見てしまった。【hey】
今日の帰り道。
地元の駅から家までの、
いつもと同じ道のりを、
いつもと同じチャリンコで、
いつものように走ってた。
前を見ているようで、
何も見てない。
何か考えているようで、
頭の中は白紙。
幽体離脱というか、
意識障害というか、
とにかくボケっと自転車こいでた訳。
街灯はまばらで、
道路の左手には、
大きめの空き地的公園。
その先に、
薄気味悪く自動販売機の明かり。
と言っても、
時刻は8時くらい。
そういう時間帯じゃないのは分ってる。
でも見える。
確かに見える。
自販機の明かりで浮かび上がる、
ユラユラ歩くシルエット。
背丈は小学1年生くらい。
男の子ぽい。
この平成の世に、
袴姿に竹刀らしき物を背負っている少年が、
左右にユラユラ揺れながら、
ヨタヨタ歩いているじゃないか!!
遂に見てしまった。
しかもかなりハッキリ。
大パニックの頭の中を、
整理しようと懸命な私の耳に、
突如届いたのは、
『ホレ!!早くしないと遅れちゃうよ!!』
???
勇気を出して振り返ると、
遥か先でお母さんらしき人が、
自転車で待っている。
こちらは明らかに21世紀のお母さんだ。
ほっほー。
なるほど。
ただ剣道教室に行くのを渋っていたガキか。
紛らわしいから、
21世紀らしく、
習い事もフェンシングとかにしてもらいたい。
なんて思ったけど、
暗闇で、
中世の騎士と出会ったら、
失神じゃ済まないだろうね。
hey.