ある日の昼下がり。
事務所で仕事をしていると、無線のコールに気づく。
「高松氏」 俺の無線機のディスプレイにそう表示されている。

「もしもし?」
「今日行きましょうか」
「え?どこへ??」
「パイレーツに決まってるじゃないですか」
「え?いや、俺今日ちょっと忙しくてな…」
「後で事務所寄りますからね」
「え?いや、あの…」

ガチャッ ツーッ ツーッ ツーッ ……

恐ろしい程にマイペースな男である。俺は呆然として無線機を置いた。

そんな事も忘れて、夕方の忙しい時間を迎える。
出荷や伝票整理に追われていると、急に事務所のドアが開いた。宅配便の集荷かと思いドアの方を見ると、
ロンパールームに出ているっぽい服装の佇まいの男が立っている。
「おお、高松氏…」
「さ、行きましょうか」
「いや、まだ忙しくてな…」
「えーはよして下さいよー」

何というマイペースな男よ高松氏。

その日のうちに切り上げなければいけない仕事をなんとかこなし、高松氏を促す。

「何とか終わったわ、事務所戻って来てまだやる事あるし、さっと行こうか」と言うと
「え?もう行くんすか?」

恐ろしくマイペース。

行く宛もなく事務所を出てみると、近くでなんとか済ませたい俺の脳内に、以前名古屋からの来客があった時に、食後に立ち寄ったケーキ屋の記憶が甦った。

お店の名前は「LE PINEAU」(ル ピノー)。
北堀江と南堀江の丁度堺にあたる場所、大阪市民の動線でもあるなにわ筋を西へ渡ってすぐの所にある。
かなり有名なお店らしく、いつも前を通るとたくさんの人がケーキを選んでいるのが見える。
そして奥には喫茶スペースがあり、コーヒーを飲めるように作られている。
前にその名古屋からの刺客…いや来客時に初めて入ったのだが、確かコーヒーがとてもおいしかった記憶があるのだ。
そしてその時には確かibookを持って行っておらず、悔しい思いをした気がした。

お店はどことなくメルヘン?調で我々パイレーツの入店をまるで阻むかのような門構えでもあるが、そういう場所にこそいいスポットが隠されているに違いない。我々は大海原へ出航するかの如く、男二人では到底入りにくい扉を開いた。

前に来た時も思ったのだが、店員さんの服装がメイドっぽい。昨今のメイドブーム以前からこの格好なのだろうが、こちらの方がシンプルではあるが、老舗である雰囲気がそう感じさせるのか、風格もあり極めて厳かである。
間違っても「萌え」などではない何かがあるのだ。

高松氏は店内に入る前からテンションがなぜか上がってしまい最高潮の状態である。
「いや~なんすかここやばいっすね~、ああ~俺何頼もうかな~ケーキセットあるやん!ええな~これにしようっと!」

思えば長い間ケーキなど食べていない俺はそんな誘惑に負けるはずもない。高松氏の持つメニューに目をやると
「ケーキセット600円」
の文字が目に入る。

「ご注文お決まりでしょうか?」
「俺ケーキセット!!」
「…俺もケーキセット」

簡単に誘惑に負けてしまう俺がそこにいた。

ここはケーキを注文すると、入り口付近のケーキのショーケースから自分の好きなケーキを選べる仕組みだ。
我々は席を立ちたくさんのケーキが並ぶショーケースの前に立った。


ケーキをチョイスする高松氏。何しろ外したくはないので慎重に見極める事が肝心だ。恐ろしい程に冷静な高松氏。

自分好みのケーキを選び、席に戻るとほどなくして先ほど選んだケーキと飲み物が運ばれて来る。
このセットで600円は安いかも知れないな…そう思いながらibookを起動する為の準備に入る。


二人ともイチゴ系。紅茶は高松氏の物。高松氏撮影。

早速ibookを開いている高松氏に「どない?」と聞くと
「どれどれ、ちょっと待って下さいよ…えーと…」


「3つあります!」
との返事。お、これは期待出来るな~と思いながら俺もibookを起動してみる。

「え?今電源切ってました?だっさー…」

電源切ってんのがダサイとはどういう感覚なのだろうか…。
それはさておき、どれどれ俺も早速スポットをチェックしてみよう。


久々にかすみちゃんでも使うか…

「3つとも鍵付いてるで」

「まじっすか!?うっそー!」



「ほんまやー!どれも繋がりませんやん!ああああああネットしたい!したい!」

天の邪鬼な性格、いや天の邪鬼が彼の代名詞と言ってもいい程の高松氏はいつも繋がらないと猛烈にネットしたくなるという症状に見舞われる。この日もしかり、彼のネットしたい病が発動してしまった。

しかしここは堀江。最近ではセレブの街として知られ、90%ぐらいの人が今流行の小さい犬を引っ張っている街だ。
この街は我々パイレーツを受け入れてはくれないと思い知らされた瞬間でもあった。
店内のメイ…スタッフの冷たい視線…入り口でケーキを選ぶ子連れの主婦の蔑むような視線…奥のケーキ工房からこちらに注がれる槍の様に厳しい視線…それらが一手に背中を向けた高松氏を飛び越えてこの俺に注がれているのだ。


こうなったらヤケ食いじゃー!的に紅茶を飲む高松氏と、それを涙を堪えながら写真に収める俺。


食いまくったるどー!オルァ!オルァ!

残念ながらここではスポットを見つける事は出来なかった。しかし、この堀江をいう土地のルールを薄々身体で覚えて来たのか高松氏は以前のように店内をうろうろする事もなく、精神的に一回り大きく成長したようだ。俺は目頭の熱くなる思いで店を出た。帰路につきながら、高松氏とこの萌え…もとい、ケーキ屋のシチュエーションから見て、必ず近所に無線LANは存在するとの読みで近日中のリベンジを固く誓いあって、この日の航海は幕を閉じたのだった。

アップルコンピュータ
Apple MacBook 13" 2GHz Intel Core Duo/512MB/ HD80GB/ SD/ Black [MA472J/A]
アップルコンピュータ
Apple MacBook 13" 1.83GHz Intel Core Duo/ 512MB/ HD60GB/ Combo/ White [MA254J/A]
アップルコンピュータ
Apple MacBook 13" 2GHz Intel Core Duo/ 512MB/ HD60GB/ SD/ White [MA255J/A]

俺が籍を置くバンドがホームとしているクラブがある。
SUNSUI

鰻谷というロケーションも手伝ってか普段の仕事場からすこぶる近いにも関わらず「日常」を忘れさせてくれるスポットでもあり、ライブ以外にもお世話になる事も多々ある。そんなSUNSUIには今年に入ってからというもの大体毎月一度ライブで参加させてもらっている。今回もライブでSUNSUIにお邪魔した時の航海である。

ライブの前日、年末あたりからよくつるむ事が多くなったco.burn氏に連絡を入れてみた。なぜなら前回、組織の集まりでの事…

「あの~パイレーツは最近やってないんですか?」
「はぁ?」
「…いや、僕もibook買ったのに…呼んでもらえないんで…」
「…」

その場はスルーしてやり過ごしたのだが、急にこのやり取りを思い出したからだ。それならば覚悟して頂こうという事で「明日ibook持って4-5時に集合」と言い放っておいた。

さてライブ当日、サウンドチェックも終えていつものメキシカン料理の店へREDのVo. AKILLAとローと一緒に出かけ、どこへ行ってもお決まりのメニューを決めてそれ以外は頼まない俺はもちろんいつもの「ベジタブルブリート」をたいらげてヒマを潰し、約束の5時を狙ってSUNSUIに戻った。5時を2分回った所でco.burn氏が緑の折りたたみ自転車で登場、心なしかソワソワしている様子だ。「おい、時間に遅れるとはどういう了見だ…」と言い放って、俺は目的地へ向かって歩き始めた。「ど、どこへ行くんですか~!?場所はもう決まって…」co.burnがその台詞を言い終わる前に振り返り、オーバーに指をさして見せた。「そ、こ、や。」
SUNSUIを出て右へ10m程の所に、長堀通りからも鰻谷通りからも入れるカフェ、「COLOMBIA」がある。たまにサウンドチェック後のひと時をここで過ごすのだが、良く考えると今までに一度もパイレーツした事がないのだ。壁にペンキを塗っただけの手作り風の落ち着けるお店だけに、ネット接続が可能となるとかなりポイントが高い。しかも俺の好物であるコーヒーの味もかなりの高得点とたたき出している。

地下はジャズ喫茶、1、2階はカフェ、3階はアパレル店と、面白い作りのビルだ。1階のカフェのテーブルがやけに小さくとなりの席との距離が異常に近いのも特徴である。おまけに地階へと誘う階段の上にはこう注意書きが貼ってある。

「ここはジャズ喫茶です。会話したい方は入らないで下さい」

なんという素敵な注意書きだろうか。今思うとあの注意書きも写真を撮って来るべきだったのかも知れない。鰻谷側から入って右の壁沿いの小さなテーブルに腰かけて、オーダーをする。
「コロンビアラテ、ホットで」
俺は夏でもコーヒーはホット派なのだ。そしてここでももちろん、これ以外の物を注文する事はない。
注文の品が運ばれて来ると、co.burn氏は腹が減っていたのか一心不乱に貪りついている。カレーとアイスコーヒーという王道を突き進むかの如きオーダーだ。小振りなカレーを平らげるまでにそう時間はかからなかった。早々にアイスコーヒーをせかして、co.burnがおもむろにテーブルの上に中古で購入したというibookを置く。ステッカーは全てスケート関係という気違いっぷりを発揮している。俺のibookは14インチだが、co.burn氏のibookは12インチと多少小さく、このコロンビアのテーブルの大きさにも良く馴染んでいる。俺の14インチは大き過ぎるだろうなあ…と思いながら、処女航海でもあるco.burn氏の動向を見つめる。


カレーを早食いするco.burn氏。氏は最近スケートを始めたのだが、年齢というハンディを物ともせず持ち前のガッツと精神力でグングンと伸びているスケーターだ。


さっさとカレーを葬り去ってアイスコーヒーにたどり着く。こう見えても一児の父、お子さんはもうすぐ中学という俺と同じ歳だ。

「さて、スポットはあるんでしょうかねえ…」と問いかけとも独り言とも取れる程の声でco.burn氏が呟く。「さあ、どうだかね…」と俺は心の中で返事をする。ふとco.burn氏の液晶を見ると見慣れたキャラクターがデスクトップに並んでいる。


かすみちゃんだ。さすが新しい物はすかさず取り込むハングリー精神旺盛な彼の性格を窺わせる光景でもある。

しかし、co.burnは「えええ~こんなにスポットがあるのに、どれも入りませんわ…」と言う。俺はすかさず「え?君のibookもしかして偽物ちゃうん?」と言いながら鞄から自分のibookを引っぱり出し、テーブルの上に置いた。co.burn氏の画面には一応ダイアログが出現しているのだが。


co.burn氏のibookのダイアログ。これが出ると通常は殆ど入るのだが…

彼のibookにはいつまでたってもアンテナが立つ気配がない。しかし俺の方は、開くと同時に違うスポット名のダイアログが出現、「はい」を選択すると、スピーディーにfirefoxが起動しトップのgoogle IGを表示する。

「…思いっきり使えてるで」
「ええっっホンマですか!?僕のは入らないんですけど…何でなんですか??」
「気合。」
「…」

一通り調べてみる事にする。ブラウザの起動、接続速度にも問題はなく、デフォルトのメールブラウザ、サファリも問題なく送受信が可能だ。俺のibookには問題点は見つからない。しかしco.burn氏はやっとの思いで繋がったスポットさえも、速度も遅くトップの表示さえもままならない感じだ。

「位置ですかねえ!?これ、おかしいですよねえ!?」としきりに言っている。俺は問題なく接続しているので満足しているというのに。先ほども述べたように、ここのテーブルは本当に小さいので位置はあまり左右しないと思う。やはりパイレーツとしての年季と気合の問題ではなかろうか…


途方に暮れるco.burn氏。見た目は恐ろしいが、俺の友人の中でも1、2を争う人の良さを誇る。


俺の繋がったスポットはこれ。名前もデフォルトのままのようだ。「T」のシリーズは確かパスの必要なスポット。

非常に満足している。左に少し見にくいが注意書きがあるのがお分かりだろうか?

co.burn氏の処女航海は、本人的にはあまり満足の行くものではなかったようだ。しかしこれでへこたれる訳はない。来月にはco.burn氏の在籍するバンドとステージが控えている。彼はその後、この日の出来事について語ろうとはしないが、心の内では密かに復讐の炎を燃やしているのだろう…。

コロンビアラテは500円、最初から加糖してありコーヒー、牛乳、砂糖の割合が文句なしの逸品。
場所は長堀通りの東急ハンズの丁度反対側あたり。とにかく1階鰻谷側では接続が可能な事が判明した。とにかく内装も良く落ち着けるスペースなので是非利用して頂きたい。

アップルコンピュータ
Apple iBook G4 1.42G/14.1/512/60G/SuperDrive [M9848J/A]
アップルコンピュータ
Apple iBook 12" (1.33GHz, 12", 512, 32V, 40G, Combo, AM, BT, 56k, E) [M9846J/A]

さて、事務所の下で待っていると、向こうから派手な出で立ちの若者が歩いて来る。
彼の名前は「栗瀬ユウタ」という。高松氏といつも一緒に行動しているバイク乗りでもある。
この高松氏もユウタもバイク界ではトップスタ-だというが、俺の印象では二人とも普通のいい奴だ。

さて、新たなパイレーツも加わった事で、我々はもう一件行く事になった。
「せやけどこの辺りもう出尽くしたよなあ…」
このブログを始めてからというもの、この辺りのカフェはほとんど制覇してしまっている。
我々は舵を失った海賊船なのだ。
頭の中にこの付近の地図を描きながら考えていると、新しく出来たカフェがある事を思い出したので、そこへ向かってみる事にした。とりあえず向かう最中はいつものように雑談だ。

事務所からすぐ近所なので、わずかな時間で目的地に到達。アメリカ村から周防町を抜け四ツ橋を渡った所に出来た新しいテナントビルの路面にある「takatora」というお店だ。店内は数人のOLとおぼしき人物が楽しそうに雑談している。
ビルの雰囲気からも察してもらえるだろうが、もちろん我々はこのお店の雰囲気をブチ壊している事に間違いない

カウンターでオーダーをして受け取る近頃よく見かけるタイプのお店である。普通にコーヒーをオーダーする。

コーヒー300円(量少なめ)
プレーンシュークリーム300円
マンゴーネクター350円
パニーニチキン380円

量が少ないのは、コーヒーカップが小さいからなのだが、向かいにjojoがある事を考えるとこの大きさは我々には多少物足りない。jojoのコーヒーは同じ値段帯だが、もっとカップが大きく量も多いのだ。コワくてLなど頼めないぐらいの大きさだ。このお店では他に、シュークリームを売りにしているらしい。久しぶりにスイーツでもむさぼってみるか…と普通のシュークリームをゲット。値段は高いが、こちらはとてもおいしい。大きさは普通といったところか。

オーダーも揃った所で早速パソコンを開いてみる。閉じて強制スリープがパイレーツの基本、開けばすぐに電源ONの状態だ。が、欠点もある。無線LANだけはスリープ状態でも常に探っているようで、開いた瞬間にアンテナ表示で結果が分かってしまうという、少々楽しみに欠ける部分も持ち合わせている。店内で開いてみた瞬間に結果がわかってしまった。この店内では無線LANは存在しないようだ。ビルの中はアパレル関係のテンポがメインなので、そちらへとパソコンを向けてスポットの有無を確かめてみる。


右がブログ初登場のユウタ。いかにもやんちゃな感じの外見だがかなりのしっかり者。

高松氏は小腹が減ったとの事でパニーニなる物に挑戦中。

※高松氏の目を見てはいけません。

お見苦しい場面をお見せしてしまいました。申し訳ございません。
ユウタ君のさわやか画像をお楽しみ下さい。

…あまりさわやかではなかったがこの際、我慢してもらうしかない。おっとりした感じではあるが、語りも熱く、ライディングも生で見た事はないが相当に熱い選手である事は間違いない。

向きを変えても無線スポットは発見出来ない。かくなる上は、外へ出るしかないな…

このお店は四ツ橋沿いにあるが、ビルが少し奥に建っているのでお店の前にスペースがあり、そこにもテーブルと椅子が並んでいるのだ。四ツ橋沿いともなればたくさんのビルもあり、たとえ少々離れていてもスポットの10や20出るのではないだろうか。そう期待しながら外に出てみたものの、いくら探してもスポット名が発見出来ない。たまに出るには出るのだが、よほど遠く電波も弱いのだろうか、更新してみると同じ名前を見つける事は不可能という感じだ。
次々に場所をずらしながら更新してみると、一カ所だけ微弱ながらスポット名が消えない場所があった。表のテーブルの一番歩道側の丁度真ん中辺り。そこに一カ所だけ、なんとか接続可能なスポットを発見する事が出来た。


この一カ所だけ接続する事が出来る。
しかし、速度は激遅。ネットを存分に楽しむという感じではない。
時間帯が遅かったので、もう少し早いとオフィスのスポットが存在するかも知れないので、次回は昼に検証に来たいと思う。スペース的にはとても広く落ち着ける場所なので、是非無線スポットを獲得したいスポットではある。


前回、SHUHARIにて敗北を喫した我々は一度オフィスに戻らねばならなかった。
オフィスのあるマンションの下で高松氏の携…無線が鳴り何やら話している。
どうやらもう一人加わるようだ。こちらへ向かっているとの事なので、我々はオフィスの下で待つ事にした。その最中にibookを開いてみた。


まだ敗北のショックから立ち直れない筆者。

しかし、いくつかのスポットを発見する事が出来た。

が、喜ぶのはまだ早い。この場所は歩道だが、植木のせいかやたらと蚊が多くて長い間座っていると危険なポイントでもある。ので入るという事はお伝えするが、あまりおすすめのスポットではない。おまけにたくさんのスポット名は出現するが、接続の速度はイマイチで更におすすめ出来ない。

ある日の午後だ。俺は最近ご無沙汰している高松氏にパイレーツ無線を使い連絡してみる事にした。無線の周波数を高松氏に合わせ、ボタンを押す。

「プルルルル…ガチャッ もしもし」
「おお高松氏、集合。 ピッ  ツーッ ツーッ ツーッ」

簡潔に用件を伝えた。

夕方頃に高松氏がオフィスへと現れる。相変わらず元気そうだ。
高松氏は以前にも言ったがマウンテンバイクのレーサーなので、日本国内あちこちを忙しく飛び回っている。前の日に大阪に戻って来たとの事で、やはり電…いや無線で連絡したのもファミリーとしての絆がそうさせたのだろう。


オフィスに着くなり「さ、行きましょうか」と、なかなかせっかちな高松氏だ。
俺達は航海への必需品を持ち、大海原へと繰り出すのだった。

まずは堀江のオレンジストリートの1本南を西へ、なにわ筋を渡ってしばらくの所にあるカフェ、SHUHARIへと向かった。オープンテラスが目をひくカフェで、普段はたくさんの人で賑わっているのをよく見かける。我々が到着した頃は中途半端な時間帯という事もあってか、我々の他に2組といったところ。
ここは食事も充実しているのだが、今回は食後なのでコーヒーのみのオーダー。

ホットコーヒー400円
アイスコーヒー450円


ナプキンで一日の顔のヨゴレを丹念に落とす高松氏


店内の席に座ったのだが、オープンテラスのあるお陰で外の景色が広々と見え、
おまけに目の前は公園というなかなかのシチュエーション…に我々二人がお茶を飲む昼下がり。


このように通りがばっちり見える。(※背景をご覧になるための画像です。高松氏の目を見てはいけません。)



コーヒーの到着を待ち、いそいそとibookを開ける。このなにわ筋を渡ったあたりは最近お店も増えたし、この辺りは以前からマンションなどの住宅も多い事からかなりの期待度である。復帰第一戦だ、ここは何としても3本は立てたい所だ。期待に胸を膨らませながら、スポットが表示されるのを待つ。



暗めの表情で一枚。新しいTrigger帽子。


ところが待てど暮らせどスポットが表示される事はない。
正確には一つ表示されるのだが、パスワードが必要で侵入は出来ない。
復帰第一線は辛くも我々の敗北のようだ。
何度も確認してはみたものの、一向にスポットは表示される事はない。
我々は敗北を確信しながら、今後の動向についての会議を開始した。

ここで高松氏が一言
「あああああああ~つまらんな~ネット繋がらんかったら無性にネットしたいっすわ!」
高松氏の天の邪鬼な性格が垣間みれる名言。
確かにネットが繋がらなければカフェでパソコンを開いている意味はまったくないのだが。

なんだか話はいつものようにあらぬ方向へと向かってしまい、コーヒーの味は全く覚えていない。
いや、以前にもここのコーヒーを飲んだ事はあるのだが、普通のカフェ系コーヒーといった感じだと思う。

しばらく更新していなかったこのブログだがこれからガンガンまた更新して行こうと思う。
しかし残念な事に復帰第一戦をスポット発見で飾る事は出来なかった。我々は肩を落としオフィスに戻るのだった。
名古屋の後、横浜での2バンドライブ、そして山梨へと移動。
前回は車のトラブルに悩まされたが、今回はスムーズに移動する事が出来た。
KAZOOホールはスタジオとライブハウスが一緒になった建物。
もともとパチンコ屋だったという話だ。ライブハウス側に入り口にその名残りを見て取れる。
駐車場完備、楽屋もとても広い。この日はたくさんの地元のバンドと一緒にライブする事が出来てとても楽しかった。

しかし周りには何もないので、時間を潰すのにどうすればいいのか悩む。
他メンバーやスタッフ達はライブ前の一杯ということで居酒屋を求めて旅立ったようだ。
俺はこの日はあらかじめ買っておいたカロリーメイトフルーツ味が食事だ。
口の中をパッサパサにしながら何か暇つぶしを考えているとふいに楽屋でネットが繋がるかどうか試してみようと思い、ibookをおもむろに取り出す。
離れた所に一軒家がちらほらあるだけなので、まさかネット接続の可能性はないな~と思いながら起動してみると、予想を裏切り繋がるではないか。予想外で繋がるというのはうれしいものだ。
その他にもいくつかのスポット名を発見するも、パスなしは一つしかない。
速度はまあ繋がるが、電波の状況の悪さもあってすこぶる遅い。恐らくはこの敷地内にあるスポットだとは思うが、アンテナはかろうじて小さい点が一つといった状況だ。しかし時間を潰すにはもってこいだ。

しかし広い楽屋だな~。各バンドの楽器とメンバーがちらほらいても全然平気。


3日間のツアーを共にした仲間達を尻目に一人ネットに興じる俺。

しかし回線速度に負けて、途中からはAVIファイルの映画を見て過ごしたのも事実だ。
ジェイ役、なかなかいい滑りしますなあ。トニー役はちょっと優雅感に欠ける。

この日で無事ツアーも終わり、大阪への帰路へと着くのだった。
あれはいつだっただろうか…
まだ2005年だったような気がするが、写真を今更見つけてしまったのでUPしない訳にはいかない。名古屋、横浜、山梨と3日間だけのツアーを行った際のネタだがこの機会に更新しておこうと思う。最近いろんな方面から「ブログいつ更新するのか」とツッコミを頂き、最近実に更新を怠っておる自分に気づいた所存だ。しばらく更新もなかったのに85位と最後に見た時よりランク上がってるし気分も上がるというものだ。

さてツアー初日。機材のトラブルはあったものの、問題なくライブは終了。さて、ブログ用に航海でもするか…と思い、ibook片手に表へ飛び出した。すると…



なんだこいつはっっ!!??


見た事のないキャラに読者諸君も驚きを隠せない事だろう。
彼こそは無断でパイレーツを名乗り、偽パイレーツ日記をmi○iにアップしてしまい、オリジナルパイレーツのメンバーから命を狙われているというエロス君(仮名)である。
彼は最近悩んでいる。それはどうでもいいのだが、無断でパイレーツを名乗ったとあってはキャプテンとして許す訳にはいかん。俺は奴を問いただした。

「おい、電波入るんか?」

お尋ね者はうっかりとしっぽを出してしまいとうとうその現場に遭遇し無事お縄頂戴となった。めでたしめでたし。

終。


ああ、まだ自分の事書いてなかったな。

「入りますよ!弱いですけどね」

ほほう。

では俺も早速トライ。



いやあ俺実はアメリカ人だったんです。嘘。

ファミリーとして旅を共にするロー君(アメリカ産)と俺。
ロー君はいつも俺のパソコンを見ると
「あのー、俺もホットメールチェックしたいんだけど…」と言う。
もちろん寛大な俺は彼の申し出を断った事はない。

もちろん彼にメールが来ていた事もない。

ここは実際電波は入るものの、かなり制限が厳しく、殆ど使える状態ではない。いくつかのスポットは発見出来るのだが、パスワードフリーのものは一つしか存在せず、発信源から距離があるらしくメールを拾うのにもかなりの時間を要する。つまり、おすすめ出来るスポットではないという事だ。しかしこの近所にはベジタリアン中華の健福もあり、街も新しく綺麗で落ち着ける場所でもある。またこのZIONに関して言えば、機材の搬入がとてもスムーズに行えてとても出演者にとってはいいクラブと言えるだろう。音がオーディエンスに吸われてしまうのが欠点ではある。


数少ない読者の皆様、こんにちは。
今年もパイレーツ頑張りますので、応援よろしくお願いします。
最近更新が少ないのはスルーの方向でお願いします。

先日、4SK氏と一緒に今年の目標と方向性を話し合い、以下の項目が決定しました。
■今後はカフェに限定しない。大阪市内も出来るだけ離れ、大阪府下全域を航海先とする。
■ジャンル別ランクで30位ぐらいになったらTシャツとキャップを販売する。

以上が決定いたしました。
あと、最近登場しない高松氏へのはげましやおちょくりのコメントもお待ちしております。
それでは今後ともパイレーツをよろしくお願いします。

「味!仙! 味!仙! 味!仙!」


名神高速道路を走りながら、俺とクンピースポーツの二人は車内で盛り上がっていた。大合唱である。

名古屋の週末は熱い。今最もパワーのある都市でもある、街も明るく人々の表情のも明るさが感じられる街、名古屋。もちろん、万博の影響もあるのだろうが、それ以外にも住民の人情や優しさなどが溢れている街だ。

今回俺は、鶴舞駅の近くにあるオリエンタル•ストリート•サービスという店の中で週末恒例のライブペイントに誘って頂いた。急なブッキングにも関わらず快く迎えてくれた関係者の皆様にこの場を借りて感謝を捧げたいと思う。そして、今回の為に愛車を出し同行してくれた俺の兄弟、クンピースポーツ氏にも。

さて、自分の描いている時間は写真を撮る事などさっぱり忘れているので後に完成写真を載せるとして、少し開始時刻より早く現地到着した俺たちは、もう待てないという感じでOSSのオーナーのカズ氏に「味仙へ行きたい!道が分からないので教えてくれ~!」と教えを請うた。

さっそうと車に乗り込み、俺たちは名古屋へ来たら必ずと言ってもいいほど来る名古屋の中華料理の名店、味仙へと向かった。

広い店内は中華料理店らしい作りで、なかなかに繁盛している。いつ来てもここは活気に満ちあふれている。大阪の某中華チェーンにも見習って欲しいところだ。

味仙に到着、満足気な笑顔のクンピー氏。

コップに注目。味仙のロゴが熱い。

ここは「台湾ラーメン」というのが有名で、ひき肉とたっぷりの唐辛子で真っ赤なスープが決めてのメニューがある。

が、しかし俺はいつもここで食べるものは決まっている。
この店の中でも1、2を争う人気メニューでもある「青菜炒め」である。青菜と、無造作に切られたニンニクを炒めただけのものだが、素材がいいのか調味料がいいのかそれともその両方なのか、とても真似の出来ない味で、かなりの高い評価を得ている。

青菜炒め 580円
ニラ玉子炒め 790円
天津飯 690円
ご飯160円


これが青菜炒めだ!


俺はこの日、ご飯を2杯食べた。そのくらい食欲の進む料理なのだ。現にここへ来てからというもの、愛想もあまりよくなく、料理もさっぱりの地元大阪のチェーン店には一度も行く気にならない。一昔前は大阪の料理はうまい!人も愛想があっていい!と言われていたものだが、それももう昔の話である。

食の進むクンピー氏。ファッションセンスにも脱帽。彼も水戸に出展した作家でもある。


ちなみに読者諸君はこの店のほぼ中央に座った我々が、インターネットに接続出来たとお思いだろうか?答えはもちろんノー、だ。
パスワード付きのものさえ発見する事が出来ないのだ。
しかし、この店に来られて青菜炒めを食べられただけで十分満足した俺たちは、時間も近づいて来たのでOSSへと戻った。

ノオオオオオオォォォォォォッッ!!!



3時間以内に仕上げなければいけないのでのんびり描いているヒマはない。最初のうちからスパートをかけて完成へと向けて黙々と作業を進める。しかし、我々お絵描き人間としては、完成図が見えているなんて事は毛頭ない。ただその場の雰囲気と、なりゆきで仕上げて行くのみである。なんとか時間通りに完成させた俺たちは、友人達がそう遠くない場所でパーティーをやっていると聞いてその会場へと向かう。そこでは以前、東京編でゲスト出演したGANION-UNO氏、それにDJ BAKUに、初の女海賊として華々しくデビュ-を飾り、最近はアメリカでのリポートも届けてくれた吉岡さんにも会う事が出来て、朝までハングアウトして満足な一日を終える事が出来たのだった。

ちなみに当日の作品。


こんな感じに仕上がりました。
毎週木曜日に、パイレーツとは関係なく活動している組織に属している俺は、その日も定例会に参加した。この日は活動中にさまざまなハプニングがあり、組織の目的はなかなか思うように遂行出来ずにいた。そんな中、ヨドバシ前で更なるハプニングに遭遇。問題を抱えた我々は頭を悩ませている最中だった。

しかし、その場を離れる訳にも行かないのだ。そういう時間が流れると
「あーメールチェックしてえなあ…」
と思うのが人情というものだ。俺はヨドバシの前の幅の広い歩道に座り込んでおもむろに鞄を開けた。ヨドバシには期待していなかったが、俺の予想では、その向かいの阪急ホテルにLANが装備されていればこの反対側の歩道でも入る距離だと踏んだからだ。さっそくibookを起動。歩道で。


いや、前回の航海中に広い待ち合わせ場所で座り込んでいる俺にはもう怖いものはない!!


ピンぼけしてしまったが、これがここのスポット名である。もちろんパスワードも必要ない。

結果はばっちり入り、満足である。記念のサービス(?)ショット。


この場所は深夜でも入る優良な無線スポットである。ただし、どこのものかは不明。

しかし最近はこの組織の活動も多岐に渡るものとなり、次第に人数も増えていて当初の目的を忘れてただの食事会になったりもする。