ども。へーさんです。全国に発令されている新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置ですが、明日21日には解除される見通しです。まだまだ感染症数は多いので不安な気持ちもありますが、結局これしか対策がないのも問題のようにな気がします。そんな所で1552曲目。

片岡鶴太郎「はなのにっぽんさのよいよい」

画像は収録の『P-kies Educational Music Colors いろのうた』

お笑い芸人や俳優として活躍している片岡さんの７枚目のシングル曲。子供向け番組の“ひらけ！ポンキッキ”内で流れていた曲になります。片岡さんは歌手としてのイメージはあまりないですが、キャリアの中でけっこう歌を歌っているんですね。

“はなのにっぽん”なので、琴？琵琶？のような音からウグイスが鳴いて曲が始まる、という和風の曲です。それもそのはず、日本の民謡風のメロディとその地を代表する花を絡めて北海道から各地を回っていく、という曲となっています。

全部で11の道府県が選ばれていて、もちろん有名どころを押さえているのもありますが、その民謡がわりと聞き覚えがある、というのがすごい気がしました。自分は特に民謡に詳しいわけでもないし、積極的に聞いていたわけでもないので、なんとなくどこかしらで耳にしているんですねえ。

この曲で言うと、ドリフターズの♪エンヤーコラヤット～　ってやつは、北海道の民謡が元ネタ(北海盆唄？)だったり、タイトルにもなっている♪さのよいよい～　は福岡の炭鉱節から来ているなど、新たな発見も多いです。沖縄の♪またはりぬちんだらかぬしゃまよ～　も今回初めて謎が解けました。

パート同士をつなぐブリッジにあたる♪はぁ　さいた　さいたよ　ぱっとさいた～　のパートも、メジャー感のある和風(ちょい民謡風な普通の)メロディで、とてもキャッチーです。

片岡さんのボーカルはきちんと民謡風の節回しも歌いこなしていて、本業歌手ではないのを考えたらかなり歌えているのではないでしょうか。声に適度な枯れぐあいもあり、民謡風のメロディに合っているように思います。本格的な民謡歌手の節回しみたいなものを過剰にしていないので、聞きやすさもあります。

やっぱり日本人だから、民謡風のメロディはなんとなく聞いていて心が落ち着くような気がしました。民謡のメロディを子供たちに触れる機会を与える、というのはけっこう大事な事かもしれませんね。でもなんで首都東京は入っていないのだろうか？東京音頭は民謡ではなかったりするのでしょうか？

「はなのにっぽんさのよいよい」片岡鶴太郎

作詞：伊藤アキラ

作曲：いけたけし

編曲：赤坂東児