21/4/10 優勝争いの行方!? レアル VS バルセロナ | 欧州サッカーに関するナニカ

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DAZN+SKYは珍しいのか検証中

 

チャンピンズリーグ準々決勝に挟まれていますが、

リーガの優勝争いを左右するエル・クラシコがやってきました。

 

両チームとも調子が良い状態で

レアルは12試合負けなし

バルサは9試合負けなし(リーガでは19試合!)

 

テーブルも調子を落としているアトレチコに両チームが迫る展開です。

1位アトレチコ 66

2位バルセロナ 65

3位レアル   63

 

好ゲームになることが予想されていましたが、

蓋を開けてみると、ジダンが戦術で完全に勝利したように思います。

フォーメーションは

レアルは4−5−1

バルサは3−4-3

だったのですが、前線のチェイシングを突破されると、取りにいかず全員で帰陣し、

特に右ハーフのヴァルヴェルデをDF時にバックラインまで下げさせ、

メッシ–アルバの左ハーフスペースを埋めるようにします。

 

これが功を奏して、バルサは持たされて、デンベレやメッシなどFWに当てては潰される展開になります。

レアルの中盤はダイレクトでパス交換が正確にできるので、ベンゼマまで行くと、

あっという間にカウンターが狙える展開になります。

 

先制点は自陣深くで奪ったヴァルベルデが持ち前の走力を活かして前に運び、これまたオーバラップを繰り返せるルーカスが奥から追い越してクロス、ベンゼマが走り込んで、素晴らしいバックヒールを決めます。

 

実際、攻められていたようで、ヴァニシウスに徹底的に3バックの裏スペースに走らせ、カウンタで何度もゴールに迫っていたのはレアルでした。

(リバプール戦のようなヴァニシウスの精度の高さはやはりありませんでしたが笑、十分脅威に)

その形で得たFKをクロースが二人に当てながら決め、 2−0。

前半でほぼ勝負を決めました。

シュート数、決定機もレアルが多かったと思います。

 

さすがにバルセロナもハーフタイムで修正を入れ、デンベレを1列下げ、右MFのポジションに入れてヴァニシウスを警戒させ、グリーズマンを投入することで左サイドでアルバとの関係改善を図ります。

 

後半は大雨が振り出したせいか、やや荒れ模様になります。

レアルは前半でブスケツに削られた右SBルーカスが負傷交代し、オドリオゾラとなった右サイドが少し混乱している状況もあり、バルサが攻勢をかけますが、やはり5バックでスペースが消されているので大崩れしません。

しかし「水を運ぶ人」ルーカスの欠場は痛い…


それでもバルサDFのミンゲサが押し込んで一点を返します。彼はヴァニシウスにも負けないぐらいスピードもあり、いいDFです。

 

審判の機器故障のせいで止まっている間、メッシがユニを交換するという光景も。

 

その後、余裕の展開と感じたのか、主力ベンゼマ・クロースや疲労が見えたヴァルヴェルデ、ヴァニシウスを交代させ、引き続き逆のマルセロが下がる5バックスタイルを取ったり、レアルは休ませながらもしっかり2−1で勝利を収める戦いぷり。

 

試合後にはモドリッチが負傷でベンチにいたピケに「さあ審判に文句を言う時間だ」と煽る、クーマン監督もPKのはずだったなど審判に苦言を呈すなど、

引き続きの因縁感はありますが、

(それを言ったら、カゼミロの退場も無いでしょ、とレアルファンは思いますが)

結果、今シーズンは1−3、2−1とレアルの完勝です。

ちなみにアトレチコにも1勝1分と勝ち越しています。

 

バルサの弱体化をずっと言っていますが、やはり現代サッカーにおいて

DFしない選手がいるチームは脆いと思います。

ベンゼマでさえ、CLやこういう試合はしっかり戻りきり、体を張るので。

 

守り切れるイメージがないし、攻撃では衰えが見えてきたメッシに相変わらず頼らがちということで、調子が上がってるとは聞いていましたが

BigGameで勝てるようになるにはまだまだ道のりが遠いように思います。

 

次週ミッドウィークはまたCLです。お楽しみに!

 

P.S. 今日街中でレヴァンドフスキに偶然会って、サインをもらうことができました🤭

ラッキー!!