HEYTEXの交換日記。 -550ページ目

オバチャンの目尻。【hey】

昨日の帰宅中の出来事。
とある電車の中、
約30分の乗車時間ずっと、
泣き喚き続ける子供。
“降ろして!!イヤイヤ!!”
を連呼。
お母さんは途中から諦めて、
無視しながら子供を抱えて、
ドアの脇に立っていた。

なおも周りの乗客に向かって、
訴え続ける子供。

そして、
それを必死に見守り続けている、
見ず知らずのオバチャン。

私は、
このオバチャンの表情に釘付け。

これ以上は下げられないってくらいの、
8時20分を指した眉毛、
恵比寿サン級の目尻、
そして漂う使命感と誇り。

オバチャンは、
自らの人生の集大成として、
持てる力を出し切り、
子供を黙らせる事に全てをかけていた。

しかし、
儚くもオバチャンの野望は、
終点到着を知らせるアナウンスと共に、
散った。

空いた座席に座るオバチャン。
“オバチャン、ここは終点だょ”と、
心の中で語りかけてハッとした。

オバチャンは、
自分が降りるはずの駅を通過してまで、
微笑み続けていたのだ。

次の選挙で、
このオバチャンが立候補したら、
必ず1票を託すゎ。

hey.