全曲眉村ちあきの公演に行ってから数日経つが、なかなか興奮が治まらない。普段文章を書く習慣は全くないけれど、居ても立ってもいられない気持ちをどうにかしたくて、自分の心を整理する為にも色々と書いてみることにする。
「体験としての眉村ちあき、眉村ちあきについて想う事」
私は車に乗っている時、だいたい千葉のFM局bayfmを掛けている。その日は何か公開収録?らしきものが流れていた。番組のゲストはどこか掴みどころのなさそうな、高い笑い声で司会者を困惑させている女性だった。ふざけた人なのかなと思ったけれど、会場にはファンがいるらしく時折いい感じの反応が返ってきていた。その女性は「私、社長をやっているんですよ」みたいな事を言った。いやいやいや…やばすぎるでしょ…その時私はそう思った。そうこうしているうちに彼女が作ったという曲が流れ始め、正直驚いた。さっきまで話していた人物が作ったとはとても思えない、すごくちゃんとした音だった。でもうんことか言ってる。同乗していた家族に聞いた、「これ、うんこって言ってるよね?」「言ってるね」そんな会話をしたのを覚えている。
目的地についてもなかなか車を降りる事が出来なかった。何か自分の中で引っかかるものがあった。せめて名前だけでも聞いてから降りよう。「本日のゲスト、アユムラチアキさんです」そうか、鮎村ちあきというのか。そこで車のエンジンを切った。ラジオを聞けたのはトータルで15分くらいだったと思う。
その日の夜、何とか「鮎村ちあき」を思い出し、検索してみた。「眉村ちあき」だった。変わった名字だなと思った。どんな顔をしているのか見てやろうくらいの興味本位だった。曲を聞いてみた。何曲か聞いてみた。ゴッドタン出てたんだ、おー良い声してるな、とか、ピッコロ虫?何それ?あ、でもmv綺麗だし曲もいいね、みたいな感じで。今度はギターを持ってるやつを見てみよう。TIFとか言うイベントの配信動画らしい、下の方でアバターっぽいものがコンペイトウを投げ合っている。客をいなした後「聞いてください、ピッコロ虫」そんな入り方の動画だった。その動画を見終わる頃、私の胸は掴まれ大きく揺さぶられていた。何だこの人?何かを背負っているの?何かに立ち向かっているの?涙を流しながら歌うその人の姿は最高に格好良く、美しいと思った。ありのままの人間として。
心臓の動悸?高鳴り?が治まらず、結局その日は朝まで色んな動画を見続けた。ライブだったり弾き語り歩きだったり銭湯だったり路上だったり。そしてわかった事があった。この人の歌声には人の心を動かす何かがある。この人の曲と詩とパフォーマンスには人を惹き付ける何かがある。
人物像に興味を持った私はインタビュー記事やコラムを読んでみた。時を遡って調べてもみた。グループ時代の動画に辿り着き、心底驚いた。これ本当に同じ人?確かにそこには懸命に歌って踊る彼女の姿があったけれど、現在の姿に結びつけるのは難しかった。どれだけの過程を経て這い上がって来たんだろう…すごい人かもしれない…そう強く感心した。私の興味は加速していった。
更に色々と調べて分かったことがあった。もちろん生まれ持った歌唱力と音楽的センスは間違いなくあると思う。しかしそれ以上に特筆すべきは強靭な精神力だと分かった(肉体も強靭だけど)。設定した目標に対して己を律し、試行錯誤を繰り返しながらただひたすらに自分を高めていく。その姿勢はトップアスリート(イチローとか浅田真央とか)に通ずるものがあると感じた。そして自分自身を一人の人間として尊重し、信じ続ける力があった。これは中々出来ないことだけど、彼女にはそれが出来ていた(出来るよう努めていた)と思う。それが無ければ自分の才能にも出会えていなかったのかもしれない。
人生に本気で向き合い、必死に考え挑戦し、自分でチャンスを作っては掴んで、どんな状況であろうと決して自分自身を諦めることなく、努力できる才能を磨き続け、周囲の協力には惜しみない感謝の念を抱き、でも100%実力で勝負し続けている人なんだ。それが分かったとき、彼女の存在自体に何とも言い表せない感動のようなものを覚えた。私はこの人をガチで尊敬してガチで好き(人として)だなと思ってしまった。つまり勝手に敬愛の念を抱いた。
そして確信した。間違いなく大ブレイクを果たす人だという事を。何故こんな人をもっと早く知る事が出来なかったのか悔しいと思うと同時に、知る事が出来て本当に良かったとも思った。
すぐに数少ない信用出来る友人達に眉村ちあきというヤバい奴がいると連絡した。絶対にすごい事になるから証人になって欲しいと思った。その中の一人に都内のライブハウスに関係している友人がいて「今度来るみたいだからゲスト客で入れるようにしておくよ」と言ってくれた。神だと思った。
付き合いで何度かライブハウスには行った事はあったけれど、自分の意思で行きたいと思ったのは初めてだった。ましてや人前でリズムに乗る事すら抵抗のあるタイプの人間だった。でもその日は素直に音楽に、眉村ちあきに身を委ねてみようと思った。最高に気持ちが良かった。あー、ライブってこんなに良いものなのかと思った。さすがに自分の頭上に本人が流れて来た時は焦ったけれど。
終了後物販には結構な列が出来ていた。どうやらチェキの列らしい。でもチェキは恥ずかしいからやめておこう。とにかく株券だけはめっちゃ欲しい。でも売っているのかな。という感じで困惑していたら列に並んでいたおじさんが「株売ってると思いますよ。この列には並ばず直接物販に行っていいと思いますよ」と、優しい笑顔で教えてくれた。これがマユムラーというやつか。私もおじさんなのだけれど癒されてしまった。
よし、株だけ買ってササッと帰ろう。と思っていたところ、どうやら社長の承認が必要らしかった。スタッフの方が株券を持っていき眉村さんがサインを入れた。その時深々と頭を下げ(直視出来ていなかったけれどたぶん)、通った声で「弊社をよろしくお願いいたします」と言ってくれた。私も慌てて「こちらこそよろしくお願いいたします」と頭を下げたが、マスク越しの小さい声は彼女には届かなかったと思う。チェキの対応で忙しい中、少し離れた私に声を掛けてくれてもったいないと思うと同時に、御社を絶対によろしくしようと思った。
偶然聞いたラジオからこの間1ヶ月も経っていない。滅多な用事がない限り出かけない私がライブに行き、初めて株というものを買った。自分でも信じられないスピードで巻き込まれてしまった。
何故こんなにも惹かれてしまっているのだろう。曲とか声とか人間性が好きなのはもちろんだけどそれだけではない。
スピリチュアルな事かもしれないけど、魂の部分で何か共鳴するものがあるんじゃないかと思っている。それはファンや周囲に集まる人たちも大体そうで、マユムラーの方々は導かれし者たち?みたいな感じがする。マユムラーの方達同士でもお互いに何か近しいものを感じているのではないだろうか。
その何かとはなんだろう。こう言うとちょっと恥ずかしいけれど、たぶん「愛」(みたいなもの)なんじゃないかなと思っている。彼女は嫌な世界も、嫌な人間も、たくさん見て来たはずなのに根底にある愛?みたいなものは濁っていない(と思う)し、むしろそれに溢れている。それは良い世界も、良い人間もそれ以上に見てきたからなのかもしれないし、何よりも家族から本当の意味での真っ直ぐな愛情を注がれて育ったからなのかもしれない(よく知らないけど勝手にそう感じている)。身近な人に愛されているから自分を愛せる、ファンに愛されているから自分を愛せる、自分を愛せているからこそちゃんと人を愛せる、そういう事なのかもしれない。だから眉村さんに愛されているファンの人たちは自信を持って自分自身を愛していいのだと思う。そういった幸せな相互関係が嘘偽りなく成り立っているように感じた。
とにかく、マウントの取り合いばかりのクソみたいな世の中に辟易していた私のこころを、眉村ちあきという存在は確実に明るくしてくれた。
そして最近分かってきた事がある。もしかしたらこの人は人の人生を変える力を持っているかもしれないということ。そりゃ有名人やカリスマと呼ばれる人たちはみんな影響力を持っているのだけれど、もう少し幅広くというかジャンルを問わずというか。
かく言う私も、長い間錆びに埋もれて押す事が出来なかった「一念発起ボタン」(心の中にあるやる気スイッチみたいなもの)が何処にあるのか見えて来た。もうすぐ押せそうな気がしている。その時は自信を持って眉村ちあきが私の人生を変えてくれた、そう言いたい。
いつまでも、この世界を変えるかもしれない“アイドル”を少し離れたところから見ていようと想った。ちょっと眩しすぎるから。
※溢れた想いみたいなやつを何処かに吐き出したくて書きました。
少しだけすっきりしました。
もし最後まで読まれた方がいらしたら本当にお疲れさまでした。
眉村ちあきさん、存在に感謝します。