戦争前は、現在の米国や欧州と同じように、発注者と受注者の関係や企業と従業員の関係はもっとドライであった。戦後になってもこのような体制が維持されたのは、日本の大企業が護送船団方式で守られてきたからである。
このようなウェットな家族主義的関係はduvetica デュベティカ、本来経営が苦しい時こそ、その本領が発揮されるべきである。だが日本の大手企業の多くは、いざ経営が苦しくなると、米国型弱肉強食社会も真っ青の下請けイジメを行っている。パナソニックは日本型経営の最後の砦だったかもしれないが、とうとう陥落してしまった。
長期的な契約や雇用が保証されない中、従来のような家族主義的系列関係や雇用関係にどれほど合理的な意味があるのか、もう一度考え直してみる必要があるだろう。
