浴びるのを覚悟していたのかもしれません。そんな昼食の時…、Pressと呼ばれる報道班の生徒が何やら手紙を渡しています。Delegateの柴田さん、ダァーッと涙を流しました。仲間の心遣いは力になります。派遣生の15人、誰もが心細いのです。そんな時に誰からというのでもなく自然に仲間を勇気付けることのできるチームは強いです。

  日本の各チームは早めに会場に入って交渉の準備に入りました。正式にLobbyingが始まるのは午後3時からですが、その前に議案に目を通してもらって印象付けをしておくことは勝つための重要な作戦なのです。Supporterとよばれる4人(園部・大谷・佐藤・菊池)が会場に入って他国のDelegateと交渉。その間、Delegateはスピーチの練習に。またPressで各委員会の取材をする番記者たちも会場に入りました。Supporterの働きは絶大で、「署名してあげるわ」という約束を何カ国もとりつけます。菊池の笑顔がかなり好印象だったようですね。3時を回ると、各会場は大勢の人の体温でヒートアップしました。上着が要らないくらい。根回しが功を奏して順調すぎるくらいに署名が集まりました。モズレー先生いわく、「この10年でいちばん早かったんじゃないか。40分で集めちゃった委員会もあったんだからね」と。

【1日目 Lobbying 結果】

    環境委員会                         
             安間来夢・園部里奈         [
生物多様性の保持]
           通過  (共同議案;協力国 コンゴ)

    軍縮委員会1                       
            滝美加子・大谷琴恵         [紛争下の子供の保護]
           通過 (単独議案)

    軍縮委員会2                       
            柴田桃実・佐藤桃子         [平和築における女性の役割]
            通過 (共同議案;協力国 南アフリカ・アフガニスタン)
    
社会文化・人道委員会      
            大木梨央・菊池夏未         [携帯電話に使用される紛争鉱物]
           
通過 (共同議案;協力国 ケニア)

さて、夕食を食べて日も暮れて。オープニングセレモニーとなりました。明日からの本格的な議論を前に、厳かな雰囲気の中で開会の儀式が行われるのです。校長先生の開会宣言に続いて、各国大使のスピーチが始まります。トップはケニア。スピーチはアルファベット順に行われるので、日本はヨルダンの前。つまり最後から2番目です。9時といえばすでに夜。ですが、登壇した日本チームのリーダー・安間は実に落ち着いていて堂々。大きなボディアクションを交えながらスピーチをこなしました。日本人のスピーチといえば、視線は下がりっぱなし、原稿は完全に棒読み…というケースがほとんどですが、安間さんは違います。評判上々でした。

                 さあ、明日は勝負!