HEYTEXの交換日記。 -617ページ目

卒業/東野圭吾。【hey】

本の師匠、
オンチャンが持ってきてくれた紙袋。
中身はギッシリ東野圭吾。

“~の殺人事件”
みたいな題名って、
あんま好きじゃないけど、
そういう風潮の時代があったと解釈する。

いま1番、
尊敬する小説家である、
東野圭吾の作品を、
ほぼ古い順で、
今年中に読破したい。

って事で、
本作は今でこそシリーズ化している、
加賀恭一郎系の第一弾。
作者がまだ、
新鋭作家と言われる、
昭和61年の作品だ。

当時の大学生の日常が、
実にリアルに書かれているらしいけど、
私にとっては超非リアル。

だいたい寮に電話して管理人が呼ぶとか、
行きつけの喫茶店が《首を振るピエロ》
ってネーミングとか、
完全に漫画の世界。

平成の大学生だった私には、
馴染めない。

そして、
トリックが難解すぎる。
茶道の心得や作法の理解が無ければ、
サッパリだ。

何度も図解が入るけど、
冷めちゃうし。

この人が本気で、
全部の力をMAXに出すと、
こーやって一般人は理解できない。

東野圭吾は、
手抜きの仕方を取得していく事で、
小説家として、
完成していくのかもしれない。
なんて感じる。

天才も楽じゃないね。

それにしても、
小説としての完成度は高い。
ラストは実に爽やかで、
まさに“卒業”って雰囲気。

とにかく、
東野圭吾は博学王。
この事実をガツンと突きつけられた。

恥ずかしながら、
何故か密かに、
私の闘志に火がついた。

まずはじっくり、
敵の研究をしていくとしよう。

hey.